2015/12/22
たかあみ
2016/02/25 更新
晴れた! 真っ青な空の下で、ひるがえる洗濯物って、ほんとに気持ちがいいですね。ただ洗うだけでなく、エコで肌にもやさしい重曹を使って、もっと安心・安全な暮らしができたら。そんな願いをこめて重曹を使った洗濯について調べてみました。
[表示する]
清潔なパジャマとシーツで、さわやかにお目覚め。添加剤の入っていない重曹なら、敏感なお肌でも寝ている間にもぞもぞしません。さあ今日も一日がんばるぞっ。
それではさっそく、やりかたを見てみましょう。
とても簡単です。
洗濯物はじかに肌にふれることが多いものです。だから箱に入った新品のようにパリッとしてはいなくても、清潔で安全が第一。そこで重曹が役に立ちます。
用意するのは、洗濯用液体石鹸と重曹です。
石鹸は標準の使用量の半分にして、残りは重曹を混ぜ、普通に洗濯機のスイッチをいれて洗います。
なお、粉石鹸でも大丈夫。そのときは洗濯機の一番下にばらまくといいでしょう。パルセーター(真ん中の回転する羽)がよく溶かしてくれます。
夏は毎日のように洗濯物の山。特に子供のいる家庭では、清潔と安全が第一です。
やっと最後の一枚になって、ほっとして笑顔のお母さん。
そろえていただきたいのは、
1.重曹
2.過炭酸ソーダ(手に入らないときは、酸素系の漂白剤で代用できます)
3.クエン酸
30度のぬるま湯を洗濯機に張り、重曹を大さじ2杯、過炭酸ソーダを大さじ1杯入れます。
柔軟剤入れに、クエン酸を小さじ1杯入れておき、あとは普通に洗濯します。
この方法で洗うと、肌の弱い方にも刺激が少なくてすみ、特にアトピー肌には効果抜群だそうです。
一度に洗う洗濯物の量は5キロぐらいまでです。
洗濯しおわったら、できるだけ早く干して、洗濯機の蓋は中が乾くまであけておけば、わるい雑菌がはびこらなくて清潔に使えます。
こんな晴れた日にはたくさん洗って、ずらりと干したい。大きなシーツを引っ張って伸ばしたり、シャツをパンパンと叩いてしわを取ったりするとき、重曹で洗濯してあれば手にやさしいです。
自然界にある物質の重曹を使えば、シルクのなめらかな手ざわりをそのまま。
ウールもふんわりと柔らかくなりますよ。
デリケートな衣類を洗うとき、ほんの少しの量なのにわざわざ専用の洗剤を買いに行くのって、ちょっと面倒ですよね。そんなとき、ささっと手元にある重曹が使えたら、ほんとに便利です。
必要なものは、重曹とクエン酸。それに30度ほどのぬるま湯を洗面器に一杯です。
まず重曹を大さじ1杯、洗面器の中に入れてとかした後、衣類を入れてそっとやさしく3~4回押し洗いします。
そのまま半時間ほどつけたままにしておき、もう一度押し洗いをしてから、洗濯機ですすぎます。
洗面器に水500ccを入れ、クエン酸を2つまみ加えて、すすいだ衣類をつけてなじませます。
その後、20秒ほど脱水すれば、後は干すだけ。
毎日の洗濯に重曹をつかっていると、洗濯物だけでなく洗濯機の中まで重曹がぐるりと回り、洗濯槽をマイルドにお掃除してくれます。
ふつうに洗って、ついでに洗濯機まできれいになったら、とても便利ですね!
かび汚れは見た目が悪いだけでなく、不潔ですから、ぜひ清潔を保ちたいところ。
重曹は弱いアルカリ性です。洗濯物の汚れはほとんど酸性。だから弱アルカリ性の重曹と反応して汚れ落としができるんですね。
中性洗剤にはないその弱アルカリ性が、黒かびはたいへん苦手。 重曹を使いつづけると黒かびは弱りはじめ、やがてはがれ落ちていきます。
ただ、すでにかびだらけになってしまった場合は、すぐには効きません。早く清潔にするには酸素系の漂白剤を使うといいそうです。
さっぱり洗い上げてシャツやタオルがきれいになると、ますます目立つシミや部分汚れ。こすってもなかなか落ちないけれど、重曹で取れるものなら何とかしたい!
