失敗しないサボテンの育て方のポイントは最適な土を選ぶことです
2016/01/06
gomachan
2016/01/16 更新
サボテンが元気に育つためには、土は欠かせない要素です。でもいざ自分がサボテンを育ててみようとなったとき、サボテンの土について詳しい人は、中々いないんではないでしょうか?そんなサボテンのことや、その土について調べてみました!
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サボテンは、種類が多いから、多肉植物と分けられていただけなんですね!
では、サボテンと多肉植物の違いとは何でしょうか。
それは、「刺座(アレオーレ)」の有無です。
刺座とは、サボテンのとげの綿毛のような白い部分のこと。
この刺座があるのがサボテン、ないのが多肉植物です。
サボテンと多肉植物には、明確な違いがあったんですね!
綿毛のような白いものがありますね。
これが、アレオーレ(刺座)なんです!
取れ方にもよると思いますが、ほとんどの場合アレオーレ(刺座)が再生することはありません。私が育て始めるよりもっと以前にアレオーレ(刺座)が取れたところが、今年再生したのを初めてみましたが、再生するにしても少なくとも4、5年はかかるみたいです。運良く再生する核のような細胞が残っていたりしたのでしょう。
サボテンのアレオーレ(刺座)が取れたら、だいたい元に戻らないんですね。
アレオーレ(刺座)が取れると、もうそこから花が咲くことはありませんし、だんだんその周辺が茶褐色になっていき、汚くなるのも残念です!
アレオーレ(刺座)が取れたところが、そこだけ茶色くなってしまったら、目立ちそうですね。
取れないように、扱いには気を付けましょう!
サボテンの刺は葉っぱが変化したものと言われています。そしてその刺を支えているのが、アレオーレ(刺座)と呼ばれている部分で、通常綿毛に覆われています。アレオーレは、一般の植物でいう枝に当たる部分と言われています。そしてこのアレオーレ(刺座)がサボテンと他の多肉植物とを区別する目安となるものなのです。
サボテンのアレオーレ(刺座)は、枝にあたる部分だったんですね。
アレオーレ(刺座)の有無で、サボテンか多肉植物かを区別できるのは、分かりやすくていいですね!
元気に育っていますね!
サボテンを育てるなら、こういうふうに育てたいですね。
サボテンは良い土を使うとイキイキと元気に育ちます。
良い土の条件は次の5つに絞り込まれます。
①通気性が良い。
②排水性が良い。
③保肥力がある。
④粒が細かく均等の大きさである。
⑤適度に保水性がある。
サボテンは、乾燥した地域に生息しているので、このような条件になるんですね。
これを見ると、乾燥させすぎもよくないということが分かりますね。
適度に、保水力のある土を作っていきましょう!
土づくりが栽培の基本にあることは確かですが(つまりうまく育たない土というのは、確実にある)、
同様に、いやそれ以上に光線や温度条件なども重要なファクターです。そして、どんな傑出した配合用土を
もってしても、陽があたらないとか、温度が上がらないといった環境要因のマイナスを覆すのは難しい。
サボテンを育てる環境も、重要なんですね!
サボテンは、昼間に暑く、夜間に冷え込む砂漠に自生しているそうなので、暑さにも、寒さにも強いようです。そんなたくましいサボテンでも、夜間の暑さは、苦手なんですね。注意して育てましょう!
こう見ると、赤玉土と腐葉土はだいたい配合に入っていますね。あとは、それだけだと水持ちが良すぎるので、排水性にすぐれている川砂や鹿沼土や軽石砂や鹿沼土などを混ぜているんですね。
その他にも、排水性を良くするために、バーミキュライトやパーライトを入れている人もいるみたいです。あと燻炭は、根ぐされ防止のためと、アルカリ性なので酸度調整のために配合されているんですね。その他に、根ぐされ防止のためにゼオライトや珪酸塩白土やなどを混ぜたりもします。
サボテンに限らず、植物にとって根はとても大事ですよね。
サボテンの土には、根ぐされ防止効果のある改良用土が、よく配合されていますね。
根ぐされ防止効果のある改良用土には、珪酸塩白土やゼオライトやくん炭などがあります。
これをサボテンの土に、少量混ぜると根ぐされ防止になるそうです。
サボテンの自生地は乾燥地帯が多いようです。(種類によりけりですが・・・)
さらにサボテンは根が弱く、腐りやすい性質があるので、雨の日や湿度が
高そうな日は室内に入れてやった方がいいと思います。
水やりについても鉢の表面部分の土が乾いてから与えるようにした方がサボテン
にとってはいいかと思います。
サボテンは、根が弱く腐りやすいので、根腐れ防止剤が入っていることが多いんですね。
土に根腐れ防止剤などを混ぜ、排水性の良い土作りをしましょう。
そして、水のやり過ぎにも注意しましょう!
