2016/10/13
ririto
2016/10/12 更新
ズボンを買ったとき、サイズは丁度いいのに丈が長いことがありますよね。お店に裾上げを頼むと有料だったり時間がかかったり。そこで、自分で簡単に出来るズボンの裾上げの方法をご紹介します。ぜひ自分にぴったり合った丈にお直して、かっこよく履きましょう。
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ズボンを買ったけれど、裾が長すぎることってありますよね。
特に、ローヒールやスニーカーを合わせる場合は、ジャストサイズにしたいもの。
そこで、自分で出来るズボンの裾上げの方法をご紹介します。
まず、裾上げする前に必要な準備です。
実際にズボンを履いてみて、何センチ裾上げするのか決めます。
決めたら、裾を折り返して安全ピンや待ち針で仮止めしておきましょう。
裾上げするのは何センチか決めたら、ミシンで縫う場合は3㎝の縫いしろを残して切ります。
もし、元に戻すかもしれない場合は、ボンドや裾上げテープは接着剤が残るので、手縫いすることをおすすめします。
布用のボンドを使う
まず、ズボンの裾上げに針やミシンを使いたくないという人向けの方法です。
布用の強力なボンドを使って、裾上げをしましょう。
普通のボンドではなく、バッグや小物が作れる接着力が強いタイプを使います。
①ボンドを裾の裏側に塗る
裾上げしたいズボンの裏側にボンドをハケでぬります。
あらかじめ、アイロンで裾上げする部分に折り目をつけておくと、きれいに仕上がります。
②裾上げ部分にアイロン
ボンドを塗ったらズボンの裾を折り返し、当て布をして、アイロンの中温で15秒~20秒くらいしっかりとおさえます。
接着剤が冷める前に動かすとはがれる場合があるので、冷めるまで動かさないようにしましょう。
100均の布用ボンドも!
ダイソーの布用ボンドでもズボンの裾上げができます。
こちらのボンドは、アイロン不要タイプですが、その分強度も弱いです。
時間がない時に裾上げしたくて、後で手縫いやミシンで縫い直すという場合におすすめです。
高価な衣類にはNG
布用のボンドは、使う量が多すぎたりすると布の表に染み出る事があります。
また、失敗したときに一度付着したボンドは完全に取り去ることはできません。
ですから、高価なズボンの裾上げに使うことは避けましょう。
片面タイプの裾上げテープ
一番手軽で人気の方法が、裾上げテープをつかう事です。
100円ショップでも手軽に裾上げテープを購入できるのですが、接着が弱い場合もあります。
何度も洗濯する場合は手芸店で裾上げテープを買いましょう。
両面タイプの裾上げテープ
接着心をテープ状に切った、両面タイプの裾上げテープもあります。
こちらのほうがズボンの見た目も良く仕上がり、接着力も強いそうです。
そのうえ、裾上げだけでなく、服の穴の補修などにも使えて便利!
両面接着タイプの裾上げテープは、布と布の間に挟んでアイロンで接着します。
片面接着タイプの裾上げテープは、接着面を下にして布に乗せアイロンで接着します。
薄い生地には注意が必要
ズボンの生地が薄い場合、表から裾上げテープが透けて見える場合があります。
裾の見えない部分に裾上げテープを貼ってテストしてみましょう。
また、裾上げテープもボンドと同じように溶けた樹脂を取り除く事は難しいので、あまり高価なズボンに使うことは避けましょう。
スラックスなどにおすすめ
手縫いでズボンの裾上げをすると、縫い目が表に見えにくいのでスラックスなどのフォーマルなズボンにおすすめの方法です。
手縫いは、針と糸さえあればできるので、初心者は時間がかかりますが慣れると手軽にできるようになります。
ぐし縫いは避けましょう
裾上げの時にぐし縫いをすると、布にしわがよってきれいに仕上がらりません。
ぜひ「流しまつり縫い」と「千鳥がけ」をマスターしましょう。
流しまつり縫い
初心者が手縫いで裾上げをする場合、流しまつり縫いが簡単で見た目もきれいに仕上がります。
三角形をイメージして右から左に斜めに針を進めましょう。
表の布を針ですくうときに、なるべく少なくすると見た目がきれいになります。
また、縫い目はあまり大きくならないように注意してください。
ぐるりと縫えば裾上げの完成です。
千鳥がけ
千鳥がけは、スーツや学生服のスラックスの裾上げによく使われる方法です。
②から③では、なるべくすくう布を少なくすると表がきれいに見えます。
④から⑤では、完全に裏側まで布をすくわないようにしてください。
千鳥がけは右利きの場合、左から右へと進んでいきます。
厚手の布でもしっかり裾上げすることができるので、ウールのスラックスなどにもおすすめの縫い方です。
千鳥がけを表から見た写真です。
布の表面には少ししか糸が出ていないので、とてもきれいな仕上がりになっています。
慣れると、まるでプロが裾上げしたようにきれいに出来るので挑戦してみてください。
ジーンズなど、縫い目が表に見えても良いズボンを裾上げする場合は、ミシンを使いましょう。
使う糸は布の色と同系色を使い、デニムなど厚手の布を縫う場合は、厚地用のミシン針を使います。
ズボンを裾上げ位置より3㎝下で切ります。
そして、裾上げ位置から内側に3㎝折り込んでアイロンをかけます。
折り込んだ3㎝をさらに半分に折って、アイロンをかけ裾を三つ折りにしましょう。
裾には、裾上げ位置から下に1.5㎝間隔で折り目がついています。
縫い代の幅は、もう少し多めにとっても大丈夫なので、その場合は切る位置を下に調整してください。
デニムなど厚地のズボンを縫う際は、脇の縫い代が重なる部分が厚すぎて縫いにくい場合があります。
解決策として、裾上げして隠れる部分の脇の縫い代をハサミでカットしましょう。
ズボンをミシンで裾上げする場合は、脚の内側になる部分から縫い始めると見た目がきれいに仕上がります。
縫い始めと終わりは、しっかり返し縫をするようにしましょう
どこでプロに頼めるの?
自分で裾上げをできない人や、高価なズボン、特殊な生地のズボンなどの場合は、プロにお任せしましょう。
ショッピングモールなどにも、洋服のお直しをしてくれる店があります。
お店の値段は?
裾上げの値段は、仕上げの種類によって異なります。
ジーンズなどは800円~1000円くらい、スラックスの場合はそれより数百円高い1200円~1500円くらいが料金の相場です。
既製品のズボンを自分で裾上げするのは、初めはちょっと勇気が要るかもしれません。
でも、慣れれば意外と簡単にできますよ。
ぴったりと丈のあったズボンを履いて、秋冬のおしゃれを楽しんじゃいましょう!
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