まず重曹に水を少しずつまぜてよく練り、歯磨きのようなペースト状にしておきましょう。
この重曹ペーストを、洗濯物の襟首や袖口の汚れた部分に塗りつけます。
薄く汚れているぐらいなら、重曹の粉をそのままふりかけて、手でこすっておくだけでも効き目があります。
また、服にこもった臭いがなかなか抜けないときは、重曹を洗面器に大さじ2杯ほど溶かして、2~3時間ほどつけておくと、取れやすくなります。
しっかり洗ったのに、使うとすぐまた臭いがしてくるタオル。いやな臭いは元から絶ちたい!そんなとき、頼もしい重曹が力を発揮します。
こどもが毎日かわいがっている大切なクマさん。
うっすら汚れてきたからってゴミ箱にポイッとはできません。洗濯してよみがえらせてあげなくては。
洗濯機で洗えないぬいぐるみなら、ジップロックかビニール袋に入れて、重曹を加えて混ぜます。普通サイズのぬいぐるみには半カップの重曹で十分でしょう。袋をしばり、手で振ってから、しばらくそのままにしておきます。15~20分がちょうどいいですが、汚れや匂いが取れないようなら、もう少し長くつけておいても大丈夫です。そのあとで重曹を落とします。掃除機を弱めにして吸い上げても良いし、髪の毛用のブラシで取っても良いでしょう。
手あかや古びた臭いも取れて、また気持ちよく抱っこできそうです。
丸洗いできないじゅうたんにふりかけてしばらく置き、掃除機で吸っても効果があるようですよ。
では、実際にお人形を重曹で洗っているところの動画をごらんください。
ずいぶん清潔になった感じですね。
プリモブエルのお人形さん、きれいになってなんだかうれしそうですね。重曹でていねいにきれいにしてもらって、これからもずっとずっと可愛がってもらえそうで、よかったね。
お洗濯してしっかり乾いて、取り込んだ後にふわっと感じるお日様の熱。重曹にはよぶんな香り成分が入っていないのも、自然な感じでいいですね。
洗濯に、しみ落としに、重曹はとても役に立つものですが、取り扱いには注意しなくてはならない点もあります。気持ちよく使っていちばんいい結果が出るように、注意点をおぼえておきましょう。
重曹を使って洗濯したものは、このように肌に直接あてて拭いても安全。お風呂に入るのがいっそう楽しくなるかもしれませんね。
重曹は、冷たい水にはとけにくいので、30度から40度ぐらいのぬるいお湯にとかすとよいです。 効き目もよくなります。
洗濯に使うときには、50度以上の熱いお湯には絶対に溶かさないでください! 化学反応を起こして弱アルカリではなく強アルカリ性になってしまい、洗濯物が痛みます。
重曹は、このような白い粉のかたちで売られています。でもこんなふうに出しておくと、すぐ水分を吸って固まりやすくなってしまいますので、ご注意を。
重曹はたいへん水分を吸いやすい性質です。粉のまま出しておくと、すぐしっけて固まってしまいます。ですから買ったらすぐに密閉容器に入れて保存するようにしてください。
重曹を大さじ2~3杯ぐらいまで使うのなら、色落ちの心配はあまりないようです。ただ、臭いを落とすために濃度を上げるときは、よく気をつけてください。
重曹は、ふつうの洗剤にくらべるとむしろ色落ちしないほうですが、それでも気になる方は裏地の端などに重曹の薄めの液をつけてこすってみて、色がつかないか試してみたほうが安心です。
さらっと乾いた洗濯物を着るときの、あのさわやかさ。重曹は安全性が高く、しかも値段はお手ごろのエコグッズ。家族だんらんにも役に立ちます。
できれば外干ししたいけど、どうしても表に干せないものもあります。洗濯機から出したらできるだけすぐ干して、洗濯物どうしの間を広く取ると早く乾きます。
ちゃんと自分の洗濯物は自分で畳むように習慣づけるときにも、マイルドな洗剤のほうが手にやさしいです。真剣なお子さんの顔がリアルでかわいい。
いかかでしたか? マイルドな洗濯ができるだけでなく、掃除や料理にまで使える重曹は、お値段も手ごろで経済的。気軽に健康的なお洗濯を、一度ためしてみてください。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局