ベランダデッキ、ウッドデッキなどの作り方(DIY)を書いていきます
2015/12/02
やまだーこうち
2016/03/13 更新
最近人気のウッドデッキ!憧れてしまいます。でも、プロに頼んだら高くなってしまうので、何とか自分で作りたいけど、作り方が分からないという方多いのではないでしょうか?ご安心ください、ウッドデッキの作り方が分からない方の為にウッドデッキの作り方を調べてみました。
木工初心者でもDIYを楽しめるように、作り方の手順をご紹介します。
このページでは大まかな作成の流れとポイントを、詳しい説明は各ページにて説明しています。 これを参考にウッドデッキを製作いただき、ぜひ楽しいDIYライフをお送りください。
【ウッドデッキの作り方/01図面作成】
図面を書くときが一番楽しいとき!夢のウッドデッキ作りをスタート!
設置場所の採寸をすませたら、作りたいウッドデッキの <幅・奥行・高さ> を決めましょう。
まずは簡単なスケッチからイメージを膨らませ、フェンスを付けるか、屋根となるパーゴラ、階段はつけるかなどプランを練りましょう。
【ウッドデッキの作り方/02木材を調達】
ピッタリの木材を探しましょう!
出来上がった図面をもとに、必要な木材を調達します。
柱は3メートルなど長い材料からカットして必要な本数を揃えます。 根太や根がらみ、床板などはぴったりのサイズを、なければ必要な長さを切り出しやすい長さのものを選びます。
【ウッドデッキの作り方/03道具を揃える】
ウッドデッキ作成に欠かせないアイテムはこれ!
もちろん木材だけでは作れません。
最低限 ビス、錐、インパクトドライバーは必要。自分で長さ調節のカットをする場合は電動丸ノコがあると便利です。
その他にも防腐のための塗料や、基礎に使用する束石も必要に応じて揃えましょう。
【ウッドデッキの作り方/04部材のカット】
プラン通りの組立には正確なサイズが必須!丁寧に下準備を。
木材が届いたら、図面の寸法に合わせて木材をカットしていきます。 手ノコでも切れますが、ハードウッド(硬木)を使用するならは電動の丸ノコを用意しましょう。
カットが苦手な方は<カットサービス>を利用し購入時にご希望の寸法をお知らせください。 カットしてお届けします。
【ウッドデッキの作り方/05部材の塗装】
ウッドデッキを腐食や色あせから守る
組立て前にもうひとふんばり。
屋外用木部塗料を塗っていきます。 「長く使う」を実現させるために塗料は大きな役割を果たします。
さまざまな効果やカラーの種類がありますので、お気に入りの塗料をお選びください。
【ウッドデッキの作り方/06土台】
ウッドデッキを支える土台
ウッドデッキを支える土台部分は最も重要。あせらずじっくり作っていきましょう!
土台はコンクリート製の『ピンコロ』か『束石』を使用します。
紐を利用するとまっすぐ揃えて配置できます。
【ウッドデッキの作り方/07柱】
ウッドデッキの土台の水平を取ることはとても大切!
土台ができあがったら、次に柱を立てます。
基礎で水平を出していない場合は、束柱が立った時点で水糸を張り、 水平になるように調整します。
フェンスやパーゴラを作る場合は、あらかじめ柱を長く作っておきます。
【ウッドデッキの作り方/08根太・根がらみ】
床板を支える部分なので、
しっかり取り付け床板を支えるのが、根太。
根太を支えるのが、根がらみ。
根太のピッチ(間隔)はおよそ70センチ。
床板の樹種や厚みによっても変わってきます。
【ウッドデッキの作り方/09床板】
いよいよ大詰め!
最後の床板貼り。
板は隣同士3~5mm程度の間隔を空け、水はけや通気性をよくしておきましょう。
ハードウッド(硬木)の場合は、錐で下穴を開けながらビス打ちしていきます。
【ウッドデッキの作り方/10完成】
あこがれのウッドデッキライフがスタート!
ウッドデッキに寝っ転がると自然の恵みが体感できるます。お子様やペットには絶好の遊び場!
木材が日々退色する姿は、天然木本来の味わいを表しています。自然の風合いを大事に、木のぬくもりと触れ合っていただければ幸いです。
【ウッドデッキの作り方】
DIY初心者の方でも、出来るだけ簡単に、
少ない道具で施工できるウッドデッキの作り方をお教えします!
