秋の10月は花咲く季節!10月の人気の花を知って花博士になろう!
2016/10/25
黒猫やや
2016/06/14 更新
あま〜い香りと色あざやかな花の金木犀。お庭の樹木としても人気があります。育て方は難しくないのかな?大きくなったら剪定が必要だよね。いろいろ疑問が湧いてきますね。金木犀ってどんな樹木かということから、具体的な剪定方法まで調べてみましょう。
金木犀とはどんな樹木なのでしょうか
金木犀はモクセイ科モクセイ属の常緑低木で、世界に約30種ほど分布しています
日本で栽培されるのはギンモクセイやヒイラギなどです
金木犀の花
金木犀は秋に小さいオレンジ色の花を無数に咲かせます
その花の香りは良い香りながらも独特で、モンシロチョウなどへの忌避作用があります
秋に咲く花なので、秋の季語にもなっています
金木犀は中国南部が原産とされ、日本には江戸時代に渡来したと言われています
主に庭木として観賞用に植えられています
金木犀の花冠は白ワインに漬け桂花陳酒にしたり、茶に混ぜて桂花茶と呼ばれる花茶にしたり、蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香辛料に仕立てられたりします
金木犀の花言葉は「謙虚」
金木犀の香りのインパクトに比べて、葉や花の見た目はちょっと地味というところかららしいです
金木犀はどのように育てたらよいのでしょうか
日当たり
金木犀は日当たりの良い場所を好みます
日照不足なると枝がひょろひょろに育ってしまったり、常緑なのに葉を落とすこともあります
水やり
金木犀を地植えにしたのであれば、一度根付けば特に水をあげる必要はありません
鉢植えのものは、生育期に土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげましょう
肥料
金木犀の肥料は地植えの場合、2月ころに骨粉や鶏糞、草木灰などリン酸やカリの多く含まれたものがよいでしょう
油かすなどチッソの多いものを与え過ぎると、花付きが悪くなります
鉢植えは地植えに比べて肥料を多く必要とし、2月は地植えと同じようにし、さらに5月と開花前にリン酸分の多い化成肥料を与えます
病害虫
金木犀は強い花木で病害虫は少ないですが、風通しが悪いとカイガラムシやハダニが発生することがあります
適応薬剤を散布して駆除しましょう
選定も適宜行い、風通しに注意するのがよいですね
植え替え、植えつけ
金木犀の植えつけは厳冬期と夏を除き、新芽の出る3~4月頃か10~12月に行うといいでしょう
鉢植えよりも倍の深さと幅の穴を堀り、植え付けてあげます
鉢植えは、鉢に根が回ってきたら一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう
大気汚染
金木犀は排気ガスなどの大気汚染に敏感です
空気が悪い場所では花芽がつかなかったり、香りが弱くなることがあります
葉の表面が汚れるとこのようなことが起こるようなので、時々葉の表面を洗い流すように水をたっぷりかけると花付きが良くなります
金木犀の剪定はどのように行うのでしょうか
一般的には剪定は2種類あります
金木犀に剪定が必要な理由
金木犀に剪定が必要な理由とは、大きくなると7~8mまで生長するので限られたスペースでは剪定しなくては育てられないのです
また大きくなって乱れた樹形を整えたり、花をつけさせる為にも剪定は大切なんです
外側を毎年剪定する
花が咲ききった11月頃か2~3月頃に行います
11月は軽めに、3月頃は短くたくさんの枝を切り詰める強剪定をします
金木犀は常緑樹なので休眠期はなくいつ剪定をしても構わないのですが、花芽が付く前の剪定は避けましょう
外側をまるく剪定する
金木犀全体が丸みを帯びるように切りそろえてあげましょう
側面から上面の順番で荒く刈り込み、最後に上面から側面を丁寧に微調整しながら刈り込みます
枝抜き
外側の剪定を行ったあと、内側の枝を透かす枝抜きを行います
辛いあっている枝を透かすことで、風通しをよくします
防虫効果と日光も通しやすくなります
具体的な剪定方法は、枯れた枝や内向きに生えている枝、交差している枝のどちらか、真上に伸びている枝、下へ伸びている枝などを切っていきます
斜め上方向へ伸びた、向きが重ならないよう生えている元気な枝を残して剪定するのです
金木犀の切っても良い枝、剪定のコツはなんでしょうか
枯れてしまった枝は切ってしまいしょう
色が変わっていたり、艶がないのでわかると思います
真上に向かって強く伸びすぎている枝を立ち枝といいます
樹形が乱れてみえるので、付け根から剪定してあげましょう
立ち枝とは逆に、下へ伸びる枝です
下段の枝と交差してしまったり、やはり樹形を乱すので付け根から剪定してあげましょう
内側に向かって伸びている枝です
逆さ枝があると葉が込み合ってしまいます
風通しが悪くなる上、スッキリとした姿にならないので剪定しましょう
交差してしまっている枝で交差枝ともからみ枝ともいいます
枝の流れが悪くみえるので、どちらかの枝を付け根から剪定します
近い位置に平行している枝を平行枝といい、全体のバランスを見ながら平行しているどちらかのつけ根から剪定してあげます
他の枝に比べて、明らかに勢いがよく太く長く伸びている枝です
切りそろえた樹形から飛び出し樹形を悪くするので、深めに切り詰めるか付け根から剪定しましょう
金木犀は庭木として育てていれば、特に難しい花木ではありません
花が咲き終わった時点で剪定する習慣にしていれば、育ちもよく長く金木犀を楽しめますよ
ぜひチャレンジしてください
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