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    サボテンが変色してしまった、サボテンが変色する3つの原因と対処法

    サボテンを育てていたら、サボテンがいきなり変色し始めて焦ったという経験ありませんか?サボテンが変色するには様々な原因があります。今回はそんなサボテンが変色する原因を探っていきます。もしサボテンが変色しても慌てずに、この記事を参考にしながら対処しましょう。

    サボテンの変色はSOSサイン

    見た目が可愛らしく育てやすいことから人気のサボテン。

    乾燥に強くとても丈夫なイメージのあるサボテンですが、実は油断していると変色し枯らしてしまうことがあります。

    サボテンの変色はサボテンが出すSOSサインです。

    SOSサインを見逃さず、きちんと対策をとってサボテンの元気を取り戻しましょう。

    サボテンが赤く変色する原因と対策 【根腐れ】

    サボテンの根元部分が赤黒く変色することがあります。

    それと同時に少し萎びているようであれば、根腐れを起こしている可能性が高いです。

    根腐れとは

    根腐れとは、何らかの原因で植物の根が腐ることです。

    サボテンのような多肉植物が根腐れを起こすと、通常肉厚でぷっくりとしている葉が萎び始めます。

    また、葉の根元が黒くなったり、まるで紅葉を起こしたように赤っぽく変色します。

    サボテンにこのような変色が起こった場合は、一刻も早く対処することが大切です。

    根腐れの原因と対策

    水のやり過ぎ

    サボテンの根腐れの原因は、主に水のやり過ぎです。

    サボテンは乾燥に強い植物です。

    生育期には、水を必要としますが、それ以外の時期はあまり水を必要としません。

    水やりの目安

    4月~6月、9月、10月はサボテンの生育が盛んなので、表土が乾いた翌日にたっぷりと水やりします。

    7月、8月は生育が緩慢になるので、表土が乾いて3日後に水を与えます。

    11月~3月の低温期には1ヵ月に1、2回ぐらいの水やりで十分です。

    通気性、排水性の悪い土

    通気性や排水性の悪い土も、サボテンの根腐れの原因になります。

    通気性や排水性が悪いと土の中に湿気や水分が溜まってしまいサボテンの根を腐らせます。

    サボテンに最適の土

    画像のような、綺麗な色に着色された土に植わって売られているサボテンをよく見かけますが、サボテンの生育を考えると購入後に植え替えた方が良いでしょう。

    サボテンに最適の土は、粒が細かく(1.5㎜~5㎜)均等の大きさのものです。

    粒が細かく均等の大きさのものを選ぶことで、土の中の隙間も均等になり、通気性や排水性が良くなり根腐れを防げます。

    根が腐ってしまったら

    残念ながら根が腐ってしまった場合の対処法を見ていきましょう。

    ①カッターやナイフで根腐れし、激しく変色した部分を切り取る。

    ②切断面に植物用殺菌剤を塗る。

    ③切断面を日光に当てた後、風通しの良い日陰で乾燥させる。

    ④切断面を新聞紙で包み、サボテンに根が出るのを待って、再び植える。

    サボテンが白く変色する原因と対策 【葉焼け】

    画像のように、一見元気そうなサボテンの一部分が白く変色することがあります。

    これは、葉焼けが原因です。

    葉焼けとは

    葉焼けとは、強い直射日光に耐え切れずに植物が火傷する事です。

    サボテンは砂漠の植物というイメージが強く、日光にも強そうですがあまりに強い直射日光は葉焼けを起こす原因になります。

    葉焼けの原因と対策

    急に直射日光に当てる

    冬場の寒さを凌ぐために、サボテンを屋内に置いておくと、サボテンは日光に弱くなります。

    日光に弱くなったサボテンを外に戻した際に直射日光に当てると葉焼けを起こします。

    徐々に慣らす

    とはいえ、サボテンは日光に当てないと枯れてしまいます。

    そこで葉焼けによる変色を起こさない為に、いきなり長時間日光に当てるのではなく、少しづつ日光に当てる時間を延ばしていきましょう。

    葉焼けしてしまったら

    軽い葉焼けの場合は、葉焼けして変色した部分を取り除いて通常通り管理します。

    しかし、ひどい葉焼けの場合は残念ながらサボテンは回復出来ない可能性が高いです。

    そうならない為に、日頃から直射日光に当て過ぎないなど注意しておきましょう。

    サボテンが黒く変色する原因と対策 【すす病】

    サボテンのトゲの根元が、画像のように黒く変色する場合があります。

    これはすす病という病原菌が原因の変色です。

    すす病とは

    すす病とは、葉や花などに黒ずみや黒い斑点が現れる、サボテンを含む多くの植物がかかりやすい病気の1つです。

    すす病が進行すると光合成が出来なくなるので、植物は枯れてしまいます。

    すす病の原因と対策

    害虫がサボテンを変色させる

    すす病は、カイガラムシやアブラムシなどの害虫の排泄物や分泌物を栄養源として繁殖するカビが原因です。

    葉や枝など、植物のあらゆる場所に発生し黒く変色させます。

    害虫を寄せ付けない

    害虫が付かなければ、すす病になって黒く変色することはありません。

    害虫が寄り付かないように、サボテンを日当たりと風通りの良い場所に置きましょう。

    すす病になってしまったら

    サボテンがすす病に罹り変色してしまったら、ホームセンターで売られている植物用のカビ取り剤を塗った後で歯ブラシなどで軽くこすりカビを取ります。

    その後、カビを発生させる原因となる害虫を駆除する為に殺虫剤を使います。

    早い対処でサボテンを変色から救おう

    今回はサボテンの変色の原因と対策をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

    サボテンの変色は根腐れ、葉焼け、すす病が主な原因のようです。

    サボテンの変色に気づいたら変色を放置せずにすぐに対処しましょう。

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