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石油ストーブと石油ファンヒーター!貴方はどちらを選びますか?

寒~い冬、お部屋を温めてくれる暖房器具は、電気代の事を考えるとエアコンではなくて、石油ファンヒーターと石油ストーブが主流になるのではないでしょうか?今回は、石油ファンヒーターと石油ストーブのメリット・デメリットなどいろいろと調べてみました。

 

【この記事は2019/12/4に更新されました。】

石油ファンヒーターや石油ストーブを買う前に!

お部屋の暖房器具、一番身近なのは石油ファンヒーターと石油ストーブですが、直ぐに買いに行く前に、暖房の方式について知っておきましょう!

暖房の方式について

<暖房の方式について知る>

個別の暖房の種類を知る前に、暖房の方式について紹介します。
『対流式』と『伝導式』と『輻射式』
暖房方式は暖める原理により大きく分けると「対流式暖房」「伝導式暖房」「輻射式(遠赤外線)暖房」の3つに分けられます。
石油ファンヒーターや石油ストーブは『〇〇式』なんでしょうか?

<対流式暖房>
空気を暖め、対流によって室内を暖めます。
主な暖房機器:エアコン、石油ストーブ、石油ファンヒーター

立ち上がりが早く、温度が上がりやすいメリットを持つ反面、空気の対流によりホコリが舞い上がりやすいのがデメリットです。

<輻射式暖房>

本体の鋳鉄から赤外線を拡散し、それにより部屋全体を暖めます。
主な暖房機器:蓄熱暖房機・ハロゲンヒーター・オイルヒーター

空気の対流が少なく、ホコリなどが舞い上がりにくいメリットがある反面、立ち上がりが遅く、熱源を遮る物があると熱は伝わらないというデメリットがあります。
石油ファンヒーターより静かですね!

<伝導式暖房>

発熱体に接して体を温めます。
主な暖房機器:電気毛布、ホットカーペットなど

気軽に導入でき、電気代などのランニングコストが安い、石油ファンヒーターやエアコンのような気流が無くホコリが舞い上がりにくいというメリットがありますが、発熱体から遠ざかると寒くなるため部屋全体を暖めるのには向いていないというデメリットがあります。

基本的にはこれらの3種類の方法を組み合わせて(一部の器具は単独で)採暖します。
例として、輻射と伝導を組み合わせたこたつや、輻射・伝導・対流を組み合わせた床暖房があります。
オイルヒーターも輻射式に分類されていますが、空気を暖め自然対流させるという意味では
対流の効果もあります。

出典:http://matome.naver.jp

石油ファンヒーターや石油ストーブは対流式暖房になるわけです。素早くお部屋全体を温めるには良い暖房だといえますね!
次は、してはいけない暖房の組み合わせをご紹介します。

<やってはいけない組み合わせ>

「対流式」のエアコン+石油ファンヒーター、「輻射式」の床暖房+オイルヒーターなど、同じ方式の暖房を併用することは、暖房効率が悪くコストがかかってしまうので注意しましょう。

「対流式」で部屋をすぐに暖め、「輻射式」で暖かさを持続させるような組み合わせがおすすめです。

石油ファンヒーターや石油ストーブに加えるもの

<加湿器と除湿機>

湿度と体感温度

室温が20度の時、湿度が20%から60%に上がると、体感温度は2度上昇する。

一般的に夏は高温・低湿、冬は低温・高湿であるのが良いとされる。

石油ファンヒーターや石油ストーブで暖房する時は、加湿が必要という事ですね!

今、石油ストーブが人気らしい♪

石油ストーブが再注目されている理由とは?!
震災時、石油ストーブが思わぬ脚光を浴びることになりました。コンパクトで持ち運びやすく、コンセントが必要ありません。また、40W相当の照明としても利用できます。上部にやかんを載せれば、お湯を沸かしたり煮炊きも可能。お家に1台あると安心の家電なんです!

<石油ストーブは大きく分けて2種類です>

【反射式】
オーソドックスな人気のある石油ストーブです。大型の燃焼筒と、その後ろに広がる多面反射板によって、輻射熱を余すところなく前面へと送り出せるようになっています。

【対流型】

石油ストーブ「反射式」が部屋の隅などに置いて前方向を暖めるのに対し、「対流型」は部屋の中央に置いて熱が全方位にムラなく広げるのが特徴です。価格は反射式に比較すると少しお高いです。

石油ストーブと石油ファンヒーターの違い

<運転音がとても静かなのが人気>

送風ファンがないので音は静かです。一方、石油ファンヒーターは燃焼中に本体後部のファンの回転音がします。

石油ファンヒーターの燃焼音は火力の大きさに比例します。最近は性能がどんどん良くなり静かにはなっていますが、石油ストーブに比べると音が気になるかもしれません。
石油ファンヒーターと違い、送風ファンがないので空気が乾燥せず、ホコリなどが舞い上がりにくいのが人気の理由です。
ホコリやダニのアレルギーが気になる方には安心かもしれません。

