ナチュラルな庭づくり。ナチュラルガーデンは癒される活力源です。
2016/08/16
やまだーこうち
2015/12/10 更新
庭を美しく演出する優雅なデザインのアーチ、老若男女問わず人を魅了する華麗なバラのアーチなど、ガーデンアーチは庭を美しく飾ってくれる最高のガーデニングアクセサリーです。今回は、そんなアーチの種類や憧れのバラのアーチの作り方等々、色々ご紹介します!
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花と共にお庭を美しく飾るガーデンアーチ
季節の花を庭に植えたり、鉢植えやオブジェを置いたりと、自分好みに庭を飾るのって、とても楽しい作業ですよね。
でも、まだ何か物足りなさを感じていませんか? もっと大胆な飾りつけを、立体的な演出をしてみたいと思いませんか?
それに応えてくれるのが、アーチやパーゴラといったガーデンアイテム。
特にアーチは庭をシーンごとに区切ったり、連ねてトンネルを作れたりと、とても用途が広い優れたアイテムなんです!
今回はそんなガーデンアーチを色々と紹介します。
丈夫で頑丈なアイアン製アーチ『ゴージャスアイアンアーチ』
アーチの素材には色々ありますが、長年使うという点で言えばおすすめはアイアン製。
頑丈ですし重厚さと立体感とで、お庭を豪華に演出します。
奥行きの有るアーチを探していました。
両サイドから、2種類のバラを誘引するのに
充分な幅で満足してます。
素材も、アイアンで重厚感が有って早くバラを
誘引したいです。
大変豪華です。全体的に低めです。もう少し高くてもよいと思います。なかなかしっかりしています。大ネジが三本不足していて、家じゅう同じネジをさがしてなんとか完成しました。他の方も述べておられますが、大変困るので、中国から出荷の際は検品が必要ですね。中国製だから仕方ないとあきらめません。高価な買い物ですからしっかり確認してから販売してください。同じショップのクリアなさび止めのペイントを購入しましたが、正解でした。是非、同時購入をお勧めします。
既製品のアーチは現在国産のものが少なく、外国からの輸入品が多いそうです。
また、アーチに限らず、アイアン製品は設置環境によってはサビの心配がありますので、サビ止めペイントを一緒に購入するなど、サビ止め対策をしておいた方が良いと思います。
温かみのあるデザイン。ウッドアーチ『アイリスオーヤマ アーチ ウッド TA-110』
木製ならではの温かみで、庭を優しく演出するウッドアーチ。
植物との相性が良く、サイドのワイヤーとラティスに壁掛けをして楽しむ事ができます。
五年ぐらい使って古くなったので以前の物は裏口に移動し、新たに購入しました。家のイメージから
白色にペイントして中に扉を別途購入して左右に同じワイヤー模様の物を購入して玄関に続く入り口
に使ってます。同じイメージの物がそろっているのでアレンジでして気に入っています。
ウッドアーチは防腐・防カビ処置など、耐候性を上げる対策はしてありますが、それでもやはり耐久性では他の素材に一歩及ばないところがあります。
でも木製ならではの温かみと自然との相性の良さは、やはり捨てがたいですね。庭をナチュラルに演出したい場合でも活躍してくれそうです。
コンクリートなど埋め込みができない場所に!自立可能なガーデンアーチ『G-Storyアーバンアーチ』
アーチの設置方法は、土に差し込んで固定するタイプが多いのですが、設置場所がコンクリートだったり、土でも深く掘れない場所だったりする場合は、自立できるタイプを選びます。
ただし、それだとアーチが安定せず、強風などで倒れてしまいかねないので、このアーチの場合はプランターが重し代わりになっているのです。
白モッコウバラのアーチを作りたかったのですが、我が家の庭はほとんどがコンクリート敷きの為諦めていたところ、このアーチを見つけました。
組み立ても1人で簡単に出来(組み立て説明書には2人でと書いてあった気がしますが)両側にテラコッタの鉢を置くとグラつきもなく、念願のアーチが完成しました。
このアーチが白モッコウバラでいっぱいになる日が今から楽しみです。
花壇にスペースがなく、差込みタイプが使えないので、
こちらを購入しました。組み立ては簡単でした。
マットな感じでおしゃれですが、アイアンが細めで組み立てた時は少し不安定でしたが、植木鉢をセットすると落ち着きました。
自立可能なタイプのアーチは他にもあります。ですが、やはり埋め込んで固定するタイプに比べると不安がありますので、なるべく風が当たらない場所を選ぶなど、強風対策をした方が良いと思います。
ガーデンアーチの固定方法①
ブロックや小石、モルタルを使います。
まずは基礎用の穴を地面に掘ります。
・・・深さ30㎝ほど掘ったら、中に砂を入れて穴底部分を平らにし、半分の大きさのブロックを中に入れます。水平器を使ってブロックの高さの水平を確認したら、まわりに小石を入れて、穴の中でブロックを固定させます。
ガーデンアーチの固定方法②
モルタルを入れてしっかり固定!
次にアーチの脚をブロックの穴に入れ、モルタルで固定し、3~7日ほど乾燥させます。
・・・モルタルが固まったら、基礎部分に土をかぶせ、足元に砂をまけば、アーチの設置は完成です。
庭へと続く玄関やアプローチ、広い庭なら小さなアーチをフォーカルポイントに持っていくなど、アーチの設置場所は自由自在。庭の広さや、どんな風にデザインするのかを考えて、アーチのサイズや庭のどこに設置するのかを決めましょう。
アーチと設置場所が決まったら、次はいよいよ憧れのバラのアーチ作りです!