この白いものが、珪酸塩白土ですね。
リン酸は根の生育を促す効果があるので、サボテンの土に珪酸塩白土を入れると、色々な良い効果をもたらしてくれそうですね!
珪酸塩白土は、根ぐされ防止効果や根の生育を促す効果の他に、土の中のチッソ成分を調整して還元してくれたり、酸性やアルカリ性の土を中和して環境を整えてくれる働きがあるそうです。。また、肥料を蓄える力があるので、成長に必要な16種類のミネラルを豊富に含んでおり、それを適度に放出してくれる働きがあります。
こちらは、100均で買える根ぐされ防止材のゼオライトだそうです。
100均には、何でも売っていますね。
費用をうかしたいときに、助かりますね!
ゼオライトや木炭も吸着力はありますが、吸着されたチッソ成分は固定されてしまいますから、土壌に還元することはできません。また多くのミネラルを放出する機能は、ゼオライトや木炭には備わっていません。
珪酸塩白土とは、このような違いがあるんですね!
費用と相談しながら、用途に合った使い分けをしましょう!
サボテンは、アルカリ性の土を好むそうですが、実際はどうなのでしょうか?
自生地ではアルカリ性の土壌に生育しているにもかかわらず、弱酸性の土壌で栽培した方が生育がよいサボテンがある、という話を聞いたことがあります。
すべてのサボテンに当てはまるわけではないかもしれませんが。
自生地ではアルカリ性の土壌で我慢している(?)のかもしれませんね。
私もやまぐちさん同様、赤玉土を配合した、おそらく酸性に傾いた土を用いていますが、多くのサボテンで問題は起きていないように思います。
あるいはかちがらすさんがお書きのように、かなり幅広い用土に適応する能力を持っているのでしょう。
サボテンは、いろんな環境に順応できる、強い生命力を持っているんですね!
メキシコに生えているサボテンです。
とても大きいですね!
石灰はアルカリ性なので、それを土に施すことによって、アルカリ性よりに土を酸度調整できるからですね。
高いpHの用土は栽培を難しくします。乾燥がちに管理するサボテンの場合はとくに、微粒要素や肥料分の吸収を阻害して、成長に支障を来します。
日本の土は酸性よりなので、pHをアルカリ性よりにしようと、石灰を施しすぎると土が硬くなったりして、土の環境が悪くなり、微粒要素や肥料分の吸収を阻害してしまうことがあるんですね。
石灰のやり過ぎには、注意しましょう!
砂よりは赤玉・鹿沼など土気の用土の方が、管理がしやすいということです。
土の物理的性質には、水分、肥料分などを吸収し、保持する働きがあり、土中温度の変化も砂より緩やかです。
サボテン用の土に、赤玉土や鹿沼土を主に使った方が色々な面で、良い効果があるんですね。
砂は排水性がいいので、サボテン栽培に向いていそうですが、排水性がいいだけではダメなんですね。
それは、根は湿っていいる状態で、栄養分を吸収することができるので、乾燥気味の場合は、栄養がうまく根から吸収されないで、サボテンが栄養不足になるからだそうですね。
なので赤玉土や鹿沼土などもバランスよく使い、排水性、保水性、保肥性にすぐれた良い土を作りましょう!
