2016/02/14
よしこい
ご家庭でウォシュレットを利用されている方は多いと思います。簡単にお尻を清潔にできて便利だから海外でも浸透しているのでは?と思いがちですが、実はあまり普及していないんです。それは何故なのか?ウォシュレットが海外で浸透しない理由を調べてみました!
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駅やデパート、比較的新しい建物にあるトイレであれば当たり前のようについているウォシュレット。ご家庭でもウォシュレットを導入しているところも多いですよね。
海外でも日本のようにウォシュレットが一般的に備え付けられているんじゃない?と思う方、それは違うんです!
海外ではウォシュレットが珍しいようです。外国人観光客が日本でウォシュレットを使って感動するのも、他国では浸透していないからなんですね。
一度ウォシュレットを体験し、その感動からウォシュレットを買って帰る海外の方もいらっしゃるくらいです。
清潔&便利なアイテムは外国の方にも受けがいいんですね。
では、なぜ海外ではウォシュレットが普及しないんでしょう?
【ウォシュレット海外】水質の問題
日本の水は「軟水」ですが、海外では「硬水」の地域が非常に多く、この水質の違いが海外でのウォシュレット普及の妨げになっているようです。
【ウォシュレット海外】
海外で主流の硬水には石灰分が含まれており、これを使用すると石灰分が内部で凝固し、ポンプが故障したり、ノズルが詰まってしまったりします。
【ウォシュレット海外】衛生上の問題
日本ほど浄水技術が高い国は、世界中探しても非常に稀です。不純物の多い水を使用する事は、ウォシュレットの設置において決定的なデメリットとなってしまいます。
【ウォシュレット海外】
海外の水道水には不純物が多く含まれていて清潔でないため、人体に直接使用するウォシュレットには向かないんですね。
日本のように清潔な水を使えないことで、使い続けると病気にかかってしまう危険性があります。
日本人が海外で水を飲んだ際にお腹を壊しやすいのは、不純物の混じった水に体が慣れていないからです。
意識する機会は少ないですが、日本の綺麗な水があるからこそウォシュレットが安全に利用できるんですね。
【ウォシュレット海外】コンセントの問題
トイレと浴室が別々なのが一般的な日本では、トイレにコンセントがあるのは当たり前です。
しかし、ユニットバスが普及している海外では、トイレの傍にコンセントを設置するという発想自体がないようです。
日本でもユニットバスにはコンセントを設置していませんよね。
【ウォシュレット海外】防犯上の問題
日本は世界でも有数の治安の良さで知られています。
便器を壊される、ウォシュレットごと持ち去られるなんて想像もできませんよね。
【ウォシュレット海外】
イタリアなどでは便器を持ち去られる、破壊されるという事件もあるようです。
せっかくウォシュレットを設置しても盗まれてしまっては元も子もありません。
【ウォシュレット海外】
公衆の密室空間にウォシュレット等の高価なものを共同で使用させるには、壊されたり盗まれたりしない治安の良い環境であることが最低条件となってきます。
【ウォシュレット海外】
海外でウォシュレットを普及させようとするなら、こういった治安や意識の改善しないといけないため、なかなか普及しないのです。
日本のように犯罪が少ない国でないとウォシュレットの設置は難しいんですね。
中国人観光客による爆買いの対象はウォシュレットにまで及ぶようです。
【ウォシュレット海外】
秋葉原をはじめとする電気量販店で中国人が爆買いをしているニュースは耳にしたことがあるかと思います。
ウォシュレットを使った中国人たちはその便利さに驚き、爆買いに走るとのこと。
「汚い、不便」なトイレ文化で育った中国人にとって、日本の清潔で便利なウォシュレットに憧れがあると分析する識者もいるようです。
中国の水質や治安状況でウォシュレットが使えるんでしょうか・・・?
普及度はまだまだですが、ウォシュレットの魅力は着実に海外へ伝わっています。
【ウォシュレット海外】
ボーイング社の最新鋭の旅客機787にウォシュレットが搭載されたり、一部の高級ホテルで導入されたりするなど、少しずつ人気の兆候が見えてきています。
訪日した海外の大物芸能人も日本のウォシュレットにハマっているようです。
絶賛のコメントを残し、自宅に日本製の高級トイレを設置しているのは
マドンナ、レオナルド・ディカプリオ、ウィル・スミスといった錚々たる顔ぶれ!
【ウォシュレット海外】
海外ではトイレ事情はタブーなのだとか。
前述のような大物スターがカメラの前でトイレについて語ったことで大きな反響を呼んだそうです。
海外でウォシュレットが普及しない理由は以下の4点です。
・水質
・衛生面
・治安
・コンセントの問題
当たり前のようにウォシュレットを使えている私たち日本人は恵まれているんですね。
そのことに感謝しながらウォシュレットを使いたいものです。
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