玄関は家の顔!!お洒落な玄関扉&機能的な玄関扉をご紹介します♪
2015/12/12
ayax
2015/12/29 更新
我が家の顔である玄関。その空間をどう使えるかと考えた事ありますか?実は、玄関に土間があるってとても素敵で便利なんです。今回は日本伝統的な土間から現代的な土間、土間の利用法までご紹介します。マイホームを検討中の方、将来的にはいつか・・・、とお考えの方、必見です!
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土間ってなあに?
玄関は各家庭に必ずあるものだけれど、土間って漠然としたイメージでしか思い浮かばない方も少なくないのでは?土間って玄関とどんな違いがあるのか。そもそも土間って何??って思ってしまいます。そんな訳で、土間って一体何なのかを調べてみましょう!!
土間とは 屋内で、床を張らず土足で歩くように作られたところ。
古い民家では、玄関と、履き物を脱いで上がる居室(床を張った屋内)との間に、土間がつくられていた(戸外と屋内の中間的な所)。
土間は、地面より高い位置にある居室とは区別され、主に作業の場として利用されてきた。現代住宅では、土間は玄関の一部。作業スペースとしての機能は無い。
昔は、屋外と同じような作業の出来る部屋のような機能を持つ土間が当たり前のように作られていたんですね。土間と玄関との区別もようやくハッキリしてきました。
昔の土間ってどんな風に使っていたの?
土間の意味が分かった所で、実際に昔の住宅でどんな使い方をしていたのか興味が出てきました。きっと昔の人の土間の利用法を調べてみれば、現代の玄関にも生かせるヒントが見つかるかもしれません・・・!
台所として利用
土間は、昔台所として利用されてきました。
現代のように部屋の中に水道が取れる訳ではなく、玄関に水道を引き、竃で煮炊きをしていたとの事です。
台所は床上空間と土間空間とに分かれ、床上に竈(かまど)、土間に蹲踞(つくばい)式流しというのが一般的。まだガスが燃料として採り入られておらず、竈(へっついとも言う)と七輪が床上で使用された。また台所の床の一部が揚板になっており、床下収納のようものがしつらえられたりしていた。
土間というと薄暗い玄関というイメージで、季節によっては寒さ厳しい事もあるかと思われます。今のキッチンよりも不便だったであろう そんな土間で、女性は一生懸命料理をしていたんですね。
農家の作業場として利用
農作業をして帰ってきて土間で農具の直しをしたり、雨や雪の日に藁で傘や藁細工などを作ったりしていたようです。外で出来る事を家の中でもやってしまおうという昔の人の考え方を知ると、皆働き者だったんだろうなぁとつくづく感心してしまいます。
農家をはじめ昔の家々では、必要なものを稲わらや木を使って自作して使用していた。そうした作業を行うのも土間だった。ゴザを敷いてその上で縄をない、草鞋(わらじ)や笠(かさ)つくり、収穫した豆のさやを取ったり、干しておくものを縄にくくりつけたり。日中の農作業の残りを、夜あかりをともしておこなうなど、雨や雪など天候の悪い日に屋外でできない作業をする場として重要な役割を果たしていた。
お父さんの作業を子どもたちが手伝ったり、お母さんが夕ご飯の支度をしながら子どもたちと会話をする・・・今のリビングダイニングのような家族の風景があったんでしょうね。
おうちにきた方とちょっとした世間話をしたり、お茶を飲んだり。そんな素敵な場所であったんですね。
昔の土間の利用法を見てきて、今の住宅にもあったらいいんじゃないかと思うポイントがたくさんありましたね。そんな昔ながらの土間を現代風にアレンジして素敵な暮らしをされている方々がいるんですよ!
コミュニケーションの場として
現代風土間は、こんなに機能的かつオシャレに変身しましたー!
本棚やCDなど趣味の部屋にしてしまう。すると自然と訪れたお客さんとのコミュニケーションが生まれてくるのでは?
