2017/02/16
hardworkingmom
2015/12/26 更新
最近インテリアとして人気のサボテン。今回はカニサボテンを育ててみましょう。手入れのコツさえつかめばそれほど難しくありません。寒い時期に花を咲かせてくれるカニサボテンの姿に思わずほっこり。ますます手入れしてあげたくなりますよ!
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シャコバサボテンとよく間違えられるカニサボテン。
手入れや世話の仕方は基本同じですが、違うところもあります。
シャコバサボテンによく似ていますが、カニバサボテンは花の咲き方は下に垂れ、葉の先が尖っておらず丸っこくなっています。生息地は同じですが、カニバサボテンの方が標高が高い所に生息しているので寒さに強く、開花時期もシャコバサボテンがクリスマス頃、カニバサボテンは2月頃とやや遅い開花になります。
カニサボテンもシャコバサボテンも冬の寒い時期に花を咲かせてくれます。
それでは手入れはどうなのでしょうか?
カニサボテンの手入れには環境が大切です。
4月から10月まではしっかり日に当てますが、梅雨明けから9月までの日差しが強い時期は直射日光が当たらない半日陰で管理します。
秋には花芽をつけるので、秋以降は夜遅くまで明るい場所に置くと花芽がつきにくくなります。
また蕾の大きさが1cm以下のうちは、できるだけ移動させないようにしましょう。
冬は5℃以上を保つようにしますが、暖房の効きすぎは落花の原因になるので注意しましょうね。
水やりはカニサボテンの手入れにとって大切なポイント!
乾燥に強いため、他の植物より水やりは少なくてすみます。
4月から9月までは土の表面が乾いたらたっぷり与え、蕾が大きくなる10月から11月までは土の表面が乾いたら1~2日待ってたっぷり与えて手入れします。
12月から3月までの寒い時期は乾かし気味です。
また、カニサボテンの開花後、5℃程度の寒い場所で冬越しさせる場合は水やりはほとんどしません。
肥料もカニサボテンの手入れには欠かせません。
4月から6月までは緩効性化成肥料(N-P-K=12-12-12など)
3月から6月までは液体肥料(N-P-K=6-10-5など)をあげましょう。
梅雨明けから花芽ができるまでの時期は肥料を与えません。
サボテンにも虫がつくんです。
ヨトウムシ(ヨトウガの幼虫)
ヨトウムシ
<発生植物・時期>雑食性で農作物の重要害虫。5~6月と9~10月。<症状>暗褐色の芋虫で、昼間は土中に隠れ夜に出てきて葉を食害する。ヨトウガの幼虫<防除方法>夜、見回って捕殺する。若齢幼虫期にオルトラン、ディプテレックスを散布する。
いわずと知れたナメクジ
ヨトウムシと同じく夜行性で昼間は隠れ、夜になると出てきて葉を食べます。
カニサボテンにはどんな土がいいんでしょうね・・・
水はけと通気性のよい用土が適しています。バーミキュライト、パーライト(または軽石)、酸度調整済みピートモスなどの等量配合土などに、リン酸分の多い緩効性化成肥料(N-P-K=6-40-6など)を規定量混ぜて植えつけます。
植え替えは水やりと同じぐらいカニサボテンを手入れする上で重要です。
1年~2年に一度カニサボテンを植え替えると良いのですが、どんなカニサボテンが植え替えに向いているかというと・・・
・前回の植え替えから1年以上たっているサボテン。
・成長が止まっている、またはもっと大きな株にしたいサボテン。
・鉢と株のバランスが悪いサボテン。
・最近元気がないサボテン。
・・・だそうですよ!
それでは具体的にカニサボテンの手入れの仕方、植え替え方法を見ていきますよ~
まずカニサボテンの根をそのまま崩さないように鉢から出します。
鉢底の水抜きの穴を押すとそのまま抜ける場合がありますが、 根が張りすぎて抜けにくい場合は鉢に沿って割り箸などをいれて、鉢と土の間をあけます。 プラスチック製の鉢でしたら、鉢を押すようにして、根鉢を柔らかくしてから抜きます。
根についた土を半分ほど落とします。このとき根を痛めないように注意します。
割り箸などで少しずつ土を落とし、 からまっている根は解いて手入れします。
あまり時間をかけすぎますと 根が乾いてしまうので注意します。
長い根は切り詰めます。ハサミは念のために消毒したほうが良いでしょう。 腐ってヌルヌルした根がないか、臭くないかなどを確認しながら作業します。 もしあったらその部分は根元から切り取るか、その根のついている株は捨てます。 ダメージが大きいようでしたら、挿し芽をして株の更新を行います。
「鉢から抜いたら、根がほとんど腐っていた!」という場合。
完全に根から土を落として手入れし、とりあえず植え替えますが、そのまま枯死する可能性が高いです。
だからしおれていない茎節を使ってさし芽を行い、新しい株を用意しておきましょう。
カニサボテンを増やす方法として「さし芽」なるものが出てきました。
さてこのさし芽とは一体何でしょうか?
芽摘みで出た茎節を使います。
摘んだ直後に挿し芽することもできますが、日陰の涼しい場所に一日置くことによって根を出そうとする体質に変わり、発根しやすくなるようですよ。
茎節の半分を土の中に埋める感じで穴を掘って、その中に挿します
新しいカニサボテンの手入れ方法「芽摘み」という言葉が出てきました。
芽摘みとは何のことでしょうか?
春に地面から3節ほどを残して、その上の茎節を手で摘み取ります。
このように手入れして株全体の姿を整えることを「芽摘み」と呼びます。
この手入れを行うことで、カニサボテンの生長がさらに促されます。
春と秋に芽摘みの手入れをするといいんですね。
カニサボテンの手入れで注意すべき点:
・水やり:水を与えすぎないように。かといって枯らさないように。
・環境:夏は半日陰の場所で。冬は室内で。
高温多湿で根腐れや、病気が起こりやすくなる夏は要注意。
葉が赤みを帯びてきたり、欠けてくるのは根が腐っているのかもしれません。
また夏はナメクジなどの害虫もわきやすく、葉が根元から落ちてしまうこともあります。
用土は水はけの良いものを使い、通気性の良いとこ ろで育ててくださいね。
カニサボテンは手入れのコツさえつかめば、ステキなインテリアとして長く育てることができます。
芽摘みやさし芽、植え替えをすることで株を増やし、大きくすることができます。
なによりもそのように手入れすることで愛着がわきますよね。
ちなみにカニサボテンの花言葉は「美しい眺め」だそうですよ。
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