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表面的な汚れのイメージが強いカビ。 しかし目に見えない菌も危険!

気付いていると発生しているカビ。そのカビは見た目も汚いですが、実際はその菌にも危険な効果があります。菌は目に見えないのでイマイチ実感が出にくいですが、人間の身体に様々な悪影響をもたらします。今回はカビの菌が人に与える影響について、ご紹介します。

汚れを取ったら終わりではないカビ!

カビは色々な場所に発生して、見た目も汚らしくしてしまいます。狭い場所にカビが出ると、その菌を消すだけでも大変ですよね。

しかしカビの菌は、人間の身体の内部に入り込んで悪さを働くケースがあります。具体的にどんな影響があるのか、見ていきましょう。

カビ(菌類)の基本特徴

そもそもカビとは?

ひとことで言うと、糸のような姿を持つ微生物で、分類としては「菌類」で、食品のきのこと親類です。

出典:http://dr-guide.net

菌類のほとんどは、適した環境におかれたときの増殖がすさまじく、誰でも一度は菌糸が増殖して綿のようになったカビを目にしたことがあるかと思います。

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カビ菌は微生物なので、もちろん目には見えません。
増殖力については皆ご存知の通りですね。

カビが発生しやすい環境は?

カビは梅雨の時期から注意すれば平気だろうと思われがちですが、実際には、春から注意することが必要で対策も春から行います。人間が春の気温が過ごしやすいように、カビにとっても過ごしやすい環境になります。

出典:http://hands.net

カビ菌は梅雨だけでなく、春からも出やすいようです。
菌に対抗するためには、ひと足早い対策が必要ですね。

【カビが発生する主な条件】
◆湿度(80%以上がカビにとって快適です。)
◆温度(20~30度くらいがカビにとって最適です。)
◆汚れ(カビにとって汚れやホコリが大好物です。)
◆酸素(空気に触れることで活性化します。)

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上記のような条件を防いでいくだけでも、かなりの菌を防げるようです。
特に湿度はカビの菌が一気に増殖する条件なので、要注意です。

カビによる人間への影響(感染症)

カビ菌の中で人体に悪い影響を与えるものは白癬菌、カンジダ菌、アスペルギルス菌、アルテルナリア、クリプトコッカスなどです。

出典:http://happyslow.com

カビによる人体への影響は、皮膚表面に異常が表れる感染症と、アレルギー反応によるものの二種類があります。

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カビ菌による悪影響は2種類あります。
すぐに治療しやすいのは皮膚表面の感染症です。

皮膚表面に出る感染症

病気を起こすカビ(真菌)として多いのは、白癬菌[はくせんきん]、カンジダなどです。

出典:http://matome.naver.jp

いずれも皮膚の浅い部分(角質層)に寄生しているために、正しい診断と適切な治療により完全に治ります。

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比較的浅い部分に菌が潜んでいる為、適切な処置をほどこせばそこまで症状は
重くならない傾向があります。

厄介な症状はもう一つのアレルギー反応です。

カビによる人間への影響(アレルギー反応)

単純なアレルギー反応

アレルギー疾患はカビの胞子がアレルギーを引き起こすもので、気管支ぜんそくや鼻炎などがあります。

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呼吸によってカビの胞子が体内に入ってアレルゲンになったり、あるいは肺胞内で繁殖し病気を引き起こします。

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カビも花粉とどうように空気中に舞っています。鼻から入ったり、食べ物と一緒に身体の中に入ると、アトピー性皮膚炎やジンマシンなどのアレルギーを起こしたりします。

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アレルギー反応は、ダニやホコリ等だけでなくカビ菌も原因に挙げられます。
アトピーやジンマシンは辛い症状の為、余計な悪化は防ぎたい所です。

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症

「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」は、アスペルギルスというカビによって起こる病気です。アスペルギルスは、身近な土壌にあり、植物、食べもの、粉塵、水を腐敗させる力をもっています。このアスペルギルスを吸いこむと、喘息のような症状が出てしまいます。

出典:http://allabout.co.jp

■アレルギー性気管支肺アスペルギルス症の症状

湿った咳
ゼイゼイという喘鳴、喘鳴ひどくなると、呼吸困難
息切れ
微熱

気管支喘息と非常によく似ているため、検査を行い、診断する必要があります。

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肺アスペルギルス症は1回発症すると中々、カビ菌が除去しにくい病気です。
特に免疫力が落ちている人は発症しやすいので、要注意です。

食品、カーペット、衣料品、エアコン等にいるカビが発生原因と言われています。

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夏型過敏性肺炎

言葉の通り、夏に発生しやすい肺炎です。咳が出て苦しくなり、熱も発生する病気です。

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トリコスポロンというカビが原因で、浴室と脱衣所の間や台所の流し台などに住んでいます。

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カビの菌は季節性の肺炎も引き起こすようです。
この肺炎の場合は浴室等のカビ菌に注意が必要になります。

カビの菌を増殖させない方法

湿気対策を行う

■部屋の湿度を50%前後に保つ
天気に応じて十分な換気を行い、必要があれば除湿機などを使いましょう。

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■押入れや物置の湿気予防をする
つい放置しがちな押入れ、物置。ジメジメした状態になるとカビが繁殖するので、定期的に換気することを忘れずに。

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換気方法も一工夫!

空気のよどんだ所にカビは発生しますので、空気のよどみをつくらないことです。

出典:http://www.nihonatopy.join-us.jp

換気経路をはっきりさせ、空気の「出口」~「入口」の経路をつり「風が抜けやすい」工夫をする。

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換気扇を効果的に配置し,使う時は「空気の入口」を確保してください。密閉のままでは空気をかき混ぜるだけとなりカビを拡散させるだけです。

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空気の通り道を意識した換気方法。
風の通り道を意識していたら、カビの菌も発生・増殖しにくくなります。

その他のカビ菌対策

■水周りのカビを増やさない
水周りを濡れたまま放置せず、乾燥に努めることも有効。また、適宜カビを殺す効果のある洗剤などを使って、清潔に保ちましょう。

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■洗濯機に専用の洗浄剤を使う
洗濯槽の裏側にはカビがついていることも。せっかく洗濯しても衣類にカビがついてしまったら意味がありません。定期的に洗濯槽のカビにも注意することも効果的です。

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カビ菌は免疫力が充分でない人にとって脅威になる!

カビ菌が人間にもたらす影響の数々、いかがでしたか?
基本的にカビ菌は健康な状態の身体には、あまり悪さはしないようです。
しかし、カビが多く発生したり身体が弱かったり、条件が重なると厄介な症状を引き起こします。

特に『肺アスペルギルス症』は症状も辛い上に、治りにくいので早めの病院受診が望まれます。
湿気・換気対策などを普段から意識して、病気から身を守りましょう!

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