2017/01/06
renz0309
2016/08/06 更新
青やピンクといろいろな色が楽しめるあじさいは、日本を代表する花です。そのあじさいを自分で育てて楽しもうと思っても、育て方がわからないことが多いです。そこであじさいの基本の育て方をご紹介します。きちんと育てて、毎年雨の季節にあじさいを楽しみましょう!
実はあじさいについてあまり知らない、という方も多いのではないでしょうか。
まずは知っているようで知らない、あじさいの基礎知識について知っておきましょう。
あじさいの原産地は熱帯アジアです。
アジア、北アメリカに約40種類のあじさいが分布しています。
そのうち約10数種が日本にあります。
あじさいの花は、実は花ではありません。
両性花(完全花)と装飾花に分かれています。
私たちがあじさいの花と認識しているものは、実は花ではなく装飾花と呼ばれるものなのです。
あじさいの花(装飾花)の色は、主にピンクと青です。
この色の変化は、土の酸度が一つの要因とされています。
土がアルカリ性だとピンクや赤っぽく、酸性だと青っぽくなると一般的に言われています。
しかし種類によってその変化に強弱があるので、すべてのあじさいに当てはまるとは言えません。
しかし自分で育てるとなれば、やはりあじさいの花の色を変化させてみたいですよね。
そこであじさいの花を変化させる土作りから、育て方をご紹介していきます。
花を楽しみたいという気持ちが、正しい育て方を覚えるコツですよ!
では、あじさいの育て方をご紹介いたします。
初めに、土作りです。
あじさいの土作りで、咲く花の色も変わりますのでここは押さえておきましょう。
青色のあじさいを作るには、酸性の土を作る必要があります。
市販の青色あじさいの土もありますが、自分で作る方法もご紹介いたします。
青色のあじさいを作る土は、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:ピートモス2の割合で合わせた土がおすすめです。
あじさいの地植えで初めて土を耕すのなら、庭の土5:腐葉土3:ピートモス2の割合で混ぜて耕しておきましょう。
そして、そのまま2週間ほど寝かせておきます。
これで、青色あじさいを作る土作りは完成です。
ピンクあじさいを作るには、アルカリ性の土を作る必要があります。
日本の雨は酸性で土も酸性に傾きやすくなっていますので、こまめにアルカリ性にするのがコツです。
ピンクあじさいの土は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土に一握りくらいの苦土石灰を混ぜます。
そして、2週間ほど寝かせてください。
アルカリ性の土を作っても、雨が降ると土は酸性に傾いてしまいます。
そのため、春先には同じ一握りくらいの苦土石灰を加えるようにしましょう。
ピンクあじさいを咲かせるには、このこまめな管理が必要になります。
これで、ピンクあじさいを作る土作りは完成です。
土作りは、あじさいの育て方の最初の一歩です。
しっかりとした土を作って正しい育て方をしましょう。
次は、あじさいの日々の管理方法です。
水やりや肥料など、基本的な育て方をご紹介いたします。
キレイに咲かせるためには、日々の育て方が大切ですのできちんと覚えておきましょう。
植物の育て方では、一番重要ともいえる水やりの方法を見ていきましょう。
水やりが正しくできるかできないかで、育て方も間違ったものになってしまいます。
あじさいは水を好む植物で、乾燥すると育ちがとても悪くなります。
鉢植えをしている場合は乾燥しやすいので、土の表面が乾いてきたらたっぷりを水をあげましょう。
夏場は特に注意が必要です。
あじさいを地植えしていて適湿地に植えている場合は、日照りが続く場合を除いてほぼ自然の雨だけで育ちます。
日当たりが良く乾きやすい場所の場合は、株の周りに敷き藁をするといいでしょう。
またあじさいは適湿も大切ですが、同じくらい水はけの良さも大切です。
じめじめした水はけの悪いところはあじさいには適していませんので、水はけのいい場所を選びましょう。
肥料は植物にとって、大切な栄養分です。
水やりと同じく、育て方では大切な肥料についてもきちんと知っておきましょう。
あじさいの肥料は、冬と夏から初秋に与えます。
季節で肥料を与える理由と与える肥料が少し違いますので、肥料を与えるときには気をつけましょう。
肥料を冬に与える理由は、春に新しい葉を広げて花を咲かせるためです。
そのため、穏やかに長く効くタイプの肥料がおすすめです。
具体的には、油かすと骨粉を混ぜたものをあじさいの株元に与えてください。
夏から初秋に肥料を与える理由は、あじさいの新芽を大きく育てるためです。
秋に花芽ができるまでの短期間に育てないといけませんので、即効性の肥料がおすすめです。
具体的には、即効性の化学肥料か、10日に1回程度液体肥料を与えましょう。
日当たりについては、植物によって変わってきます。
日当たりも大切な育て方の一つですので、あじさいの場合はどうなのかしっかり頭に入れておきましょう。
あじさいは、日が当たる場所や半日陰の場所でよく育ちます。
ただし西日が当たる場所では乾燥し、葉が傷んでしまいます。
またあまり乾燥する場所では育ちませんので、適度な湿度がある場所を選びましょう。
続いてのあじさいの育て方は、剪定方法です。
あじさいの剪定方法は2種類ありますので、お好きな方法で剪定してみてください。
あじさいの剪定は、必ずしなければいけないものではありません。
ではなぜ行うのかというと、株を一定の大きさに保つためです。
まずはあじさいの花が咲き終わった後に、花から2~4枚の葉の位置で剪定します。
あじさいの株の大きさを小さくしたい場合は、もう少し短く切ってもかまいません。
2度目のあじさいの剪定は、初秋に行います。
1度目の剪定で切ったすぐ下の芽が、新しい枝になっています。
その一つ下の葉の付け根に来年咲く花芽ができますので、その花芽のすぐ上で切ります。
2段階で行う剪定が面倒な場合は、1段階で行う剪定を行いましょう。
あじさいの花が咲き終わった後、花が咲いた枝を花が咲かなかった枝の分岐点で剪定します。
花が咲いた枝は切り、咲かなかった枝は残すという感じです。
あじさいの剪定はしなければいけないものではありませんが、綺麗にまとめるには必要なことです。
株を美しくまとめるのも、大切な育て方です。
剪定方法もきちんと覚えておきましょう。
いかがでしたか?
雨の日に美しく映えるあじさいは、一度は育ててみたい植物ではないでしょうか。
日々の育て方を覚えて、雨の季節に美しく咲くあじさいを楽しみましょう!
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