どうやって収納したらいいの?誰もが悩む炊飯器の収納方法を大公開!
2017/06/05
muku.muku
2016/09/09 更新
炊飯器にご飯を入れたまま長期間留守にしてカビが発生してしまった。忙しい毎日を過ごしていると、うっかりそんな事態を招くこともあります。カビの生えた炊飯器はもう使えないのでしょうか?炊飯器は決して安い家電ではないので、しっかり殺菌して使い続けましょう!
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うっかり炊飯器を洗うのを忘れて出張に行ってしまった。
ご飯が残っているのを忘れて、炊飯器を放置していた。
そんなことが原因で、炊飯器のご飯がカビてしまうことがあります。
炊飯器の中は湿度が高く、ご飯の成分であるデンプンはカビの栄養になります。
また、米ぬかには耐熱性の菌が付着しているので、炊飯の熱ですべての菌が死にません。
炊飯器はお手入れを怠ると、カビの温床になってしまうのです。
カビが生えた炊飯器は、もう捨てるしかないのでしょうか?
炊飯器は高いものだと10万円以上の物もあり、決して安い家電ではありません。
できれば、捨てずにもう一度安心して使えるようにしたいです。
炊飯器に生えるカビにはいろいろな種類があります。、
中には間違って口に入ると危険なカビもあるので、注意が必要です。
赤いカビ
炊飯器に生える赤いカビは、フザリウムと呼ばれ、お風呂場や排水溝の赤い汚れとおなじ種類の菌です。
マイコトキシンというカビ毒を生産して、嘔吐や下痢、腹痛などの食中毒を引き起こします。
白カビ
白カビの中には、お味噌や醤油の熟成をさせる麹菌のような有用なカビもあります。
しかし、別の種類の白カビには発がん性があり強力な毒素を持つカビも含まれているのです。
炊飯器に生えた白いカビが麹菌とは限らないので、絶対に口に入れないように注意しましょう。
黒カビ
緑色っぽい黒や灰色のカビはススカビと呼ばれ、浴室やトイレ、キッチン、結露しやすい窓枠などを黒くするのもこのカビです。
軽いので空中浮遊してアレルゲンになりやすいので、黒カビの生えた炊飯器を掃除する際は胞子をまき散らさないようにしましょう。
カビが生えた炊飯器を掃除するのは気が進みませんが、ゴム手袋をつけて掃除してみましょう。
カビの胞子を吸い込まないようにマスクをつけると、より安心です。
カビが生えたご飯は袋に入れて捨てる
炊飯器の中のご飯にカビが生えている場合は、まずご飯を取り除きます。
ご飯はそのままゴミ箱に捨てるのではなく、胞子が飛び散らないようにポリ袋に入れてから燃えるゴミに出しましょう。
炊飯器の釜を洗う
炊飯器の釜を取り外して、台所用中性洗剤で洗います。
釜は傷つきやすいので、金たわし等は使わずにやわらかいスポンジでこすってください。
米がとれにくい場合は、水をいれてしばらく置いてから洗います。
アルコールで拭き掃除
炊飯器の内側や外側など水洗いできない部分は、アルコールスプレーをかけて拭き掃除します。
食器などにかかっても安心な、キッチン用のアルコールスプレーを使ってください。
カビの生えた炊飯器を拭き掃除する際は、使い捨てのお掃除用シートなどを使いましょう。
カビの汚れがシートに付着しても、すぐに捨てられるので便利です。
台所用洗剤やアルコールスプレーの掃除で炊飯器が除菌されたか不安な人は、キッチン用の塩素系漂白剤を使いましょう。
塩素系漂白剤は殺菌力が強い
塩素系漂白剤の主成分は次亜塩素酸ナトリウムで、とても殺菌力が強い薬品です。
塩素系漂白剤を水で20倍に薄めた液で、炊飯器の本体の外側と内側を拭き掃除しましょう。
塩素系漂白剤を20倍に薄めた液に、炊飯器の取り外せるパーツはつけ置きして除菌します。
金属は基本的に塩素系漂白剤は使えないので、金属部品は長時間つけ置きしないでください。
熱湯をかけて殺菌消毒
炊飯器の釜は、漂白剤を使うと痛むので、熱湯をかけて消毒します。
やかんで沸かしたお湯を、釜にまんべんなくかけましょう。
内蓋や他のパーツも一緒に熱湯消毒してもOKです。
お酢も殺菌力がある
消毒用アルコールや塩素系漂白剤がなくても、お酢を使って炊飯器の殺菌ができます。
お酢を水で3~4倍に薄め、炊飯器の拭き掃除に使用してください。
お酢は食品なので、二度拭きの手間がなく便利ですよ。
炊飯器をていねいに掃除しても、カビ臭さが残る場合があります。
そんな時は、以下の方法で臭い取りができるので試してみてください。
レモンで炊飯器の消臭
炊飯器にレモンのスライス2~3枚と水を7~8分目まで入れます。
そのまま、炊飯スイッチを押して炊飯してください。
炊飯が終わったら、保温をきります。
クエン酸でも代用できる
レモンが無い場合は、クエン酸でも代用可。
クエン酸は食品グレードの物を使うと安心ですね。
クエン酸の場合は50gと水を炊飯器の7~8分目まで入れ、炊飯スイッチを押して下さい。
冷めるまで待つ
炊飯器の保温を切った直後は、釜が熱いので冷めるまでしばらく待ちます。
内部の温度が下がったら、釜や内蓋などのパーツを取り出しましょう。
釜の水は捨ててください。
釜や内蓋を取り出し洗う
炊飯器から取り出した釜や内蓋などは台所用中性洗剤とスポンジで丁寧に洗います。
ゴムパッキンは洗いにくいので、楊枝や竹串などを使って汚れをかき出してください。
洗った後はよく乾燥させてから本体に戻します。
炊飯器の発生するカビには食中毒の原因になる菌も含まれています。
もし炊飯器にカビが生えてしまったら、紹介した方法でしっかり殺菌消毒してください。
しっかり殺菌すれば、買い替えずに安心して使い続けられますよ。
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