2016/02/22
-nikochin-
2016/06/10 更新
日本の伝統的な和室、最近は個室ではなくリビングと一体化した和室に人気があります、そこには快適に暮らせる理由があります。リビングからフラットに続く和室の広々とした空間や、リビングに段差をつけ床上げした変化のある和室のメリットなどを考えて見たいと思います。
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家を作るときに和室の間取りをどうしようかと悩まれるかと思います。
和室を独立させるか、それともリビングと一体化させるか。家族構成や来客が多いなど、それぞれのお宅の事情もあることと思いますが、メリットデメリットなどを考えて見ましょう。
左はリビングと一体化した和室、右が独立した和室です。
まずパッと見ると一体化したリビング和室は広々としていて圧迫感がありません。逆に独立した和室を作る場合はどうしても壁が多くなりリビングも狭くなりますよね。
もちろん十分に広さのあるお宅ではそれでもかまわないと思いますが、限られたスペースの中で間取りを考えなければならない場合は壁をとって広く使いたいですね。
しかしながら、独立した和室にもメリットがあります。
和室を客間として使う場合、和室が独立していれば客目を気にせずにリビングに家族が出入りしてテレビを見たり食事をしたりできますよね。
中には後になって親御さんとの同居になり和室を使うことになってリビング和室だとちょっと・・・という悩みが出てくる場合もあるようです。
リビング和室のメリットは?
ではリビングと一体化したリビング和室のメリットはどうでしょうか。
もともと和室のメリットといえば、ごろ寝が出来る!というのが大きいと思います。
テレビを見ていても最初はソファで見ていたとしても体を伸ばしたい横になりたい、と思うこともありますよね。リビング和室ならそれも出来ますよね。
また家族が多い場合や、大勢のお友達を呼んだ場合はソファやイスの数を用意できないこともありますので、リビングに和室があると座ってもらうのに困りませんね。
さらに、和室があるとやりたいのはやはりこれではないでしょうか、「コタツ」です。冬はコタツ、いいですよね。エアコンがあまり好きじゃないという方もいると思います。
コタツに入ってテレビを見ながら寝る(叱られるパターン)という贅沢をしたいお父さんも多いんじゃないでしょうか。
そんなさまざまなメリットがあり快適なリビング和室、一口にリビング和室といってもそのデザインや間取りなどもさまざまです。
リビングのフローリングからフラットにつながる和室や、床を一段上げた和室、仕切りの有る無しや収納のなど、気になるオシャレなリビング和室について見ていきましょう。
リビング和室にしようと決めたかたも、リビングとのつなぎの床をフラットにするか床上げするかでまた悩みますよね。
段差のないフラットタイプにした場合のメリットはやはりリビングとの一体感です。
リビングと和室を同じ一部屋としてみることが出来て抜けるような広々とした空間になります。
例えば和室に仏壇を置いて親戚一同で法事などをされる場合、フラットなら人数が多くてもあふれることはありませんね。
また、和室に入るときに段差がなければお年寄りの方や小さいお子様がつまづいたりすることもなくなります。
特に赤ちゃんを寝かせておいて転がっても落ちる心配がないので家事をしていても安心ですね。
ではそんなリビング和室、フラットタイプの和室を見ていきます。
ゆったりした明るいリビング、大きな柱の奥にフラットに続く和室があります。
窓も大きくとって独立した和室よりも明るく開放感があるのが魅力ですね。
こちらのお部屋はなんと和室だけでなくデッキにもフラットでつながっています。
とっても開放感があって気持ちよさそうですね。晴れた日など畳にごろ寝してボーっとしていたいもんです。
仕切りがあるタイプのリビング和室です。
もちろん必要があるときには仕切って普段は開けておけばリビングも広く圧迫感がなくなります。
和室ですが洋風なテイストの壁紙や天井が可愛らしいです。
若いご夫婦と赤ちゃんのいるお宅だそうです。家事の合間もお子さんを安心して遊ばせられる素敵な和室ですね。
フラットタイプの和室のメリットはわかりましたね。
では床上げタイプの和室はどんなメリットがあるのでしょうか、見ていきます。
床上げタイプの和室のメリットは第一に目線の高さです。
畳に座る場合、リビングにいる人との目線の高さが低くなりますよね、床上げされた和室ならそれが解消され会話もしやすくなりますね。
床上げタイプの和室なら腰をかけることも出来ます。
家族との会話やテレビを見たりなどするのにいいですね。畳に寝そべった状態から立ち上がるのも楽なので快適に過ごせますね。
そして、見た目のオシャレさというのもメリットのひとつです。
床上げタイプの和室はリビングでありながら別の空間、ちょっと特別な空間に見えますよね。そんな特別感に惹かれている方も多いと思います。
収納を確保できる
クローゼットや押入れのような収納はどうしてもスペースが必要になりますよね。
床上げタイプの和室にする場合、床上げした床下に収納を作ることが出来るので写真のように引き出しタイプの収納を作ることも出来ます。
そして、床上げした床下一面を収納スペースとして作ることも出来ます。
これだけあれば普段使わない季節ものなどたっぷり収納できてリビング和室に収納家具など置かずに済むのでお部屋もすっきりしますね。
ではそんなリビング和室、床上げタイプの和室を見ていきます。
オシャレな床上げタイプの和室、ちょっと料理屋さんの個室のような雰囲気ですよね。
リビングの中にある異空間という感じです。
こちらの和室も素敵ですね。
左手側に格子戸が見えるので仕切ることができるんですね、来客時には外を眺めながら会話したりお茶を飲んだり、いいですね。
こちらも床上げ和室ですが、カウンターと隣り合わせていてダイニングになっているんですね。
床上げしてるのでカウンターの向こうのお母さんと目線が合って会話もできますね。テーブルは掘りごたつになっていて足が入るので快適ですね。
隣り合うリビング和室、イスに座る人と畳に座る人と一緒に食事ができる方法を見つけました。
いいアイデアですね、目線も合うので会話も弾みます。
こちらのリビング和室はとっても機能的、奥の棚に注目してみると、底上げした畳に座って勉強できるように作られていますよね。
最近はお子様の様子が見られることからリビングで勉強させているご家庭が多いといいます。こういうスペースがあると便利で親にとっても子にとっても快適な空間になることでしょう。
置き畳 縁無(へりなし)
リビングに和室が欲しい場合、このような置き畳を利用すると簡単にフラットタイプの和室が出来上がります。
リビングの一角に和室を作ってくつろげる空間が欲しい方におすすめです。ごろ寝したりコタツを置いたりできて快適に過ごせますね。
高床式収納ユニット畳
床を底上げするなんてリビングの工事をしないと無理と思っていませんか?
高床式収納ユニット畳なら置くだけでできちゃいます。もちろん収納も付いていて一石二鳥ですね!
いかがでしたか?
リビングと和室が一体化した空間はメリットがたくさんあるんですね。どんな間取りにするか、フラットにするか床上げするか悩みどころですが、家族で話し合ってみんなが楽しく快適に過ごせるようなお部屋を考えてくださいね。
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