【ビルトインガレージつき狭小住宅】工夫次第で夢のマイホーム

一戸建てを建てたい土地の状況で、どうしても狭小住宅の設計を考えなければならない時、居住空間のほかにも駐車場の問題があります。

狭小住宅にビルトインガレージを設置したい場合、本来なら一階につくりたい居住空間を二階へ上げる必要も出てくる場合があります。

しかし、日常生活において車が必要不可欠な地域の場合、狭小住宅でもビルトインガレージを作るメリットがあります。

狭小住宅でもお子さんやお年寄りのいるご家庭で送迎など、ビルトインガレージで家からすぐに車に乗り込めると便利ですし、住宅が密集する地域では自宅外で月極駐車場を借りる出費を抑えられます。

狭小住宅は3階建てにする事が多く、高さと幅のバランスを考えてしっかり建てないと地震や風で建物が揺れやすくなります。価格メインのプランニングは危険です。

狭小住宅でビルトインガレージを作る場合、入口側に玄関があったり、駐車場上でセットバックしている場合、強度が弱くなりがちです。

狭小地に一戸建てを建てるときには工法もよく考えて選ぶ必要があります。狭小住宅を数多く請け負う建築会社では木造のＳＥ構法など、強度を確保しつつビルトインガレージの設置を可能にできる工法を採用しています。

パナソニックの耐震住宅「テクノストラクチャー」は、木と鉄を組み合わせた梁を使って構造計算をした住宅です。狭小住宅でビルトインガレージを作る際、鉄筋コンクリートや鉄骨造の家と比べコストが抑えられるという利点があります。

狭小住宅のビルトインガレージの入口と同じ面に玄関ドアがあると、その面の構造が弱くなりますし、また間口の関係上、玄関の位置に工夫が必要です。

ビルトインガレージの奥まった玄関ドアは、明るさは劣りますが雨の日の送迎や買い物など、濡れずに家の内外を行き来できるという利点があります。

こちらの狭小住宅例では、玄関と別にビルトインガレージへのドアを作ったそうです。天候に左右されずに出入りが可能です。

ビルトインガレージつき狭小住宅は3階建てになることが多いです。主要な水回りなどを1階に持ってこれると、年をとった時にも不便を強いられずに済むかもしれませんね。

ビルトインガレージのサイドを玄関アプローチとした狭小住宅の例です。居住空間は2階から3階ですが、ただ部屋を並べただけではなく高低差をつけて採光の工夫もされています。

ゆとりをもった玄関アプローチとビルトインガレージは、ラーメン構造のフレームを採用。在来工法では困難だった狭小住宅の間取りを実現しています。水回りは2階に集約し動線を短くする工夫もされています。

狭小住宅の間取りの工夫は、採光の問題もクリアしなければなりません。1階、2階という分け方ではなくビルトインガレージと玄関から半地下、中2階というように高低差を付けた間取りも採用されています。

サンフランシスコの住宅です。日本の狭小住宅に似ていませんか？街に統一感がありますね。密集しているのでビルトインガレージが主流のようです。外観がとてもおしゃれで参考になりそうです。

狭小住宅にビルトインガレージを設置し、外階段で玄関にあがり、居住スペースへ。更に土地の有効活用を図っています。

ビルトインガレージから直接家の中に入ることができる場合、家の中に車の排気が入らないような工夫が必要です。換気の面をプランに入れましょう。

ビルトインガレージの奥に、ロフトのような収納スペースが設けられています。狭小住宅のビルトインガレージならではの工夫ですね。

ビルトインガレージつき狭小住宅についてまとめました。このような住宅を建てる場合は、工法や間取りに特別の注意や工夫が必要になってくるため、狭小住宅の事例を多く扱う業者を賢く選択しましょう。