節電になるって本当?冷暖房の効率がUPするシーリングファンの効果
2016/08/15
ritsuho
2016/06/24 更新
シーリングファンで節電とか、話には聞いたことはあるけど、本当に節電の効果なんてあるの?見た目はおしゃれだし、本当に効果があるならつけてみたいけど……そんな風に考えているあなたに、シーリングファンによる節電効果についてご紹介します。
シーリングファンの効果を説明する前に、まずはシーリングファンがどういうものかをご説明します。
こちらがシーリングファンです。天井で回っている大型の扇風機のようなものですね。おしゃれなレストランなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。
こちらはシーリングファンにライトがついたタイプです。最近はこちらのタイプのシーリングファンが増えてきているようです。
こちらはシーリングファンを実際に使用している映像です。どのくらいの速度でシーリングファンが回るかよく分かると思います。
上の動画を見てもらうと分かると思いますが、シーリングファンはそこまで速く回るものではありません。果たしてこのスピードで節電効果などあるのでしょうか?
それでは、シーリングファンの節電効果について説明していきたいと思います。
シーリングファンに対しての一番の疑問は、なぜ節電効果があると言われているのか、というところでしょう。
一番初めにシーリングファンがどういうものかを書いたときに、天井で回っている大型の扇風機のようなもの、と書きました。
ではシーリングファンの節電効果とは、扇風機と同じ?風を起こすことによって体感温度を下げることができるので節電の効果がある、ということなんでしょうか?
でもそれなら扇風機でいいのでは?扇風機も節電に効果的ではあるだろうし。そもそもそれほど回転スピードのないシーリングファンって扇風機みたいに涼しくないんでは?
いえいえ、そういう事ではないんです。シーリングファンは扇風機のように、体感温度を下げることによって節電効果を生み出す、というわけではありません。
ではシーリングファンの節電効果とはなにか?それは、部屋の空気を循環させることによって発揮されるものなんです。
ですので、階段や、吹き抜け、寝室など空気がたまりやすい場所があるところではシーリングファンの効果を感じやすいと思います。
シーリングファンによる空気の循環によってもたらされる節電効果についてご説明します。
ご存知のように、冷たい空気というのは下に溜まります。これによって、部屋の特定の部分は冷えているけど他は暑い、という状態になってしまい、エアコンの設定温度を下げたりします。これを打開して、節電効果をもたらすのがシーリングファンなんです。
こちらの画像を見てもらうと、シーリングファンがどのようにして節電効果を生み出すのかが分かりやすいと思います。
そして、上の画像を見てお気づきになられたかと思いますが、シーリングファンは夏だけでなく冬にも節電効果をもたらします。上にたまった温かい空気を下に循環させてくれるんですね。
同じような節電効果を持つものとしては、サーキュレーターがあります。こちらも空気を循環させることによって節電効果を生み出します。
さて、それではシーリングファンの節電効果は本当にあるのか?ということなんですが、これは本当にあると言ってしまっていいでしょう。上の画像にあるように、冷暖房ともに10%程度の節電にはなるようです。
もちろん、シーリングファンの節電効果には個人差があります。他人より暑がり・寒がりな人だったり、或いは冷暖房をあまり使わない、という人だとそれほど効果はないでしょう。
その辺りをしっかり踏まえて、自宅にシーリングファンが必要かどうか、節電を効果的に行えるかどうかを判断してください。
よし、うちなら節電効果もバッチリありそうだし、シーリングファンを買おう!と思われた方に、いくつか注意点をお伝えします。
まずはシーリングファンの回転方向について。シーリングファンによっては、どちらか一方向にしか回転させられないものもあります。これだと冷房か暖房、どちらか一方でしか節電効果が発揮できません。冷暖房の両方で節電効果を発揮させたい場合は、回転方向を任意で変えられるものを選びましょう。
続いては天井の高さについて。シーリングファンはかなり大きいので、天井の低い部屋につけたりすると圧迫感を感じることもあります。
いくら節電効果がほしくても、心理的に圧迫感を感じるような状況にしてまで付けるほどのものだろうか?と聞かれるとやはり考えものです。ある程度、高さに余裕がある部屋につけるのが理想でしょう。
最後の注意点としてはリモコンです。シーリングファンにはリモコンで操作できるタイプとそうでないタイプがあります。付ける場所によっては、リモコンがないとオン・オフが非常に不便で、もう面倒くさくて節電効果なんか知ったこっちゃない、ずっとオフでいいや、となってしまう恐れもあります。
以上、シーリングファンによる節電効果や注意点などをご紹介しました。せっかくシーリングファンを設置するなら効果的な場所・効果的な使用をできるようにしていきたいですね。
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