鍵をなくした!そんな非常事態になってしまった時にやるべきこと
2016/04/28
よしこい
2016/02/13 更新
あなたは何種類の鍵を持っていますか?家の鍵、車の鍵、ロッカーの鍵、自転車の鍵、引出しの鍵、それぞれ形や性質が違いますよね。鍵には様々な種類があってそれぞれその場所に適した性質があります。そんな鍵の種類を見ていきましょう。
家の鍵の種類①ディスクシリンダー
大変多く使用されている鍵の一つです。鍵と言えばこの種類のものを思いうかべる方も多いと思いますが、防犯という面ではNGなんですよね。最もピッキング被害に合いやすい鍵と言われていて最近の家ではあまり使われていないです。
また、合鍵も簡単に作れてしまいます。鍵屋さんによっては3分から5分くらいで作れてしまうのでちょっとバックから盗み取って短時間で作って元に戻すことが可能なのでストーカーなど大変怖いですね。
古くからあるマンションやアパートでは継続して使用されている場合が多いですが、鍵メーカーのMIWAでは現在このディスクシリンダーは製造中止されていて合鍵の複製も2030年で終了となるそうです。
家の鍵の種類②ロータリーディスクタンブラー
ロータリーディスクタンブラーはピッキング被害の多かったディスクタンブラーを複雑化し防犯性を高めたものですね。鍵をさすとタンブラーが回転するように動くことからローターリーディスクタンブラーと呼ばれています。ディスクシリンダーの廃止に伴いこちらの鍵に移行された方も多いようです。
家の鍵の種類③ピンシリンダー
ピンシリンダー錠も大変多く使われている鍵の1つです。ピンタンブラーと言うピン状のタンブラーを使用していてバネの付いた上ピンと下ピンがあり、鍵をさし込むと、上ピンと下ピンの間(シアライン)がまっすぐ揃い、内筒を回転させることが出来る仕組みです。
ピンの数が多ければ多いほどピッキングしにくくなります。とはいえピッキングを得意とする犯人には簡単なことなのでしょう。補助錠など活用して防犯対策しましょう。
家の鍵の種類④ディンプルキー
現在この小さな穴が複数あいたような鍵をお持ちの方が多いと思います、ディンプルキーというものですが、2000年代前半にピッキングによる空き巣が増えたことでこちらの鍵が多く普及されたそうです。
防犯性が高く、本人確認なしで合鍵に作成できないよう登録しておけるものもあります。
家の鍵の種類⑤マグネットキー
電子錠、電子キーとも呼ばれるマグネットキー。鍵には小さな磁石が並んでいて、そのN極とS極の並びによって錠前の中のタンブラーを引き付けたり反発したりしてシリンダーを回転させます。磁石の向きや強さによって多くの組み合わせができるそうです。
家の鍵の種類⑥ 暗証番号錠
見ての通り暗証番号を押して鍵を開けるものですね。鍵を無くしたりすることもなくボタンを押すだけなのですが、心配はやはり番号を押すところを見られていたらどうしようというところでしょうか。大人は十分用心すると思いますがお子さんが学校帰りに鍵を開ける場合注意が必要です。また指紋などよく押すボタンは汚れが付きますので掃除は常にした方がよさそうです。
種類によってはゲストパスワードが設定できるものもあります。自分の留守中に田舎のご両親や知人が家に来る場合に設定しておいてその番号で入ってもらえます。番号は一回きりしか使えないので悪用される心配もありません。
家の鍵の種類⑦カードキー
カードをかざす、または差し込むだけで開錠できる種類の鍵ですね。ホテルなどでよく使われていますよね。鍵穴がないのでピッキングされる心配もありませんしほとんどの製品でサムターン回しに対応しているそうです。ただ、薄いカードですので紛失には気をつけたいですよね、うっかりどっかに入り込んでしまったりしてバックの中をひっくり返して探さなくてはならないことも。
この他にも電波リモコン錠やエントリーロックと言ったカードではなくリモコン型になっているものやおサイフケータイなどを利用しての鍵もあります。マンションやオフィスなどでも多く見るようになりました。
家の鍵の種類⑧指紋認証ドアロック
指紋認証のいいところはやはり鍵を持たなくていいことと開けるのに手間がかからないこと。登録しておいた指紋だけを認証するので防犯面も安心です。指紋認証の鍵には併用して暗証番号キーなど別の種類の鍵もついていますので万が一認証に失敗しても大丈夫です。
乗り物の鍵の種類①リモコンキー
