2016/02/22
まろまろんまま
2019/10/31 更新
暑い季節がやってきます。みなさんは扇子を使いますか?オシャレな柄も多いですが、気に入るようなものって結構いい値段だったりしますよね。そこで、好きな柄の扇子をごく簡単な作り方で自作してみませんか?でも作り方が難しそう…と思ったあなたに、裏技を教えちゃいます!
【この記事は2019/10/30に更新されました。】
暑い季節がやってきますが、みなさんは扇子を使っていますか?
涼しくて、柄がオシャレで、パチンと畳めばコンパクト。今日は扇子の作り方をご紹介します。
さすがに職人さんが作ったような芸術的な扇子は素人には無理ですが、100均の扇子の布を貼り替えることで簡単に自分好みの扇子が作れてしまいます。
少しでも自分で手をかけたものって、とても愛着がわきますよね。ここで簡単な作り方を見て、是非一度チャレンジしてみてください。
扇子は奈良時代から平安時代にかけて、男性貴族が大切なことを忘れないように書き留めるためのメモ帳の代わりに持っていたのが扇子の始まりだと言われています。
女性は男性と会話をする際、御簾越しでも顔を隠すために扇子を使っていたようです。今と違い涼しさを求めて使う使い方とは違っていたんですね。
その後、女性用の檜扇がファッション性を高めてゆき金彩や紅などで吉祥画を描いたりお洒落に進化しました。平安時代中頃になると、数本の細い骨に紙を貼ったもの現代のせんと同じものが作られました。
本当に作り方は簡単なの?私でもできる?と不安な方のために、最初に説明します。
作り方・極意
ここで紹介する扇子の作り方は
1.100均で扇子を買う
2.好きな布を用意する
3.布を張り替える
これだけです。
作り方・失敗してもめげない
手作りキットなども市販されていますが、こちらの作り方なら失敗しても気軽に作り直せるのでオススメです。
作り方・準備するもの
まず準備するものはこちらです。
・100均などで買った扇子(ポリエステル製)
・お好きな生地(薄手のもの)
・木工用ボンド
・マスキングテープ
作り方・ベースの扇子
作り方というより材料の選び方ですが、ベースにする扇子は骨の数が少ないものを選ぶと、作り方が簡略化されて楽になります。
作り方・布は薄いものを
布の厚みは作り方に影響しませんが、厚すぎるとうまく畳めないかもしれません。扇子はパチンと畳めてこそなので、なるべく薄手のものを選びましょう。
作り方・下準備
扇子を開いた状態で、布を張ってない側にマスキングテープを貼って固定します。これは布を剥がした後バラバラにならないために行います。
※マスキングテープの角を布の位置に合わせておくと、張りなおす時の目安になります。
それでは実際に扇子の作り方をご説明します。
作り方①布を剥がす
100均のポリエステル製の扇子だと、この部分は結構簡単に剥がれます。縁に貼ってある和紙のようなテープも剥がしてしまいましょう。
作り方②裁断する
先ほど扇子から剥がした布にアイロンをかけたら、新しい生地にまち針で留めましょう。これを型紙代わりにして裁断します。余裕を持って1cmほど大きめに切ることをオススメします。
作り方②補足・型紙
大きすぎても後で切れるので、上部は扇子よりも1.5cmほど余裕を持たせましょう。左右は折りたたむので骨組の太さ分だけ大きくしてください。下の半円部分は切り取ります。
作り方③糊付け
薄く塗ると全部塗り終わるまでに乾き始めてしまうので、たっぷりとボンドを塗ってください。そんなに慎重にならなくても大丈夫です。
作り方④形を整える
まずは余った生地を5mmほど残して切り取ります。残った5mmにボンドをつけて裏側へ折り込みましょう。
作り方④アイロンがけ
折り目をつけて畳みやすくするためにアイロンをかけます。1本ずつ折ってアイロン、裏からもアイロン、これを根気よく繰り返してください。
※畳んだ状態のものをヘアゴムなどで縛って一日放置しておくと、折りたたみやすくなります。
これにて完成です。ステキな扇子ができましたか?余った布で同じ柄の扇子袋を作ってみるのもオススメです。
※畳んだ状態のものをヘアゴムなどで縛って一日放置しておくと、折りたたみやすくなります。
手作りでどの程度のものが作れるのか?
気になる人のために、ステキな実例集をご紹介します。
自分で染めた布を使った扇子です。まさに手作りの醍醐味ですね。房をつけることで高級感が増して、手作りとは思えない完成度になりました。
こちらも布を張り替えた手作り扇子です。骨組のところが凝った作りなので、かわいらしく仕上がっていますね。
お孫さんへのプレゼントとして、おばあさまが作った扇子です。自分で作ればどんな柄でも選べるのが嬉しいところ。
こちらは無地の白い扇子に色紙を貼って模様をつけたもの。とても簡単ですが、思い通りの柄にできるのが楽しいですね♪
無地の扇子を買ってきて、自分で絵や文字を書くというのも楽しそうですよね。何よりこれなら作り方も簡単です♪
使わなくなったハンカチやスカーフでも使えます。是非あなたも自分だけの扇子を作って、暑い夏を乗り切りましょう!
この記事に関する記事
Copyright© 運営事務局
【この記事は2019/10/30に更新されました。】