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    扇風機、つけっぱなしは体に良くない?それってウソ?本当?

    夏の暑い日、ついつい扇風機をつけっぱなしで寝てしまうことがありませんか?エアコンよりも電気代は安そうだし、微風にしておけば体が冷えすぎることもなさそうです。一方、扇風機のつけっぱなしは健康によくないという話もあります。本当のところはどうなのでしょうか?

    扇風機ってつけっぱなししたらどうなる?

    夏の夜は暑いのでついつい扇風機をつけっぱなしにして寝てしまうことが多いものです。そんな時。体にはどんな影響があるでしょうか?気になる扇風機のつけっぱなしと体への影響について考えます。

    エアコンより扇風機が好き!そのわけは?

    夏はやっぱり扇風機。そう思う人もいるのではないでしょうか?実際扇風機にはエアコンよりも良い点があります。

    エアコンの風って涼しすぎるような気がして、夜寝るときは扇風機の方がいいわ、という人もいるはずです。扇風機の風は優しくて好きという人もいます。

    ①お財布にやさしい

    扇風機の良い点は電気代が安いことです。あるデータによると、1時間の使用で1円程度と言われており、少々つけっぱなしにしても電気代の心配がいりません。

    ②気温差がない

    エアコンの効いた室内に入ってヒヤッとしたことはありませんか?扇風機の使用では、外気温との気温差があまりないので、気温差による体調不良をおこしにくいといえます。

    扇風機、つけっぱなしで寝てしまったらどうなる?

    良い面もある反面、扇風機をつけっぱなしで寝ると、さまざまな体調不良を起こすと言われています。特に注意すべきと言われている症状についてまとめてみました。

    ①つけっぱなしで寝るとだるくなる

    扇風機をつけっぱなしで寝るとだるくなります。一晩じゅう風に当たることになるので、常に熱と水分が奪われ結果として水分不足になります。そのためだるくなるのです。

    ②つけっぱなしで寝るとお腹をこわす

    夜扇風機をつけっぱなしで寝ると体が冷えてしまいます。その結果、下痢や腹痛といった胃腸障害をおこしやすくなります。

    ③つけっぱなしで寝ると夏風邪をひく

    つけっぱなしで寝ると体が冷え、体温がさがります。体温が一度下がると免疫力は30%さがると言われています。免疫力が落ちると当然風邪をひきやすくなるのです。

    ④扇風機をつけっぱなしで寝ると突然死する

    これは特に医学的な根拠はありません。ただ持病のある方や、睡眠薬、過度のアルコールを飲んだ場合に扇風機をつけっぱなしで寝るのは健康上好ましくありません。

    ⑤扇風機をつけっぱなしで寝ると頭痛がする

    扇風機をつけっぱなしで寝ると体が冷えて代謝が悪くなります。その結果血液が十分に脳に行かなくなり、本来脳に行くはずの酸素や栄養が足りなくなります。すると頭痛がおきてしまいます。

    ⑥扇風機をつけっぱなしで寝ると肌が乾燥する

    扇風機をつけっぱなしで寝ると体から水分が奪われます。お肌の水分も同じです。お肌はガサガサになり、肌のカユミや肌荒れを起こしがちになります。

    扇風機をつけっぱなしで体調不良になるのを防ぐために出来ること

    扇風機をつけっぱなしにして寝ると体調不良の原因になることがわかりました。それではどうやって使えば良いのでしょうか?

    扇風機を上に向ける

    寝るときに扇風機をつけて寝る場合は、直接体に風があたらないように工夫しましょう。扇風機を上に向けて寝るのも良い方法です。

    首振り機能やリズムなどを活用する

    夜間扇風機をつけっぱなしで寝るときは、首振り機能やリズム、弱風など扇風機についている機能を活用しましょう。

    出典:http://r25.jp

    扇風機を体から離す

    寝るときは扇風機を体の近くに置かないようにしましょう。ある程度、できれば2メートルぐらいは離した方が良いです。

    腹巻をして寝る

    扇風機の風が直接当たって下痢や腹痛になってしまうことを防ぐために、夜寝るとき腹巻をして寝ることは効果があります。最近は、おしゃれなデザインの腹巻も販売されています。

    エアコン&扇風機の併用で効率よく冷やす方法

    エアコンと扇風機を両方上手に使うことで、お部屋を効率よく冷やすことができます。電気の節電にもなるので一石二鳥です。

    エアコンと扇風機を上手に併用することで電気代を節約することもできます。エアコンを一度上げるとおよそ10%の電気代が節約できると言われています。

    家へ帰ったらすぐエアコンを付けないで、いちど窓の外に、扇風機で暑い空気を逃がしてからエアコンを付けましょう。外から涼しい空気が入ってくるので効率よく冷やすことができます。

    つけはじめはエアコンの温度を低めに設定し、一気に冷やしましょう。そのほうが微風で冷やすよりずっと涼しく感じることができます。ある程度冷えたら28度に設定し、扇風機で室内の温度を微調整するようにすると上手に節電できます。

    扇風機の上むきの風とエアコンの風を併用しましょう。冷たい風が室内を循環するので、部屋全体の温度がさがり涼しく過ごすことができるようになります。

    夏バテを防ぐためにはエアコンと扇風機を併用するのがコツです。そのためには正しい使い方をする必要があります。この動画を見ると効率よく冷やす方法がよくわかり、とてもためになります。

    まとめ:扇風機ってつけっぱなしでも大丈夫?

    扇風機も上手に使えば、快適に夏を過ごすことができます。寝冷えや夏風邪の予防のために、扇風機の位置や使う時間などに注意を払いましょう。

    扇風機をつけっぱなしにすると体調不良になるのは真実でした。ちょっとぐらいなら、健康に影響はありませんが、一晩中、扇風機の強い風にあたりっぱなしは良くありません。

    扇風機とエアコン、上手に使えば快眠が得られ、夏バテ知らずで過ごすことができます。暑い夏を乗り切るためにぜひ、扇風機とエアコンを工夫して使って下さい。

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