現在ではほとんどの自家用車で使われているリモコンキー、車両のドア・トランクの施錠・開錠、エンジンの始動が可能など鍵を差し込まなくてもできるのがいいですよね。
乗り物の鍵の種類②ダイヤルワイヤーロック
自転車やバイクなどタイヤに付けたりまたフェンスなどにつなげたりできるダイヤル式の鍵です。とても便利で鍵のついてないロードバイクなどに使われる方も多いですね。
乗り物の鍵の種類③自転車の鍵
そういえば古いタイプの自転車の鍵って独特の形してますよね、でもこの種類の鍵は実はそんなにたくさんの形が製造されてないそうなんです。もしかしたら同じ鍵で別の自転車の鍵に差し込めてしまうこともあるかもしれません。
乗車中は鍵がささっていますよね、手前にある円筒状のバーを押し込みながら鍵を抜きます。押し込んだバーがあることで引っかかってタイヤが回転できなくなるという単純な仕組みです。
自転車カギ 馬蹄錠(リングロック)
最近の自転車はこの種類の鍵が多いですよね、とってもしっかりしているので安心です。たまにレバーが錆びて回らなくなることがありますよね。
収納の鍵の種類①木の板の鍵
お座敷の飲食店などで見かける木製の下駄箱の鍵です。板に切込みが入っていてガチャッとはめると開くようになっていますよね、単純ですがなぜか開けるのにわくわく感のある鍵です。あくまで個人的な意見です・・・。
収納の鍵の種類②チューブラーキー(八万ロック)
名前を聞いてもピンときませんがこの形状、見たことありますよね。ピッキングされにくい鍵ということで金庫などで多く使われています。開ける時のはめ込む感じがいいですよね。
収納の鍵の種類③ダイヤル錠
金庫の鍵に多いダイヤル錠、この種類の鍵は回し方が複雑なんですよね。
一般的な日本製金庫の場合は、それぞれの数字を、右4回→左3回→右2回→左1回と回します。でも回してるうちに「あれ?今何回目?」なんてありますよね。落ち着いてやり直しましょう。
スケルトンキー
前方後円墳のような鍵穴ですよね。いかにも宝箱に使われていそうな雰囲気があります。差し込む鍵の軸は円筒状で、先端に平坦な矩形上の歯がついているウォード錠などが使われます。アンティーク家具などについていることありますよね。
ウォード錠
ウォード錠は1800年代ごろ最も使われていたそうですが、防犯性に欠けるため徐々に無くなっていきました。今では スケルトンキー は鍵の種類を指すものではなく「合い鍵」の意味で使われているそうです。
棒鍵錠
棒状の鍵(棒鍵)を穴に差し込んで回し,鍵の突起で内部のレバーを動かして開けるのでレバータンブラー錠ともいいます。この鍵は18世紀頃にイギリスでその原型が発明されたのだそうです。今でも南京錠や家具の引き出しだったり、自動ドアの鍵などに使われています。
南京錠
南京錠は持ち運びできる使い勝手のいい鍵ですよね、歴史は古く紀元前500年から紀元300年の古代ローマで使われていた証拠があるそうですが、アジアでもさらに古い時代に使われていたそうです。私たちも扉や物置、鉄柵、ロッカー、かばん、様々な場所で目にしますよね。
ダイヤル式南京錠
こちらも南京錠ですが、ダイヤル式なので鍵を持たなくてもいいのがとても便利です。様々な形やデザインのものもあります。近年ではストーカーや個人情報の流出などのために郵便受けに南京錠などの鍵をつける方も多いですよね。ダイヤル式だと小さな鍵を無くす心配もないので便利ですね。
南京錠型のキーボックス
こちらは鍵を閉まっておける南京錠です。例えばお子様の学校帰りに家を留守にしたいとき、玄関の鍵をお子様に持たせるのは心配ですよね、この南京錠に鍵を入れて玄関周りの柵やドアノブにセットしておいて番号を教えておけば安心です。昔はよく植木鉢の下やポストの裏側に張り付けたりなどしましたが今考えるととっても不用心ですよね。これがあればとても便利ですね。
和錠
これは時代劇などでよく見るアレですよね!水戸黄門で言うと弥七が蔵の鍵を風車の先端でガチャガチャっと開けちゃうやつです。江戸時代まで使われていたそうですが明治になると南京錠が入ってきてあまり見ることが無くなったそうです。
この他にもまだまだ鍵はたくさん種類があってとても奥が深いと思います。鍵は古くから人々の財産や暮らしを守ってきたものですが、時代と共に防犯という面でも進化しています。残念なことに絶対に安全とはいいきれない所がありますがそれでも鍵は防犯の基本です。しっかり鍵をして防犯の意識を持つということが重要です。
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