この白いつぶつぶは、化成肥料ですね。
肥料は、あまり必要ないと言われますが、種類によっては成長期には、生育がよくなるので、緩効性化成肥料や液体肥料などを施すのがいいそうです。
元肥に緩効性化成肥料を混ぜ込んでみたり、成長期に追肥として液体肥料を使ったりと、うまく使い分けて、元気なサボテンを育てましょう!もちろん、有機肥料も良い品質のものなら、サボテンの良い土作りになるので、ぜひ挑戦してみてください。
簡単に済ませたい場合は、培養土を使ってもいいですね。
園芸の手引書や園芸教室などでは、赤玉土や腐葉土をブレンドして使う方法をとります。しかしはじめて植物をそだててみたい方や、一鉢だけ植え替えたいなど、少量の土で間に合う場合には培養土が便利です。
ポイントをふまえて、良い培養土を選びましょう!
まず、成分表示があるサボテンの培養土の方が、信用できるので、表示の有無をチェックしましょう!
重さも重要で、培養土の重さを比べてみた方がいいそうです。
極端に軽過ぎても重すぎても、よくないそうです。
それは、極端に軽い場合は排水性が良すぎたり、極端に重い場合は排水性が悪すぎる場合があるからですね。
品質も色々なので、分からない場合は、専門の店員さんに、ぜひ聞いてみてくださいね。
サボテンの培養土にも色々あるので、気を付けるポイントを把握しましょう!
色々なことを気を付けながら、品質の良いサボテンの土を見つけましょう!
サボテンに適した鉢にもいくつかのポイントがあるそうです。
サボテンより一回り大きな鉢を選ぶ
サボテンを入れて1㎝程度の余裕があるものが◎
鉢の素材はプラスチックか、焼き鉢なら「駄温鉢」が良い
素焼きの鉢はインテリアにはピッタリだがサボテンの生育には不向き
鉢にサボテンが、大きすぎず小さすぎずキレイに納まっていますね。
サボテンを成長させるためには、鉢選びも重要です。まずは大きさ。普通のお花と一緒で、小さすぎると根が詰まってしまいますし、大きすぎると土が湿りやすかったり、水が乾いてしまって良くありません。一回り大きいくらいが、ちょうどいいです。深さのある鉢だと寝腐れを起こしやすいので注意してください。
サボテンの大きさを見ながら、ぴったりの鉢を見つけましょう。
深い鉢でも、工夫をすれば使えるようになるんですね。
排水性をよくするために、底に穴が開いていますね。
まずは根腐れ防止用の珪酸塩白土を底に薄く敷く。多肉植物に関わらず、植物を育てるときは、水と養分を循環させ、根腐れを起こさないために、底に穴が空いた鉢を使用するのが基本。ただし、この珪酸塩白土を敷けば穴のないカップやグラスなどでもかなりの確率で根腐れが防げる。
元気なサボテンを育てるために、なるべく底に穴のあいた鉢を選びましょう!
これが、サボテンを育てるのに適した鉢なんですね。
素焼鉢より、水分が蒸発しないそうです。
鉢の素材について。よくある素焼きの鉢は、乾燥が早すぎるためサボテンには向いていません。また、気化熱で用土が温まらないという難点もあります。焼き鉢だと、朱温鉢や駄温鉢が適しています。
サボテンが、黒いプラスチックの鉢にたくさん植えられていますね。
プラスチックの鉢もオススメです。特に、色は黒がいいとされています。理由は2つあって、まず1つ目が「焼き鉢のようね根がこびりつかない」ということ。植え替えが楽です。2つ目は「土中温度を上げやすい」ということ。サボテンの成育には、根を冷やさないことが大切なんです。
プラスチックの鉢は水が蒸発しにくいので、土作りのときに排水性に気を付けたり、場所にも気を配って根を冷やさないようにしましょう。
メキシコのサボテンです。
元気そうな、大きなサボテンですね!
土が良ければ、こんなに育つんですね!
サボテンの土について調べてみましたが、人の数だけ配合が微妙に違うのが、解っていただけたでしょうか?基本的な配合はありますが、サボテンの種類やどこで育てるかによって、色々と違ってきますよね。みなさんもポイントはおさえつつ、サボテンにとって良い土の配合を、見つけてみてくださいね!その時に、ぜひ参考にしてみてください!
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