2016/08/08
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2016/08/01 更新
家の顔とも言えるのが外壁です。外壁材は様々ありますが、比較すると初期費用や後々のメンテナンス面でも金額が変わってきます。外壁材のメリットやデメリットも知っておくことでより比較検討しやすくなります。好み・コスト・耐久性など多方向から比較しましょう。
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外壁の種類を知って比較してみましょう。
住宅の新築やリフォームをする際、その家の外観のイメージとなる外壁について検討します。希望の外観にはどんな外壁材を使っているのでしょうか?外壁材の種類を知って、比較してみましょう。
外壁の「乾式工法」主要材料の一つである、サイディング。
外壁材サイディングには、窯業系と金属系があります。両者を比較してみましょう。窯業系サイディングの主原料はセメントと繊維質です。
釜で圧力をかけながら、材料を高温で成形したものが窯業系サイディングとなります。型を付けて成形すると石積みやタイルのような質感が出るのが比較ポイントです。
外壁材窯業系サイディングの比較ポイントとして、通気工法と呼ばれるサイディング材と家本体との間に空気の通り道を作る工法が挙げられます。湿気を放出するので結露を防ぎ、住宅の耐久性がアップします。
もう一つ、サイディングの外壁として比較したいのが金属系サイディングです。ガルバリウム鋼板とも呼ばれています。
外壁材の金属系サイディングとは、鉄やアルミニウム材に発泡系樹脂断熱材を補強して成形されたものです。厚みは15ミリ程で軽量なので、施工が楽というメリットが比較ポイントになります。
古い建物の外壁リフォームに使用する場合でも、施工前と比較しても余分な重さがかかりません。防錆性に優れた金属ですので、(全く錆びない訳では無いですが)15年~20年はもつと言われます。
外壁材そのものよりも、上に施す塗料が重要な比較ポイントとなるALC。
外壁材のALCとは、軽量気泡コンクリートを金属網で補強したパネル状のものです。へーベルハウスが採用しているのでイメージしやすいかと思います。
ALCの外壁は他と比較しても耐火性、断熱性、遮音性に優れているという特徴があります。軽量で、調湿性も高いというメリットもある外壁です。
他の外壁材と比較したデメリットを挙げると、板と板の継ぎ目に施したコーキングの上に耐候性のある塗装をしますが、その際の塗料の耐候性によってメンテナンスの年数が変わるという点です。
外壁の塗装はアクリル樹脂で8年~15年持つと言われ、これを基準に比較していくと次にポリウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂という順にメンテナンス期間が伸びます。同時に価格も高くなります。
仕上がりの美しさはサイディングを超えます。
外壁に使用するタイルは、粘土や石材を砕き焼き固めたものです。耐候性や耐久性は他と比較しても非常に優れています。工法は湿式と乾式があり、専用の金具やボンドで留める乾式が一般的に行われます。
タイルの外壁は、他の外壁材と比較するとコスト面や重さの点が迷うところです。サイディングの外壁と比較しても仕上がりの美しさに違いがあり、よって工事費もかかります。
またタイル外壁のデメリットとしては、地震の際に剥離し落下する恐れがあること、下地材の劣化が分かりにくいので雨水侵入などによって知らず知らず下地が劣化してしまうことなどが挙げられます。
しかし他の外壁材と比較して耐候性や耐久性に優れているので、良い施工がされていれば20年以上もメンテナンスが不要な場合もあります。
南欧風の塗り壁外壁も流行しています。
モルタル外壁のメリットは、他の外壁材と比較してどんな形の建物にも対応できるというところです。個性を出せる部分でもあります。
一部分にタイルを貼ったりアーチ形などの形状を取り入れることも可能になり、手作業による塗りなのでデザインの自由度が高くなることも比較ポイントになります。
他の外壁材と比較したモルタル外壁のデメリットは、モルタル自体の劣化はないのですがひび割れが生じやすいという点です。その対策として、下地処理後ゴム素材を打ち込み(コーキング)ひび割れがひどくならないような作業を行います。
継ぎ目のない美しい外壁に、デザインの自由度も加わり外観を個性的に演出できるのが塗り壁の比較ポイントです。
その他、無垢の木材を使用した外壁も作る事ができます。塗り替えなどのメンテナンスは定期的に必要になってきます。下地のやすり掛けや木材を保護する浸透性の塗料を塗るなど、手間もかかります。しかし、天然素材の暖かみがとても素敵な家になります。
住宅の外壁は、まさに「家の顔」と言える部分です。好みや費用、後々のメンテナンスの面など様々に考えるポイントがあります。理想の住宅が作れるよう、比較の参考にしてみて下さい。
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