この方法で、はじめてDIYに取り組んだ大勢の方々も、
すばらしいウッドデッキを完成されています。
難しく考えることなく、気軽にチャレンジしてみてください。
作り方はこのコーナーを読めばすぐにマスターできるはず。
ほんの少しの勇気があれば、きっとすばらしいガーデンライフがあなたのものになるはずです。
では実際にウッドデッキの作り方を解説していきます。
今回作るウッドデッキは初心者向けということで、かなりシンプルな構成にしました。
DIY初心者でも本当に作れるということを知っていただくために、全くの初心者2人に作ってもらいました。ちなみに、指導役として店長がサポートにつきました。
【ウッドデッキの作り方ステップ1 「設計図作成」】
◆プランニングはデッキの高さも考慮しておこう。
ウッドデッキの作り方のステップ1。
まずはウッドデッキ作成のプランを立てます。
設置する場所を決め、どのような大きさにし、
どのように設置するか。
完成時のイメージを持っておく事が重要です。
まずはラフスケッチを簡単に書いて、
設置する場所を測量しながら寸法を決めていくとよいです。
今回は庭に設置すると仮定し、
右のようなシンプルな設計図を書いてみました。
※設計図の単位は全てミリ。
この設計図をもとに木材と資材を調達するので
正確な寸法を書いて、
分かりやすいものを作ることが大切です。
書いた設計図は拡大コピーして、
現場に持っていって確認しながら作業します。
次はウッドデッキ作成に必要な木材を調達します。
【ウッドデッキの作り方ステップ2 「資材調達」】
設計図が出来上がると、次は必要な資材を書き出します。
3,000×1,800のデッキに必要な木材は、
根太 2,920mm → 5本
大引 1,780mm → 4本
床板 1,800mm → 21本
束柱 500mm → 12本
となります。
今回は、初心者の方にも加工が楽で耐久性にも優れたなウエスタンレッドシダーを使用します。木材と部材が揃ったら、次は工具と道具を調達です。
【ウッドデッキの作り方ステップ3 「工具・道具調達」】
DIYでウッドデッキを製作する場合、
木材を大量にカットする作業が発生します。
ノコギリでも可能ですが、木材のカットだけで日が暮れてしまいます。
疲労度も半端ではなくなるので、
電動工具を揃えて素早くカットしてしまいましょう。
インパクトドライバーと丸ノコの電源を確保するために、コードリールや延長コードで電源を確保しておきましょう。たとえ充電式でもバッテリーがなくなる事が多発します。
出来ればインパクトドライバーかドリルドライバーを2つ以上は用意しておきましょう。
電動工具の他に必須なのが水平器。
木材や部材の水平・垂直をきちんと出して組み上げる為には
絶対に必要です。大きいものと小さいものを揃えておきたいところです。
【ウッドデッキの作り方ステップ4 「部材の塗装」】
まずは、木材の耐久性を高めるために木材保護塗料を塗ります。
屋外で使用するウッドデッキは常に風雨にさらされ、紫外線の影響を受けます。またシロアリも注意が必要です。
そこで、通常デッキ材には木材の撥水性、耐久性、紫外線カット、防カビといった効果を得るために保護塗料を塗ります。
しかし、今回使用する木材『ウエスタンレッドシダー』は木自体が強い耐久性を持っており、塗らなくてもかまわないくらいなのですが、さらに木材の寿命を延ばすためには塗っておきましょう。
塗る際は、予めウマ(台)を作って高い位置で塗ったほうが疲れません。今回は当店で扱っている木材の保護塗料『スーパーデッキ』を使用します。
この塗料ならば1度塗りで済むので大幅な時間の節約が出来ます。また様々なカラーバリエーションがあり、保護性能も申し分ないのでオススメです。
完成後のメンテナンス時には、塗る事の出来ない床板の裏面・根太や大引・束柱などは特に入念に塗布しておく事が重要です。
また、長さをカットした木材の小口(切断面)にもその都度の塗装が必要です。
塗装が終われば、次は基礎を作ります。
【ウッドデッキの作り方ステップ5 「木材のカット」】
買ったばかりの木材は小口面(切断面)が汚れていたり、荒れていたり、斜めになっていることがあります。
線を引く前に、端をカットしておきます。
小口面をカットし終わったら、設計図を見て、寸法通りに罫線を引きます。後で消す事が出来るように鉛筆で書きます。
メジャーとサシガネを使い、1本1本正確に罫線を引いていきます。
