2015/11/04
AYAKA12321
2016/05/24 更新
今回はビオトープに適した鉢についてまとめてみました!手軽に自然を楽しめるミニビオトープは注目を集めています。ビオトープとは何か?ミニビオトープの作り方や注意点、おすすめの鉢などを紹介していきます。植物やメダカなどの生き物を手軽に楽しみたい方は必見です!
ビオトープとは
─生命:バイオbioと場所:トポスtoposの合成語で生物の生息空間のことをビオトープと呼びます。
その地域に住むさまざまな生き物が地域固有の自然生態系を構築していればすべてビオトープと解釈されています。
ビオトープの楽しみ方
最近では、植物や生物を自然の形のままに楽しめるとして、自宅でビオトープを作る人も増えてきたようです。庭に作る場合はかなり大掛かりな工事になることもあるようです。
手軽に楽しむ
鉢を使うことにより、小規模なビオトープを作ることも可能です。大きめの鉢サイズならベランダでも楽しむことができますね!
ビオトープの魅力
植物や生き物にはそれなりの維持・管理が必要ですが、ビオトープは自然を再現した形になっているため、それぞれの植物や生き物がお互いを補いながら共存していくため、維持・管理が通常よりも楽なのが魅力です。
今回は鉢で手軽に楽しめるミニビオトープの作り方について紹介していきます!
鉢
ミニビオトープを作る際には鉢はかかせません。水を貯めるので、水が貯まる容器であれば、なんでも作ることができます。どんな容器でも作れますが、鉢によっては水温の管理が難しいのもあるので注意が必要です。
お気に入りの鉢で作ってみましょう。
土
ビオトープには荒木田土を一般的には使用します。他にはスイレン用の土やビオトープ用の土などを使うこともあります。
ただ、これらの土は粒が細かく泥状になり植え付け、植え替えなどのときに扱いづらい面もあります。また、後々古くなった用土自体の処理にも困ることもあります。
水生植物用の土には粒の大きいものもあります。植え付け時も楽なうえ、あとの土も再利用しやすいので、おすすめです。
購入時には検討してみてもいいかもしれません。
水生植物
睡蓮などの人気の植物から様々な種類があります。ビオトープ作りにはこの水生植物がかかせません。しっかり花を咲かせたい場合は肥料なども必要になります。
鉢の大きさに合わせて、植物の種類を絞りましょう。
生き物
ミニビオトープには魚は欠かせません。メダカや金魚などがおすすめです。場合によってはタニシなどもいると水の浄化作用の助けになります。鉢の中に入れる魚によって、必要となる水は変わってくるので、注意が必要です。
水量はメダカが2リットルあたりで1匹。金魚で幼魚なら5リットルで1匹、成魚なら10~20リットルで1匹ぐらいを目安にするとよいでしょう。
鉢に土を入れてそのまま植物を植える方法
この方法だと、植物を植えるスペースが広く、より自然に近い形に見えます。
ただし、植え替えや掃除などの手間がかかってしまったり、植物がどんどん広がってしまうこともあります。
管理が大変になることもあるので、小さい鉢などにはおすすめです。
別の鉢に植え付けを行い、それを水鉢に入れる形をとる方法
掃除や水替え、植え替えなどの管理がしやすいのがこの方法です。また、使用する土の量も少なくて済むので、初期費用が安く済みます。
ただ、見た感じの自然感はやや損なわれてしまいます。
植え替え頻度の多い植物(スイレン、ハナショウブなど)や、大きい鉢のときはこの方法がおすすめです。
水の深さ
鉢に入れる水の深さは水生植物に合わせます。
水面から植物の根元までの深さは一般的には4~5センチ程度を目安にします。
スイレンやチャワンハスは5~15センチと少し深めにします。水生植物によって高さが異なるので注意しましょう。
真夏の対策に
真夏は熱くなりますので、すだれなどで日陰を作ってあげるとよいでしょう。
鉢の素材によっては、水温がどんどん上がってしまうものもあるので、側面にすだれを巻きつけるなどして調整しましょう。
その他、側面に巻きつけたすだれは鳥対策にも活用できます。
水のカルキ抜き
水道水にはカルキ(塩素)が含まれています。メダカなどの生き物を入れる前には、カルキをしっかり抜きましょう。
鉢に水を入れたら、10日ほどは放置しましょう。
ミニビオトープの作り方
こちらは鉢に直接土を入れて作る方法を紹介した動画です。初めての方は、どんな感じなのか動画を一度見ていると参考になると思います。
ここではビオトープに適した鉢を紹介していきます!
睡蓮鉢
ミニビオトープで人気があるのが、この睡蓮鉢です。見た目が良く、様々な種類とサイズがあり、お値段もお手頃なものから高いものまで様々です。
断熱性が高いため、夏や冬の水温管理は比較的楽です。ただ、重量が出てしまうので注意が必要です。
トロブネ
ビオトープ用の鉢ではありませんが、よく使われているのがトロブネ。小規模な工事などでセメントなを混ぜ合わせるために使用されるプラスチック製の容器になります。
工事で使用されるため、耐久性もあり、水がためやすく、水温管理が比較的楽なのが特徴です。
ただし、見た目はややオシャレさにかけてしまいます。
ひょうたん池
プラスチック製の鉢になります。本来は地面に埋め込んで、ビオトープを作りますが、そのまま置いても十分楽しめます。
トロブネの見た目がちょっとという方にはこちらがおすすめです。
ビオトープ用
ビオトープ用の鉢も売っています。水抜き栓などがついており、掃除しやすい構造になっているものもあります。
発泡スチロール
専用の発泡スチロールなども通販などで購入できますが、スーパーなどでもらえる発泡スチロールを鉢替わりにすることもできます。断熱性が高いため、夏や冬の水温管理が楽なのが特徴です。
ベランダ【100均のたらいビオトープ】めだか
こちらは100円均一のたらいで作られたビオトープです。安い容器も立派なビオトープはできますよ。まずは小さいビオトープから初めてみてもいいかもしれませんね!
水が貯まるものなら何でも大丈夫
水が貯まる容器なら、どんなものでもビオトープの鉢として活用できます。ただし、屋外に長期間置くことになるので、薄いプラスチック製だと劣化による破損が起きやすいので、ある程度丈夫なものを選ぶのが良いでしょう!
ビオトープを作る際に気を付けたいことをまとめました!
重量に注意
鉢自体の重さに加えて水を入れるので、鉢の種類によってはかなりの重量になることもあります。ベランダの場合は、重すぎると危険な場合もあるので、注意をしましょう。
ビオトープをやめるとき
ビオトープをやめるときは、鉢の中の生き物を川や池などに放流しないようにしましょう。
人の手が加わった生物は、本来の生物と変化している場合があり、生態系を崩してしまうこともあります。最後まで責任もって、処理を行うようにしましょう。
いかがでしたか?
ビオトープは一度作ってしまえば、数年はそのまま楽しめることが多いのが特徴です。水温管理も鉢を工夫すれば、それほど難しくありません。身近な家で自然に癒されてみてはいかがでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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