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DIYで使われることのある煉瓦 種類やサイズ、積み方いろいろ

煉瓦は庭の外壁やガーデニングなど、DIYで使用される身近な素材です。ちょっとした工夫でオシャレに見えることから、人気のアイテムになっています。そんな煉瓦にも色々な種類やサイズがあるのはご存知ですか。積み方の種類もたくさんあるので、紹介します。

煉瓦って?

煉瓦というと、赤茶色の四角いものを思い浮かべます。

横浜の赤レンガ倉庫が有名ですが、煉瓦は粘土などを型に入れて焼き固めるため赤くなります。土の中に入っている鉄分の影響なのです。

煉瓦の歴史は長く、メソポタミア文明の時代から使用されていたとされています。その時代は乾燥させただけの日干し煉瓦でした。

その後、焼成煉瓦が使用され始め、大型建造物の外壁の仕上げに使われるようになりました。日本で建物用煉瓦の生産が始まったのは1855年、長崎からです。

このように歴史のある煉瓦なので、種類やサイズ、積み方は様々あります。

世界の煉瓦のサイズ

煉瓦のサイズの規格は世界共通ではないのです。

日本の煉瓦

日本の場合はJIS規格によって煉瓦のサイズは統一されています。定型煉瓦とも呼ばれたりもし、210mm×100mm×60mmです。

アメリカの煉瓦

アメリカの煉瓦のサイズは203mm×102mm×57mmとなっています。日本のサイズと比べると数ミリの違いですね。

イギリスの煉瓦

イギリスの煉瓦サイズは215mm×112.5mm×75mmなのです。本当に各国で微妙にサイズが異なっているのですね。

ドイツの煉瓦

ドイツでは200mm×100mm×52mmの煉瓦サイズです。これほどまでに各国でサイズが異なるのは、不思議でしかたありません。

各国で職人さんの持ちやすさ、慣習で異なっていることが多いようです。

日本の煉瓦 サイズの種類は豊富

日本の煉瓦はJIS規格で定められていますが、使い勝手のいいように面白い名前とサイズに種類分けされています。

おなま

JIS企画で定められている、普通レンガのことです。一般的に私たちが目にしており、すぐに思い浮かぶ種類がこれです。

はんぺん

通常の煉瓦の厚みが半分になったものを「はんぺん」といいます。とてもおいしそうに名付けされた煉瓦ですね。

二寸角、ようかん、せんべい

煉瓦の厚みはそのままで、幅が60mmにしたものを「二寸角」といいます。同じく幅を45mmにしたものを「ようかん」、幅を30mmにしたものを「せんべい」というのです。

しちこぶ、はんます、にこうぶ

煉瓦の長さを155mmにしたものを「しちこぶ(ななごぶ)」、長さを100mmにしたものを「はんます」、長さを45mmにしたものを「にごうぶ」といいます。

ホームセンターで扱われている煉瓦の種類は、おなま、はんます、ようかんが多いです。

実際に外交でDIYするならば、標準のおなまとはんますの組み合わせが圧倒的。

煉瓦の形の種類

煉瓦サイズの種類はたくさんありましたが、形状にも注目してみましょう。

穴あき煉瓦

門柱や塀など高く煉瓦積みをする場合に、中に鉄筋を通すための穴があいているんです。軽量ように小さな穴を多数開けたものや、空洞部分を大きくしたものなどもあります。

水切り、雨切煉瓦

開口下部の窓台に使用するために、形状を変えた煉瓦の種類もあります。斜めにカットされていたり、丸くアーチを描いた種類などです。

鳩胸煉瓦

跳ね出した煉瓦を受けるために使います。歯のように見える連続した飾りになり、軒下など各階層の境目に儲ける飾りです。

R壁用異型煉瓦

煉瓦造りでR曲線を描いた素敵な壁面を見かけることがあります。こういった、すでにアーチを描いた煉瓦の形もあるのです。

煉瓦の積み方・敷き方の種類

煉瓦の積み方や敷き方ひとつで、雰囲気がガラリと変わります。どのような種類があるのでしょうか。

長手積み

煉瓦の長手のみをジグザグに積んでいく方法です。花壇などに使用されることが多く、強度的に弱いので建造物にはこの種類は用いられません。

コンクリート製の建物の装飾に、化粧煉瓦としてこの積み方で貼られることはあります。

小口積み(ドイツ積み)

煉瓦の小口のみをジグザグに積む方法です。別名、ドイツ積みとも呼ばれます。東京駅がこの種類で有名です。

フランス積み

同じ段で煉瓦を小口と長手を交互に並べた方法です。フランドル地方で完成した積み方で、正確にはフランドル積みといいます。

壁の表面に華麗な柄が現れ、最も美しい煉瓦の積み方の種類と言われます。

イギリス積み

強度が最も強いと言われるのが、この積み方です。小口のみの段、長手のみの段を交互に積み重ねた方法です。

使う煉瓦が少なくて済む経済的な積み方の種類で、土木構造物や鉄道関連の施設でよく見られます。

煉瓦敷きパターン

玄関アプローチなどに煉瓦敷きをするならば、色々なパターンが考えられます。

同じ大きさの煉瓦をジグザグに敷き詰めていく「馬踏み敷き」や網目のように敷いていく「アジロ敷き」、市松模様の「市松敷き」などもあります。

お手本にしたいDIY

煉瓦の小道をDIYで作っています。煉瓦を固まる砂という(雑草ストッパーなどの名称で売られている)ものを使って簡単に作っているそうです。

曲線を描いた花壇を煉瓦で作っています。素敵ですね。シンプルな煉瓦積みでも、キレイに見せることができるのでおすすめです。

煉瓦でDIYしてみよう

いかがでしたか。

煉瓦の種類、積み方の種類は色々ありましたね。ちょっとしたアクセントにもなるので、どこか小さなところから煉瓦を取り入れてみませんか。

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