記事ID89102のサムネイル画像

    【予防法&解決法】下水のつまりを防ぐにはどうすればいい?

    下水のつまりはどんな住宅でも起こり得ることです。排水口からボコボコという音が聞こえてきたらすでにイエローサインが出ています。下水のつまりによって、いつ水が排水口からあふれ出してもおかしくない状態です。ここでは下水のつまりの予防法&解決法をお伝えします。

    下水のつまりの原因は?予防法は?

    キッチンの下水のつまりの原因

    まず、キッチンの下水のつまりの原因は、ズバリ「油」です。さすがに固形物をそのまま下水に流してしまう人はいないと思います。しかし、鍋や食器についた油をそのまま下水へと流してしまっている人は多いのではないでしょうか。

    たとえば、ラーメンのスープを飲み切らずに、そのままキッチンの下水へ流してしまうと……スープの成分に含まれる油脂(豚骨の油)などが下水管内で固まってしまい、下水のつまりを引き起こしてしまいます。

    鍋や食器に残っている油は、ウェスなどできれいにふき取ってから洗浄するようにしましょう。毎回の心がけで下水のつまりはずいぶんと違ってきます。

    トイレの下水のつまりの原因

    トイレの下水のつまりは、水に溶けないものを流した場合に起こります。最もやりがちなのは、ティッシュペーパーを流してしまうことです。

    ティッシュペーパーはトイレットペーパーに似てはいますが、水に溶けないものが多く、トイレのつまりの原因第1位となっています。

    また、赤ちゃんの紙おむつや生理用品などもトイレの下水のつまりの原因となりますので、絶対に流してはいけません。

    お風呂の下水のつまりの原因

    お風呂の下水のつまりは、様々な原因が考えられます。髪の毛や体から出た皮脂汚れ、石鹸カスなど。また、カミソリの刃など固形物がつまりの原因のことも。

    お風呂の下水のつまりを防ぐには、まず髪の毛を下水に流さない工夫が必要です。排水口に髪の毛とりネットを使うとよいでしょう。

    髪の毛くるくるポイ&髪の毛とんとんぽいシリーズ

    お風呂の下水のつまり対策には、使い捨ての髪の毛とりネットを使うのが一般的ですが、使い捨てではない髪の毛くるくるポイシリーズもおすすめです。手を汚さずにポイッと捨てられるところが魅力です。

    下水がつまる前に、下水の排水管の環境を整えましょう

    明治製菓 ビーエヌクリーン

    下水のつまりを解消するため、お菓子の明治製菓が開発した商品です。微生物のBN菌が下水の排水管の中に住み着くことで、排水管に付着している汚れをエサとして食べ、排水管のつまりをきれいに解消してくれるという仕組みです。

    下水のつまりを解消してくれるBN菌とは、油脂分解酵素リパーゼを出しバイオサーファクタントを分泌することで頑固な油汚れを見事に分解してくれる菌です。

    さらに、BN菌は下水管の中で増殖し悪臭を放つ原因となる微生物を分解します。

    ビーエヌクリーンの使い方は簡単です。ビーエヌクリーン約5gを水かぬるま湯500ccに溶かしたものを、夜寝る前に排水口に流し込むだけです。これで下水の環境を整えるのです。

    夜寝る前に投入するのは、そのままBN菌を下水の排水管の中に定着させるためです。もし一晩中というのが無理なようなら、1時間ほどおいてから水を流すようにしましょう。

    ビーエヌクリーンは、即効性のある薬品ではありません。使い始めは毎日使うことで少しずつ下水管の中の環境を整えて、下水のつまりを改善していくものです。

    よって、詰まってしまった下水管には即効性がないため、適さない商品です。下水からボコボコと音がするレベルならまだ完全に下水が詰まるまでに時間がありますので、試してみる価値があると思います。

    完全につまってしまった下水への対応は?

    完全に下水管がつまってしまって水がまったく流れなくなってしまった場合、いったいどうすればいいのでしょうか。

    まずは、排水口をすべて分解して掃除してみましょう。ちなみにこの部分は日常的に掃除しておかないと、つまりを誘発してしまいます。

    市販のパイプクリーナーなどを投入して、中の汚れを分解しましょう。下水管のつまりがひどい場合は、このパイプクリーナーでは効かないこともあります。

    下水のつまり徹底解消|便利な通販グッズ

    ピーピースルー

    市販のクリーナーで下水のつまりが解消されない場合には、ネット等で販売されている強力な業務用タイプを試してみるのもいいと思います。

    ピーピースルーはベストセラー商品となっており、発熱・酵素・泡・アルカリの力で下水のつまりを強力に分解します。

    物理的に下水管のつまりをのける方法もあります。一般的に使われているのはラバーカップですが、写真のような真空式パイプクリーナーも売られています。少しの力で強力なパワーを発揮するので、力の弱い女性でも十分に使いこなすことができます。

    下水の排水管の奥のほうのつまりを解消するには、物理的につつくのが一番です。写真のパイプクリーナーは5m先の汚れにまで届きます。

    上記のような対応でもつまりが解消しない場合は、業者を呼びましょう。水道工事系の業者には悪質なところもありますので、信用できるところを探しましょう。ちなみに、排水管のつまり解消の一般的な相場は、5000円~だそうです。

    下水のつまり|予防が大切

    下水のつまりを引き起こさないためには、あらかじめしっかりと予防策を講じることが大切です。下水管に油や髪の毛などを流さないように気を付けたり、BN菌で下水の環境を整えることで、下水のつまりを予防できます。

    関連する記事

    この記事に関する記事

    TOPへ