バラのアーチ①
こんな風に咲き誇るバラのアーチをお庭に作れたら、最高ですよね!
アーチが完成したら、いよいよバラの誘引にとりかかります。
両方の足元につるバラの苗木を植えつけ、アーチの側面に長くて太い枝をS字を書くように留めていきます。残った枝は空いたところに配置して、それぞれ留めます。この作業は新芽が出る前の12月~1月頃が最適。葉も花もない茎だけの季節にしっかり形を作ります。
いくらよく伸びるつるバラでも、アーチを覆うほどになるには時間がかかりますが、その時間を少しですが短縮できる方法があります。
つるバラの長尺苗
これなら予定よりも早くアーチを完成させる事ができますね。お庭の即戦力です。
通常だと、自宅の庭で長い時間をかけて育てて、やっとアーチに仕立てられるつるバラが、届いてすぐに仕立て作業に入る事ができるのです!
つるバラにも色々あって、2~3mくらい伸びるものもあれば、4m以上も伸びるものもあります。つるバラを選ぶ時は、花の色や形だけでなく、アーチのサイズや庭への設置場所、そしてアーチに誘引する時の事も考えて、大きくなり過ぎず、枝がしなやかなものを選びましょう。
バラのアーチ②
アーチに絡ませるバラは、左右両側に最低2株必要ですが、同じ品種でそろえた方が無難です。
品種を左右で変えたい場合は、色や形など、どこかに共通点がある品種を選ぶと上手くまとまります。
アーチに映えるつる性植物はバラだけではありません。もちろんバラのアーチは素敵ですが、他にもこんな魅力的な植物があります。作りたい庭のイメージや、庭に植えている花や樹木とのバランスを考えて、試してみてはいかがでしょうか?
・開花期:4月中旬~10月(種類によります)
・草丈/樹高:20~300cm以上(つる長)
・花色:白・赤・ピンク・黄・青・紫・茶・黒・複色
クレマチスは、古くから親しまれているガーデンプランツの一つです。テッセンと呼ばれることもありますが、じつはテッセンとは、中国に自生している、6枚の乳白色の花弁をもち、雄しべが花弁化している一つの原種のことです。
クレマチスは、世界にたくさんの野生種、原種があり、これらの交配によって、多くの品種が生まれています。
20世紀後半から21世紀初めにかけ個人育種家によって盛んに品種改良なされ、世界的にも有名な品種が続々誕生しました。
日本でもガーデニングブームにより10年前から花屋さんの店頭でも見かけるようになりました。
変化に富んだ花形、花色が増え、今日では多用途に使えるようになり、大変人気があります。
バラと同時期に咲くので、一緒に庭に植えて花の競演を楽しむ方もいらっしゃるそうです。
・開花期:3月~4月
・草丈/樹高:1m~3m
・花色:白
ハゴロモジャスミンは、中国雲南省原産の半常緑のつる植物で、花に強い香りがあることから人気があります。一般に普及したのは比較的新しく、あんどん仕立ての鉢植えの販売が始まった昭和50年代からだと思われます。ジャスミンの仲間では、比較的寒さに強く、暖地では庭植えで栽培することができます。
この花の名前にもなっている「羽衣」というのは、天人が着る、鳥の羽で作った薄い衣のこと。または、鳥や虫の羽のことを言います。
ハゴロモジャスミンは、1つのつるの先端に30から40ものたくさんのつぼみをつけます。それが開花した時は、重なるように次々と甘い香りを放ちながら咲きます。
基本的には常緑なので、花が無い時でも緑が茂ったアーチを楽しむ事ができます。
・開花期:5月~6月
・草丈/樹高:3m~10m
・花色:黄
キングサリは、5月に垂れ下がる総状花序に鮮やかな黄色の花が咲く姿が圧巻です。斜め上方に伸びた枝から20cmほどの花の房がいくつも垂れ下がるのが本来の姿ですが、枝が柔らかいのでフェンスやアーチに誘引して仕立てることもできます。
5月~6月頃に枝から下に向かってぶらさがるように、非常に目を引く黄色い花を咲かせます。別名のキバナフジの通りぱっと見は黄色い藤のようにも見え、その花の咲く姿は圧巻です。
その花の美しさとは裏腹に、有毒植物としても知られており、特にタネには毒性の強いアルカロイドが含まれているので、誤って子供やペットが決して口にしないように気を付けてください。
寒さに強い、寒冷地向きの植物なので、日本の場合は関東よりも北の地域が栽培に向いているそうです。
ヨーロッパでは非常に有名な植物で、イギリスの有名な庭園「ボドナント・ガーデン」には、大変見事なキングサリのアーチがあるそうです。
バラのアーチ③
アーチを連ねるとトンネルに。庭の広さに余裕があれば、やってみたいですね!
いかがでしたでしょうか? お庭をワンランクアップさせる素敵なガーデニングアイテム・ガーデンアーチについて、まとめてみました。
本格的に用意するとなると、それなり手間がかかるアーチですが、完成した時にはきっと、その苦労を吹き飛ばす感動を与えてくれる事でしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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