<石油ファンヒーターに比べ安価なのが人気>

器具の価格はメーカーや大きさにもよりますが、石油ファンヒーターに比べるとやや安価。お求めやすさが人気の理由でもあります。

「石油ストーブ」が今人気の理由とは何なのでしょうか?「石油ファンヒーター」と比較して、メリット&デメリットを分かりやすくご紹介します。

【電気代がゼロなのが人気】
送風ファンがないので消費電力ゼロなのが人気。一方、石油ファンヒーターは、点火時の数10秒で500w程度の電力を必要とし、点火後の送風ファンは10wの消費電力となります。

※平均60wとして1日に12時間運転の場合は電気代は17円程度のイメージです。

【灯油の燃費は悪い】
灯油だけの燃料費を考えると、石油ストーブより石油ファンヒーターの方が省エネ運転が可能なだけに有利となります。
【タイマーや細かい温度調整ができない】
手動で点火が必要なため、タイマー機能がありません。また、石油ファンヒーターのように細かい室内温度調整ができません。

<石油ストーブを購入したらこんなところに注意しよう!>

【1時間に1~2回程度換気する】
石油ストーブ使用中は、1時間に1~2回(1~2分)換気を行ってください。換気は2カ所以上の開口部があると効率良くできます。

室内の空気を使って燃焼するため、換気が不十分だと酸素が減少し、不完全燃焼による一酸化炭素中毒にいたる恐れがあります。

石油ストーブと石油ファンヒーターの違い!

<石油ストーブと石油ファンヒーターの燃費と安全性>

寒い季節にはなくてはならない暖房器具ってなんですか?
私の場合、真っ先に石油ストーブと石油ファンヒーターを思い浮かべてしまいます。
エアコンやコタツなど他にも様々な暖房器具がありますがここでは石油ストーブと石油ファンヒーター違いや燃費と安全性について紹介します。

<石油ストーブと石油ファンヒーターの違いってなに?>

一番大きな違いは、ズバリ電気を使うか使わないかの違いです
石油ファンヒーターは電源が必要ですが、石油ストーブは点火に必要な乾電池の他に電源を必要としません。

もし何らかの原因で停電になった場合、石油ファンヒーターは電源が供給されないので使用することができないのです。たとえ燃料タンクが満タンでも暖をとることができないのです。

その点、石油ストーブは燃料の灯油と点火に必要な乾電池があれば停電時でも使用することが可能です。これは石油ストーブの大きなメリットといっても良いでしょう。

逆に、石油ファンヒーターは電気が供給されないと使えないというデメリットはありますが、電源が供給されていれば多くのメリットがあるのです。

最新の商品では人の動きをセンサーで感知して自動で火力を調整したり、一定時間で自動消化してくれる機能を備えたものまで販売されています。

<石油ストーブと石油ファンヒーター燃費がいいのはどっち?>

燃費については使用する機種や年式により大きく異なります。

石油ストーブは灯油代のみ、石油ファンヒーターは灯油と電気代が必要ですから、一見すると石油ファンヒーターのほうがコストが高そうです。

しかしファンヒーターの強みはファン回転させ素早く効率的に部屋を暖めることができ、1℃単位の細かな温度調節など省エネ面では、石油ストーブよりも優れています。

これらのことからも一概にはどちらが燃費の面で優れているとは言えないのが事実です。

どちらも使用する環境や状況に合わせて選ぶと良いでしょう。

<石油ストーブの反射式と対流式>

石油ストーブの反射式と対流式の違いについて説明しておきます。

反射式とは機器前面にあるものを効率よく暖めるために、輻射熱(赤外線)を効率よく反射させるために反射板が取り付けられ、一方方向への暖房効果が高いストーブのことです。

対流式とは暖められた空気が上昇することにより対流を発生させることで、効率よく部屋を暖めることができます。また、対流式ストーブは部屋の中心に置くことで空気の対流がよくなります。

<石油ストーブと石油ファンヒーター安全性にすぐれているのは?>

火災や一酸化炭素の発生はファンヒーターのほうが少ないです。
安全性については石油ファンヒーターに軍配が上がります。

石油ファンヒーターにはタイマーや一定時間での自動消化機能や消臭機能先ほど述べたように最新の物では人の動きを感知するセンサーを搭載し自動で火力を調整できるものなど、安全性の面では石油ファンヒーターが優れています。

しかし、いくら安全面でファンヒーターが優れているとは言え、説明書の注意事項を守り適切な運転をして、はじめて安全が保たれるのです。

これについては使用する人が十分注意をする必要があります。

石油ストーブや石油ファンヒーターを使用する場合
・給油は必ず消化してから行うこと
・カーテンなど燃えやすいものの近くで使用しない
・窓を開けるなど、こまめに(1時かに1回程度)空気の入れ替えをしましょう。
適度に換気をしないと酸素が不足して不完全燃焼をおこし一酸化炭素中毒になるおそれがあります。

この他にも多くの注意事項がありますが、メーカーや機種により変わってきますので、各説明書の注意事項よく読み安全に使用してください。

いかがでしたか?石油ストーブと石油ファンヒーター!それぞれにメリットやデメリットがありましたね!
ちなみに私は普段は石油ファンヒーターを使い、なにか災害があった時の為に石油ストーブを使う予定で両方購入しています。
貴方も貴方のライフスタイルに合うのはどちらかを十分検討してからご購入くださいね!

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