2015/11/16
おはなぷー
2016/10/09 更新
人は40歳前後で手元のピントが合わなくなってきた事を自覚し、そろそろ老眼鏡が必要かな?と思うようになるそうです。でも自分に合った老眼鏡の選び方は知らない、と言う方は多いのではないかと思います。そこで今回は、失敗しない老眼鏡の選び方をご紹介します。
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最近手元が見えにくくなってきたから、老眼鏡が必要かも…でもどれを選べばいいのかわからないし…。そんな方は多いのではないでしょうか。そこで今回は老眼鏡の選び方をご紹介します。
メガネを初めてかける人は、やはり眼鏡に対して抵抗や不安がありますよね。もちろん、今まで老眼鏡ではないメガネをかけていた人も、老眼となると気持ちも違うのではないかと思います。
老眼になって迷うのが、初めて老眼鏡を作るときに、眼科医に行くべきかメガネ店で良いのかということです。これはまず眼科医に行くことをおすすめします。
というのも、老眼鏡を作るために眼科医で検査を受けたら、老眼ではなく目の病気だったということがあります。また老眼にもなっていたけれど、目の病気が隠れていたということもあります。
それは、老眼鏡を作るくらいの年齢になると目の成人病である、白内障や緑内障の危険性が高まるからです。
そのため、眼鏡の処方箋を書いてもらうことと同時に検査も併せて、病気予防のよい機会だと考えるといいですね。
老眼鏡を作るタイミングは、何を目安にしたら良いのか、なかなかわからないですよね。
老眼は一般的に、だいたい40代に入ったあたりからその症状が出始め、年齢を経るごとに、だんだん自覚するようになります。そのため、40歳を過ぎたころからチェックし始めるのがいいですね。
老眼が進むと、テレビは見えるけれど、新聞や本を読むのが疲れる、針に糸を通したりなどの手元の作業が苦痛になってきます。日常の中で、このような支障が出始めたら、老眼鏡を作るタイミングだといえます。
もう少し細かく決めるのならば、老眼になると30センチ以上離さなければピントが合わず、文字や手元が見えづらくなります。そのため老眼鏡を作るタイミングは、30センチ以上本や手元を離し始めたらということになります。
老眼になっても、老眼鏡はできれぱ使いたくないというのは誰もが思うことですよね。また、老眼鏡を掛けないほうが、老眼が進まないと考える方もいらっしゃるようです。しかしそれは大きな間違いで、老眼鏡をかけるかけないにかかわらず。老眼は誰でも少しずつ進むものです。
手元が見えづらくなり始めたら、我慢せずに老眼鏡を作ることをおすすめします。
老眼のなり始めは、毛様体筋という筋肉を知らず知らずのうちに緊張させて、ピントを合わせることができるので、それなりの作業はできます。ですがその場合、筋肉は一生懸命ピントを合わせようとして常に緊張している状態なので、目に大きな負担をかけていることになります。
見えづらいのに老眼鏡をかけずに我慢していると、目が疲れるだけではなく、肩こり、頭痛や吐き気などを引き起こすこともあります。これは目の疲れからくる、眼精疲労が進んだ症状です。
老眼鏡は、度数が進むたびに一生替え続けるのではありません。65~70歳くらいまでには老眼の進行が止まり、老眼が「完成」されるといわれています。そのため老眼鏡は、度数の進むのが止まる70歳くらいまで作り替えるということになります。
人によっては老眼の度数が少し進むだけでも気になり、1年に1回老眼鏡を作り替えるということもあるようです。しかしそれほど作り替える必要はなく、老眼鏡の作り替えはだいたい平均して、一生のうちで約4回ほどになるようです。
老眼鏡は、老眼が進む70歳くらいまで、3年に1回は病気発見のためにも眼科医で処方してもらいましょう。自分の視力にあった眼鏡をきちんと矯正して作り替えることが、大切な目を守ることにつながります。
