2017/03/31
M.KONDOU
今回はラベンダーの種まきについてまとめてみました!ラベンダーは様々な効果・効能があり、エッセンシャルオイルとしても人気が高いですね!ハーブの中でも強い品種なので、初心者にもおすすめ!そんなラベンダーを種まきから育ててみませんか?
ラベンダーは現在、品種改良が進んでおり、様々な品種が存在しています。今回は、人気のあるラベンダーの一部を紹介していきます!
スパイカ ラベンダー
・コモンラベンダー
一般にイングリッシュラベンダーと称され、耐寒性が強く香り高いのが特徴。
・スパイクラベンダー
葉の幅が広く茎が長く、萼が目立つ。原種ラベンダーで、耐寒性が良い。
・ラバンディン系
コモンラベンダーとスパイクラベンダーを交配した、夏の暑さに強い種類。ただし、タネはつきにくいので初心者の種まきには不向きかもしれません。
デンタータラベンダー
地中海沿岸の原産で、葉の切れ込みが深く、四季咲き性のラベンダー。
フリンジラベンダーとも呼ばれ、ちょっとスパイシーな香りが特徴。
日本で改良し、耐寒・耐暑性を備えた品種が出回っているので、初心者にはおすすめです。
プテロストエカスラベンダー
プテロストエカス系のラベンダーは、葉の切れ込みが美しいのが特徴。
耐暑性は良いが、耐寒性が弱いので、冬場は室内で管理する必要がある。
市場ではレースラベンダーという名で売られていることもあります。
アングスティフォリア
イングリッシュ・ラベンダーで、一般的に知られているラベンダー。
耐寒性は良いが、耐暑性は低く高温高湿が苦手。
現在は耐暑性の強い2季咲きタイプの品種も出てきました。
今回紹介したラベンダーはごく一部です。
育てたラベンダーをどう活用していくか、生育環境に合わせて品種を選んで種まきをするとよいでしょう。
ラベンダーを育てるには、種まきをし苗を育てるか、苗から育てるかになります。ここでは種まきのメリット・デメリットをまとめてみました!
発芽が難しい
実はラベンダーの種まきは発芽までの時間がかかり、管理が難しいといわれています。
発芽までには2週間~1ヶ月程度かかるため、水やりのタイミングを間違えないよう注意が必要になります。
花を楽しめるまでが長い
種まきから始めると、発芽して花を咲かせるまでに2~3年かかるようです。品種によってもう少し短い期間で楽しめるものもあるようですが、花を楽しめるようになるまで時間がかかるので注意しましょう。
種まきから始めると、丈夫にたくさんラベンダーを育てることができますが、花を楽しむまでの時間がかかります。その分、長く楽しめるようになるのが種まきの醍醐味でしょうか。初心者の方は特に生育環境に合わせた品種を選ぶようにするのがおすすめです。
種まきの手順を紹介していきます!発芽させるまでは手間がかかりますが頑張っていきましょう!
低温処理
ラベンダーは寒さを経験してからでないと発芽しないので、低温処理をしてから種まきを行います。タネを袋から出し24時間水に浸け、その後濡らしたコットンやティシューに包み、ビニール袋に入れ冷蔵庫で約1週間保管してから種まきを行います。
種まき
種まきのために、まき床を用意します。
鉢やミニプランター、プラスチック容器など、余分な水が抜けるようになっているものであれば、どのような容器でも大丈夫です。卵のパックの容器などを利用する方もいるようです。
重ならないように爪楊枝などを使って用土に落としていくと簡単にまくことができます。
用土は赤玉土を中心に、腐葉土を加え、石灰等で中和したものを使用します。
【家庭菜園】たまごパックを使った春の簡単種まき
発芽用のまき床をわざわざ用意するのは・・・と思っている方におすすめ!たまごのパックを使用したまき床の紹介です!ラベンダーだけでなく、他の植物にも使える技なのでおすすめです。
ポットに植え替え
種まきを行い、発芽して本葉が2~3枚ほど出てきたら、1株ずつポットに移植します。
ポットは最初はあまり大きいものにせず、2.5号サイズくらいのものがよいでしょう。
ポットに用土を入れて、ラベンダーを入れる穴をあけます。根が伸びているので、少し深めに穴をあけましょう。ピンセットなどで慎重に1株ずつ抜き取り、植え穴に株が倒れないように土を寄せます。
ポット上げをした後、2週間ほどはあまり乾かないようにしましょう。その後は、土の表面が乾いたら水を与えるようにします。
種まきの際に注意したいことを紹介していきます!
水やり
ラベンダーが発芽するまでは、乾燥しないように注意をしましょう。種は土の表面にあるので、水やりを行う場合は、勢いに注意します。
霧吹きなどを使うと、水やりがしやすいのでおすすめです。
肥料
種まきしたすぐには追肥は行いません。
ポット上げをする際に、元肥入りの培養土を使ったのであれば、しばらくは追肥の必要はありません。元肥の入っていない用土を使った場合は、緩効性の化成肥料を2ヶ月に1回くらいのペースで、ごく少量を与えるようにします。
生育状況にあわせて追肥していきますが、ラベンダー自体は厳しい環境にも強い品種なので、それほど肥料も必要としません。
秋植えは早めに
本格的な冬が来る前にラベンダーの根がしっかり十分に張らせるようにするとよいでしょう。根が張る前に冬が来てしまった場合は、室内でポットや鉢などで管理するのがおすすめです。
日差しの強さ
ラベンダーが発芽するためには日当たりが必要になりますが、あまり強すぎると乾燥してしまい、発芽しなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
日当たりの強すぎない明るい日陰などがおすすめです。
枯れても気にしない
全ての種が発芽するとは限りません。
ラベンダーなどのハーブは強い品種ですが、芽が出たばかりは弱いので、もし一部が枯れてしまっても気にしないで種まきをしましょう。
いかがでしたか?
今回はラベンダーの種まきについてまとめてみました!ラベンダーは色々と効能があり、あれもこれもと思っていると結構たくさん必要になってしまうことも。時間はかかりますが、種から育てて丈夫にたくさんラベンダーを生育してみてはいかがでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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