土間の用途の1つであるコミュニケーションの場である空間がこんな素敵な場所になるんですね!玄関ではなく、リビングにもなっちゃいますね。
収納スペースとして
趣味の多い方にとっては、欲しいスペースでしょう。自転車やスニーカー、工具箱など様々なものを収納出来る場所でもあります。
新居を考えた時に、やっぱり出来るだけ欲しいと思うのが収納スペースですよね。
ガレージに置くよりも、すぐに使えますし、うまく配置すればインテリアにもなったりしますから 絶対土間収納、良いと思います。
薪ストーブを囲んで 団らんの場として
薪ストーブのある家に住みたいと思う人は少なくないのでは??
エアコンやヒーターとは違う優しい暖かみで、優しい落ち着いた気持ちになります。
焼き芋やピザを焼いたり、雪で濡れたコートを乾かしたりしながら、家族との会話も弾むでしょう。
薪ストーブがあるからこそ、玄関土間が団らんの場所に変化するんですね。ほんわか暖か空間で子どもたちとその日の出来事を話したり、訪れた人とちょっと火にあたりながらお茶を飲む。こんな場所が家にあったら体も心もほっこりしそうですね!
これまで、土間の素敵な用途をあげてみましたが、ただただシンプルに玄関に土間がある風景もこれまた風情が感じられて素敵なんです。
坪庭からの光が差し込む広い玄関土間。
京都などの古い町並みにマッチする玄関土間。
高級なお店かと思うような素敵な空間ですね。
憧れの広ーい土間!こんなお家に住めたら良いなぁと思わず思ってしまいました。
雰囲気の良いこぢんまりとした玄関土間
こちらも古い町並みに馴染む玄関土間。
こぢんまりとした印象ですが、ずっとここでお話していたくなるような居心地良さそうな空間です。
間接照明がこの空間の雰囲気を更に素敵に見せてくれていますね。
和風なのに、洋風な雑貨もしっくりきそうです!
マンションでも土間玄関
一戸建てでなくても憧れの玄関土間が作れるんです。
マンションを購入して、玄関に土間を、と考えてみるのも一つだと思います。
新築一戸建てはなかなか手が出なくとも、諦める事無く玄関に土間を作る方法の1つとして参考にしましょう!
玄関に土間があるってこんなに素敵なんだ!マイホームを建てたら、是非とも土間を設けたい!!そう思いましたが、もしかしたらデメリットもあるのでは?
冬は寒い!
夏は涼しいという利点が、冬は寒いという難点になってしまう。
という訳で、床下暖房や薪ストーブを置くなどの対策をする事が必要となります。
特に土間は夏は涼しくて気持ちがいいのですが、冬の寒さには注意が必要。
場合によっては暖房効率も悪くなり、土間があるおかげで冬はすごく寒いなんて事も・・。
土間だと、コンクリートだったり、タイルだったりするので底冷えしそうですもんね。
しっかりとした暖房対策が必要となるんですね。
段差がある事を将来的に考えて
若いうちは多少の段差は気になりませんが、いつか年を取って、足腰が弱くなってきてしまうと、段差は危険です。
若い内でならよいが、最終的にはフルフラットの家を希望することになるかもしれない。
年齢を重ねるにつれ、土間から居室の床面に上がり下がりするのは、面倒になってくるはず。
これをクリアできるよう、将来的なリフォームを充分見通した上で土間を取り入れるべき。
これは、建築家と相談を重ね、あなたの将来の暮らし方まで見据えた上で決定しなくてはならない。
見た目重視なのは若いうちだけかもしれません。年を取った時にどうするか、考えて大工さんや建築士さんにも相談してみると良いかもしれませんね。。
靴の着脱が面倒!
とっても素敵な土間なのですが、その場では靴を履いていなければならず、部屋に入る時はもちろん、靴を脱がなければならないのです。その手間が面倒に感じる事も。。
毎日の事ですから、慣れてしまえば問題なさそうですが、体調などによっては靴の着脱が面倒になるって言う事もあるかもしれませんね。
是非、味のある玄関に!土間は家庭の雰囲気作りと絆を深める為に効き目あり!
デメリットを踏まえても、やっぱり土間のある玄関ってとっても雰囲気があって機能性もバッチリな素敵空間でしたね。是非マイホームを計画中の方々、家族と土間のある暮らしはどうかと提案してみて下さい。きっと、今までよりも家族の絆が深まる良い時間が過ごせるようになると思いますよ!
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