オシャレな観葉植物・ワイヤープランツの育て方や楽しみ方とは?
2015/12/07
りすまる
その名のとおり、針金のような茎にかわいらしい葉っぱをつけるワイヤープランツ。部屋にひとつ置くだけで心を和ませてくれるインテリアとして大人気です。そんなワイヤープランツをもっと楽しむための増やし方をご存知ですか?ワイヤープランツの増やし方についてまとめました。
[表示する]
ワイヤープランツは、タデ科ミューレンベッキア属の観葉植物で、ワイヤーバインという別名があります。
半日陰でも育ち、日光が入る明るい部屋なら室内でも生育が可能です。
寒さにはある程度の耐性がありますが、霜にあたると葉を落としてしまうので注意が必要です。
ワイヤープランツは、オーストラリアやニュージーランドに20種類ほどが自生しています。
主な品種をご紹介します。
たくさん枝分れして、横1mほどに広がります。
1cm以下の円形や楕円形の葉っぱを茂らせる様がかわいらしいと、ワイヤープランツで一番人気のある品種です。
ワイヤープランツというと、大体この品種を指します。
直径2cm、生育状況によっては3~4cmの葉っぱを付ける大葉タイプのワイヤープランツです。
茎もよく伸びますので、グラウンドカバーにしたり、トレリスやフェンス、樹木に絡ませるといった使い方ができます。
2007年にできたばかりのワイヤープランツの新品種で、葉にピンクと白の斑が入ってるのが特徴です。
その特徴ある葉っぱが人気の品種ですが、生長すると斑が消えることがあります。
消えそうになった場合は、摘芯を施せば斑入りの新芽を生やします。
切れ込みが入った葉っぱがスペードの形に見えることから、その名が付いたワイヤープランツです。
他のワイヤープランツに比べると、生育がやや遅くて寒さへの耐性も低く、葉が少ないという特徴があります。
ハート型の葉を付けるワイヤープランツもあるそうです。
ワイヤープランツにも、色んな種類があるのですね。
好みや用途に応じて選ぶと、面白い演出ができると思います。
ワイヤープランツの人気の理由の1つに育てやすさがあります。
日当たりの良い場所を好むものの、半日陰でも育ちます。
注意すべき点は、乾燥に弱いため水切れに気をつけることと、枝が混みやすいので適度に切り戻して風通しを良くすることの2つぐらい。
そんな育てやすいワイヤープランツは繁殖力が強いので、増やし方も簡単なのです。
それでは、その方法について見ていきましょう。
ワイヤープランツは、種まきで増やせます。
あまり知られていませんが、ワイヤープランツは夏から秋にかけて小さな花を付けることがあります。
それから実を成らせ、黒い種ができるのです。
ただし、種から育てるとなると発芽するまでの温度や湿度の管理が必要になります。
何よりも苗が育つまで時間がかかるので、初心者の方にはあまりおすすめできません。
植物の増やし方として、一般的な方法の1つです。
ワイヤープランツの増やし方としても、よく用いられています。
ワイヤープランツの挿し木を行うのは5~6月が適期です。9月の後半、猛暑が去った後でも大丈夫です。
まずは葉の付いた枝を6~7節くらいの長さで切り取り、下側2~3節の葉を取り除きます。
これで、挿し穂ができます。
そして、挿し穂をぐらつかないように土に挿します。
挿し木用の土が市販されていますので、それを利用すると良いです。
半日陰の場所に置いて、水切れしないように気をつけて管理しましょう。
芽が伸びて根がまわってきたら、観葉植物用の土に植え替えて育てていきます。
挿し木から鉢上げまでの期間は植物によって異なりますが、大体30~50日くらいが目安です。
挿し木というと難しく考えてしまうかもしれませんが、管理にさえ気をつければ意外と簡単にできます。
主に観葉植物や多年草の植物に使う方法で、文字通り、株を分けて増やします。
この増やし方は、大きくなりすぎた株を整理して、若返らせる目的もあります。
また、根が最初から付いているため、初心者の方でも手軽にできる方法です。
株分けで重要なのは時期です。根を切り詰めたりしますので、いつでも行えるというものではありません。
ワイヤープランツの場合は、4~6月の梅雨に入る前が適期です。
暖かい地域なら9月中旬頃でも可能ですが、真夏の暑い時期は絶対に避けて下さい。
まずは、大きく育ったワイヤープランツを用意します。
株を掘り起こし、大きさに応じて2つまたは3つに分けます。
手や清潔なハサミなどを使って、丁寧に切り分けて下さい。
切り分けたワイヤープランツは古い土を落して、それぞれ新しい鉢に新しい用土で植え替えます。
水をたっぷり与えた後、1~2週間は明るい日陰で管理します。
葉に勢いが出てきたら、日当たりの良い場所へ移動させましょう。
切り取った枝を水につけて発根を促す、挿し木の方法の1つです。
植物を発根させるために挿し木の前段階として使ったり、そのままお部屋のインテリアとして使うこともあります。
水を入れたグラスやコップに挿し穂を挿しておくだけという簡単さから、よく使われる増やし方です。
挿し木と同じ時期、同じ方法で枝を用意します。ワイヤープランツを切り戻す時などに出る枝を利用すると、効率が良いでしょう。
水を入れた瓶やガラスに枝をつけます。明るい場所に置いて、水を毎日入れ替えて下さい。
発根が十分に進んだら、鉢に植えます。
水挿しで生えた根は、通常の挿し木で生えたものと比べると吸水力が弱いです。
そのため、植え替えてから1週間ほどは土を乾かさないように水やりを行いましょう。
ただし、水をやりすぎても根腐れを起こしてしまう恐れがあるので、注意して下さい。
ワイヤープランツを増やすのに成功したら、次はアレンジを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
素敵なアレンジメントのいくつかを紹介します。
針金のような枝に小さな葉が茂るワイヤープランツは、吊るして飾ってもよく映えます。
青々とした葉を付けた枝が、長く垂れる様が風情があって良いですね。
和風と洋風、どちらのお部屋でも似合いそうです。
独特の形状を持ち、花にも葉にも合わせやすいワイヤープランツは、寄せ植えでもよく使用されます。
この寄せ植えは、斑入りの葉をつけるワイヤープランツ『スポットライト』を使っています。
斑入りの葉が良いアクセントになっていて素敵ですね。
最近、インテリアとして人気の高い『苔玉』。
ワイヤープランツとの相性がとても良いのです。
こんなにかわいらしいのに、クールな印象も与える素敵なインテリアになります。
白い花にワイヤープランツを絡めたウェディングリースです。
ふんわりと優雅な白い花々に緑のワイヤープランツが絡むことで、甘すぎず、それでいてナチュラルな雰囲気のホワイトリースですね。
飾っても灯しても美しいと評判のボタニカルキャンドル。
ワイヤープランツはここでも活躍します。
他の植物との相性が良く、その形状が美しい模様となりやすいため、フラワーアレンジメントの世界では、色んな場面で用いられるのです。
いかがでしたか。
ワイヤープランツは、育てやすくて増やし方も簡単で、アレンジもしやすい素敵な植物です。ぜひお部屋のインテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局