今では100円ショップでも老眼鏡が売られていて、数種類の度数に分類されています。100円ショップの老眼鏡でも目に悪い影響がなければ、高い老眼鏡をわざわざ作る必要もなく、気軽にかけ始めることができていいですよね。
しかし100円ショップの老眼鏡を日常的に使うことは、目にとってあまりよいことではありません。
なぜなら老眼以外にも、近視や遠視、乱視などがあったり、左右の目で度数が違うなど、人それぞれ目の状態が違っているからです。
さらに度数の問題だけではなく、老眼鏡をかけたときに、目とレンズとの中心がきちんと合っている必要があります。
100円ショップの老眼鏡は、居間や台所、寝室など数か所に置いて、ちょっとしたものを短時間見たり読むときに使う場合に使いましょう。そして日常的に使用するものは、眼医者できちんと合ったものを処方してもらうのがベストです。
加齢にともない必要になる老眼鏡には、ライフスタイルや利用シーンに応じて複数の種類があります。そこで老眼鏡の種類と選び方についてご紹介します。参考にしていただき、納得のいくメガネを選んでくださいね。
老眼鏡デビューをする場合、まず最初に購入されることが多いのが近用単焦点のメガネです。いわゆる「老眼鏡」として大量生産され手軽に購入できる既製品のメガネで、レンズは近くの一定の距離のみに焦点を合わせています。
利用シーンとしては、本や新聞を読んだり、手紙や書類を書くといった、30cm前後の距離に視点を合わせる場合に適しています。
このメガネは手元の視野が広く読書などには適していますが、遠くや中間のものを見る時カバーできず、ぼけてしまうという短所があります。中距離や遠距離を見る場合には、メガネをはずすか遠近両用など別のメガネにかけかえる必要があります。
別称「近近両用メガネ」とも呼ばれ、手元の資料だけでなく、少し離れたパソコンのモニターまでの範囲をカバーすることができる老眼鏡です。
利用シーンとしては、手元の資料を見ながら同時にパソコンのキーボードやモニター画面に視線を走らせるといった、デスクワーク特有の眼の動きに適したメガネと言えます。
近用単焦点のメガネを着用されていて「パソコン作業などのデスクワークが多く、目が疲れやすい」とお悩みの方は、近用ワイドレンズを使用したメガネを試してみられると良いかもしれません。
ただし近用単焦点レンズと同様に、中距離や遠距離を見る場合には、メガネをはずすかもしくは遠近両用など別のメガネにかけかえる必要があります。
「屋内用メガネ」「室内用メガネ」とも呼ばれる老眼鏡です。屋内の3~4メートル程度の範囲をカバーすることができるメガネです。
利用シーンとしては、室内でテレビを見る・掃除をする・料理をする、あるいはオフィスの会議室で資料を見ながらホワイトボードやプロジェクターを見るという視点の動きに適したメガネと言えます。
遠くを見るとき、また外出される時はメガネをはずすか遠近両用など別のメガネにかけかえる必要がありますが、室内にいる場合はメガネをかけかえる頻度が少なくてすむでしょう。
遠近両用メガネは、スポーツやドライブなどで遠方を見る時はもちろん、テレビを見たりパソコンや読書をしたりなど様々なシーンで活躍する老眼鏡です。
レンズの上から下にかけて、遠用→中間→近用と度数が徐々に変化する仕組みとなっていて、視線の使い方に慣れるまでには少し時間がかかります。
また近くを見る時の視野が狭いこと、レンズ下方を見る際に目や首の姿勢に無理が生じることから、読書やパソコンなど、近距離での長時間作業にはあまり適していません。
何より面倒なメガネのかけ外しが不要となります。最近では、さらに手元を見る時間の長い方向けの「中近重視タイプ」や、遠くの視界がよりワイドに見える「遠用重視タイプ」レンズもあります。
これまでご紹介してきたレンズはすべて「累進多焦点」のタイプのレンズになります。レンズの中に遠視用部分と近視用部分があることから、「二重焦点」レンズとも呼ばれています。最近ではレンズも進化し「累進多焦点レンズ」というものが使用されるようになりました。
