冷蔵庫の温度に関する疑問。適正温度は?部屋ごとに温度が違う?
2015/12/09
sura
2016/10/17 更新
長期間食品を保存しておける冷凍庫は、我々の暮らしの必需品。そんな冷凍庫が一体どのくらいの温度なのか、意識していますか?適切な温度を知っておくと故障を素早く察知することも可能に。温度がなかなか下がらないときのチェックポイントもいっしょに確認しておきましょう。
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冷凍庫で食品を凍らせるとなぜ長持ちするのでしょう?冷蔵庫で保存するよりも良いことがあるのでしょうか?
温度を低下させることで、細菌の活動を抑制することができるからです。食品の腐敗は、細菌が活動、増殖して、食品内の成分を分解し発酵させることで起こります。
食品が腐ってしまうのは、細菌の活動によるものです。温度を下げて細菌が働かないようにしてしまえば、食品の鮮度を保つことができるのです。
常温のままや冷蔵庫くらいの温度だと、味が悪くなったり色が変わったりしてしまいますが、冷凍庫で適正な温度で保管することで食品を長持ちさせることができるのです。
では冷凍庫の適正な温度とはどれくらいなのでしょうか?
ボックスタイプから業務用、ご家庭にある冷蔵庫と一体になったタイプまで様々な冷凍庫がありますが、どれも適正な温度が一律で決まっています。
冷凍庫の温度はだいたい-18℃と決まっています。これより高い温度だと、食品や氷を保存することは難しいです。
この温度で保管すると、普通に冷蔵庫に入れたときよりも細菌の活動を抑えることができるほかにも、長い期間食品を保存しておくことができます。
この温度になっていなかったら、意味がないということなのですね。急な冷凍庫の故障は本当に困りますよね・・・。
業務用の冷凍庫には様々な形式があります。見た目や大きさだけではなく、温度設定の面でも家庭用とは大きな違いがあるようです。
家庭用の冷凍庫の庫内温度は、JIS規格(スリースター以上)により-18℃と定められています。
一方、業務用冷凍庫の庫内温度は、家庭用よりも低く、一般的には-20℃~-30℃という温度設定がされています。
これは、忙しい厨房で頻繁に扉の開け閉めをしても、常に-18℃以下を保つことができるようにという理由からです。
また食品の中には、-20℃であっても劣化が進んでしまうものもあります。その対策として-60℃近くにまで設定できるものもあります。
業務用の場合は庫内の温度が上昇した場合に急激に冷やす機能も必要で、熱いものを急冷却する機能もあったりします。
厨房など、設置された周囲の温度が高い場合でも、庫内の温度を常に維持するための機能が重要視されます。
もしも、冷凍庫の温度が基準よりも高かったり低かったりしたら、どうなってしまうのでしょう?中に入れているものがどうなるのか、気になりますね。
まずは温度が上がってしまったとき。冷蔵庫が壊れてしまったときもそうですが、冷凍保存しておいた生鮮食品が徐々に解凍されて品質が変わってしまいます。先ほども紹介したように、冷凍保存した食品はとても長持ちしますから、いつから冷凍庫に入れていたのか分からない!なんて食品もありますよね。温度が上がってしまうとそれらの食品が大変なことに!
逆に温度が下がりすぎてしまった場合。冷凍庫のパワーが強すぎて-18℃よりもさらに温度が下がってカチカチになってしまった食材は、保存はされますが食品そのものの味も栄養も失われて食べられなくなってしまいます。
冷凍庫だからといって冷えていればいいわけではないのですね。
では、冷凍庫内の温度が急に上がったり下がったりしてしまったときはどうすればいいのでしょうか?
なんだか冷凍庫が冷えていない!と思ったときには、こんなところも確認してみてください。案外気が付いていないのでは?
日に何度も冷凍庫を開け閉めする、一度開けたら探すあいだ開けっぱなし・・・。これでは庫内の温度が上がってしまうのも当然。電気代の無駄にもなります。
冷蔵庫の周りに隙間がなかったり、側面にマグネットで紙などを貼り付けていると、冷蔵庫が冷えるために放出している熱を、逃がす場所がなくなります。
パッキンが劣化してしまうと、冷気が漏れ出てしまうので、冷えが悪くなります。
冷凍庫の中が温かい、あるいは冷たすぎる!そんな急な温度変化の場合、すぐに故障を疑うのではなく、これから紹介するようなポイントをチェックしてみましょう。ご自分で解決できる場合もあるかもしれませんよ。
冷凍庫の中が温かい、あるいは冷たすぎる!そんな急な温度変化の場合、すぐに故障を疑うのではなく、これから紹介するようなポイントをチェックしてみましょう。ご自分で解決できる場合もあるかもしれませんよ。
冷蔵庫や冷凍庫は設置場所の気温や環境によって温度が変わる場合があります。例えば夏と冬では室温が違うように、季節によっても冷凍庫内の温度が変わることがあるのです。
冷凍庫に温度調節機能がついていれば、それを使いましょう。季節に応じて細かな調節をしてあげることで適正温度を保つことができるようになります。
冷凍庫の中身がいっぱいだと、冷気が通らなくなって食品が溶けたり温度が上がる原因になります。適量を心がけましょう。
市販の冷凍食品には目安となる賞味期限が明記されていますから、定期的にチェックするなどして冷凍庫がいっぱいになるのを防ぎましょう。
霜ができると食品の入れすぎと同様、冷気が届かなくなって冷えなくなってしまいます。冷凍庫の霜取りが市販でも売られていますので、早急に取り除きましょう。
食品を美味しく衛生的に保管するためには、冷凍庫の正しい温度設定が大切であることが分かりました。温度がもし変わってしまった場合の対処法はぜひ参考にしてください。それでも復活しない場合は・・・メーカーさんにお願いして修理してもらったほうがいいでしょう。
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