観葉植物で人気の【モンステラ】枯らさないノウハウと増やし方とは

インテリアとしても人気が高いモンステラを買ったのは良いけど、育てるのが大変！という時ってありますよね。

熱帯アメリカに生息するつる性（または半つる性）の植物で、20～30種類あると言われています。

葉は成長するにつれて、自然に縁から切れ込みが入ったり穴があいて、独特な面白い姿になります。

原産地はジャングルなので、半日陰を好み、直射日光を嫌います。そのため、比較的薄暗い室内での栽培に適しています。

草質は比較的強くてほぼ病気にはかからず、害虫はカイガラムシやハダニが付く程度です。

乾燥にも比較的強く、明るい室内でたまに水やりをするだけで綺麗に育ちますので、観葉植物としては育てやすい品種の一つです。

置く場所

強い直射日光を嫌うので、室内のカーテン越しに置きましょう。強い日差しに当たっていると葉焼けするので、半日陰や明るい日陰に置くほうが長持ちします。

室内の温度

高温には強い植物ですが、低温には弱いので、5℃以下にならない様に気をつけましょう。

ベランダ等で育てる場合は、外の気温が１５℃ぐらいになったら室内に取り込んで下さいね。

水やり

比較的乾燥に強い植物で、水分を好みます。夏は毎日、春秋は土の表面が乾いたら、鉢底から水が出る程度あげて下さい。

時々、葉にも水を与えるといいですよ。

管理が難しい場合は、多湿になるよりも、少し乾燥気味の方が失敗は少なくなります。

冬は土を乾燥ぎみにして、春、夏や秋は土表面が白っぽく乾いてきたらたっぷりと水をあげましょう。

肥料

日差しと水分の管理が上手くいっていれば、ほとんど肥料は入りません。

5月から9月が生育期なので、この時期に緩効性の肥料を2ヶ月に1度程与えましょう。

肥料をあげすぎると大きく育つので、小振りなまま楽しみたい方は肥料は控えて下さい。

冬は肥料を与えず、その他の季節は与えすぎると葉の形がくずれてしまうので、控えめに与えると良いでしょう。

用土

市販の観葉植物の土を使います。ブレンドする場合は児玉の赤玉土7に対し、腐葉土やピートモスを3の割合で混ぜましょう。

かぶれに注意

茎や葉の汁には蓚酸カルシウムが含まれているので、汁が皮膚に付くとかぶれる事があります。

切り戻しを行う時は、手袋の着用をおすすめします。

植え替え

発育が旺盛だとつる状に伸び、鉢とのバランスが悪くなります。そんな時は、思い切って切り取って、土中に埋めて下さい。

根付くまでは支柱で支えて、鉢底の根の様子を見ながら、2年に1回を目安に5月から6月頃に行ったほうが良いでしょう。

挿し木

挿し木する場合は、気温が20～25度になる6～7月頃が適切な時期です。

1. 培養土とバーミキュライトか、ピートモスを多めに混ぜた土を鉢やプランターに入れる

2. 気根のついた茎を2～3節ほどの長さで切り取り、葉っぱを1～2枚くらい残す

3. 葉から水が蒸発するのを防ぐために半分に切る

4. 下部の1～2節までを土に挿す

5. 土を乾燥させないように水やりを続け、日向で管理すると1ヶ月ほどで発根

6. 本葉が3～4本出てきたら新しい鉢へ植え替える

茎ふせ

1. 葉っぱのない気根のついた茎を2～3節切り取る

2. 長すぎる気根は適当な長さで切り取る

3. 培養土とバーミキュライトか、ピートモスを多めに混ぜた土を鉢やプランターに入れる

4. 切り取った茎を横向きに置き、表面が土から半分ほど程度出るように土をかぶせる

5. 土が乾燥しないように水やりを続け、新芽が出たらそのまま鉢に植え付ける

水差し

幹と葉が枝分かれしている部分を残して、切り分けます。

1番上の株は、そのまま土に植えても根が生えますが、水苔でくるんだり水にさしておくと根が出てくるので、それから土に植えます。

部屋に飾る

インテリアの一部として、家のあらゆる場所で育てられています。葉が大きくて、とてもおしゃれなモンステラですよね。

グラスや瓶に挿してインテリアに！繁殖の水差し兼インテリアというのも素敵ですよね。

他にも観葉植物ががたくさんある中で、ひときわ大きな葉のモンステラが目立っているオシャレ空間です。

食事のときに

モンステラの葉を使って、南国リゾート風に食卓を彩るのもオシャレな活用方法ですよね。

いかがでしたか？

インテリアとしても大活躍のモンステラは、心の癒しにも繋がりますよね。ぜひ、元気なモンステラを育ててみてくださいね。