今までの「二重焦点」レンズと異なり、さまざまな距離に焦点が合う「累進帯」とよばれる中間部分があり、この「累進帯」が徐々に変化することで、一つのメガネであらゆる距離が見える構造になっている老眼鏡用レンズです。
最近ではメガネ屋さんで安価で素敵なフレームが沢山紹介されています。昔は遠近両用レンズに対応しているフレームは少なかったのですが、今ではお洒落なフレームにも遠近両用レンズに対応していますよね。
そこでメガネ屋さんで老眼鏡を買う時に、失敗しないための眼鏡の選び方をご紹介します。
メガネは道具です。度数を合わせるのは、あなたが見ている距離で調整するものです。
そのため普段見ている距離が30cmなのか40cmなのか違うだけでも、使い心地は大きく変わってきます。
10センチ違えば当然度数も変わってきます。使いたい距離に合わせて、眼鏡を調整することが手元用メガネを作る際に失敗しない基本の事柄です。
それでは選び方が失敗を起こしてしまうのでしょうか。結論から言うと、安易に既製品を選択する人や、既製品の老眼鏡でよく見えてると認識してしまう人は非常に危険です。
既成品は、ある程度見える気にしてくれるメガネでもあります。まったく見えない訳ではないので、ある程度読めたり書けたりすれば、こういうものだという間違った自覚になってしまうのです。
既製品の老眼鏡というのは、フレームに左右同じ度数をポンと入れただけのメガネです。見えない訳ではないけど、眼にも体にも少なからず負担をかけています。
眼鏡を選ぶ際に必要な事は、自分がどのようなシーンでメガを使用したいのかはっきりさせておくこと。そしてそれをきちんと相談できる眼科やメガネ店を知っておくということです。
ひとくちにメガネ店といっても、色々なタイプがあります。価格の安さを強みにしたワンプライス販売のお店から、地域密着型の専門店やデパートの中に入っている高級店まで、本当に数多くのメガネ屋さんが存在します。そこでお店を選ぶ際の、重要なポイントをご紹介したいと思います。
以前メガネの価格は不鮮明でしたが、メガネの価格が安くなる傾向により、メガネ技術の進歩は進み、より快適に使いやすくなる素材やレンズ設計が開発されています。
でも、最後は人の手による数%の調整が価値を決めています。その価値を提供出来るのが認定眼鏡士です。
認定眼鏡士とは、社団法人日本眼鏡技術者協会がメガネ販売に携わる人の知識や技術を審査認定した人に与えられる資格です。適切な検査からレンズの選び方、フレームの選び方やフィッティング、フレームレイアウトなど様々な事を相談できます。
行きたいお店を見つけたら、是非実際にお店に行ってみてください。ホームページやブログで見たり読んだりした印象と同じでしょうか?候補のお店が2件、3件あれば比較されたほうが良いでしょう。これから長い付き合いになるかもしれないお店です。ここで妥協せずじっくり選んでください。
よいお店の選び方で最重要なのが、店員さんとコミュニケーションがとれるかという事です。何故なら、メガネを作るには様々な情報が必要です。例えば使用環境や目的によって作り方やメガネも変わるからです。
メガネ店を回って、話しやすいく相談しやすいと感じるお店を選ぶようにしましょう。
よいお店の選び方でもう一つ重要な事は、メガネを買った後のことです。メガネというものは、売りっぱなし・買いっぱなしではいけない商品です。メガネを購入してからでも、修理・レンズ交換などメガネ店とは長い付き合いをしていかなければならないからです。
毎日、顔の真ん中にあるメガネですから、通常の生活をしていても、必ず不便は起きます。夏になるとずり落ちてきたり、ぶつかって曲がってしまうなどのトラブルが起きても、丁寧に対応してくれるのがよいお店です。
いかがでしたか?老眼鏡に関する様々な事をご紹介してきました。最近少しピントが合わないと思ったら、まず眼科を受診して自分の目の状態を知る事から始め、さらによいめがね屋さんを探して、あなたにとってのお気に入りのメガネを作ってくださいね。
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