シンプルな構成のデッキとはいえ、木材を合計42本作らなければなりません。かなり疲れる作業ですが、間違えて長さが足りないという事のない様に、注意して作業します。
線が引けたら、いよいよカットです。
◆角度定規をガイドに使い、正確にカットします。
丸ノコを使いカットする際には、角度定規をガイドに当ててカットします。角度定規の角度を直角に合わせて使えば、より正確なカットが出来ます。
柱など、太い木材の場合は1度のカットで切断しきれないので、2・3回に別方向からカットします。そのためにも柱材の線引きは最低3面には引いておく必要があります。
全ての木材をカットし終えたら、いよいよ基礎づくりにかかります。
【ウッドデッキの作り方ステップ6 「基礎作り」】
基礎とは、ここでは床板より下のデッキ全体の加重を受ける部分のことをいいます。
基礎作りはウッドデッキを作る工程で最も難しく、重要な作業です。しかし、DIYにおいてはプロと同じやり方で作る必要はありません。基礎が重要なのは変わらないですが、簡単に出来る工法があるのでこれからご紹介します。
◆基礎作り工程1:家側の基準を決める。
柱の適当な高さの位置に基準を設け、その基準線を床板の高さと仮定し、そこから床板の厚さ40mm下がった根太の上端とし、このウッドデッキ全ての基準となるように、水平を確認しながら柱に取り付けます。
◆基礎作り工程2:基準となる1列に基礎石とポストを取り付ける。
張り付けた根太に束柱(ポスト)を固定していきます。
まず、基礎石についている羽子板という金具に束柱を固定します。張り付けた根太に引いた線に合わせて束柱(ポスト)を固定します。
基礎は地盤がゆるいようなら、穴を掘って砕石(バラス・砂利)を100mmほど敷き詰めた上に基礎石を設置します。それでもゆるいと感じたら、さらに生コンを流し込んでコンクリートの基礎を作ります。設計図の通りに、基準となる根太に、束柱を取り付けていきます。
束柱の長さは、基礎石から根太上面までの高さを測って少し短め(5~10mm)になるようにカットします。
この時、根太より束柱が出ないように注意します。
木材の取り付けは、ステンレス・コーススレッド(木ネジ)を用いて取り付けます。
束柱を根太に取り付ける際には、家側から木ネジを留める事が出来ないため、内側から束柱を取り付ける事になりますが、普通に木ネジを打っても柱は90mmあるので届きません。
そこで、今回は木ネジを斜めに打つ事にしました。斜めに穴を開けてビスで取り付けます。90度の金具を使ったり、木の端材を利用して取り付ける方法もあります。
今回、地盤は普通の硬さの土だったのですが1箇所だけコンクリート基礎で作ってみました。
生コンの作り方と一緒に地盤が軟らかい場合の参考にしてください。
◆基礎作り工程3: 外枠の根太を基準の1列に固定し、外枠を作る。
外枠になる根太の一端を、先ほど取り付けた家側の基準となる根太に取り付けます。
反対側には、水平器で水平を確認しながら、適当な板を取り付けて仮止めします。
その後、基準となる根太のもう一方に先ほどと同じように、適当な板で仮止めして根太を取り付けます。
外枠を仮止めしたら、直角になっているかどうかを確認します。
直角三角形の3:4:5の比率を利用して同じ比率になっているかどうかを確認します。
分かりやすく、400倍して計算してみます。
つまり三辺が、
3=1,200mm
4=1,600mm
5=2,000mm
となっていれば直角になっていることが確認できます。
この時、測定しやすいようにゼロ地点はメジャーの100mmを基点として測定しています。
外枠の1,200mm、1,600mmの地点でメジャーを張り、内側の位置で計測します。
ちゃんと2,000mm(2,100mm)になっていたので直角に組めていることが分かります。
直角を確認出来たら、
仮止めしていたところに束柱を固定していきます。
水平器で水平を確認しつつ、基礎石と束柱(ポスト)を木ネジで取り付けます。4本以上の木ネジで取り付けます。
2本とも取り付けが終われば外枠が完成です!
◆基礎作り工程4: 内側の根太を張り、残りの基礎石とポストを取り付ける。
外枠が完成したら、設計図通り、基準となる根太と水平に根太を3本取り付けます。
外枠の根太より上に出ないように、同じ高さになるように注意して取り付けます。
根太には、見た目のきれいな材よりも曲がりの少ない真っ直ぐな木を選びます。
根太を張り終えたら、基礎石と束柱(ポスト)を設置して取り付けていきます。
ここで取り付ける束柱は6ヶ所。
中央の根太に4つと、家側と反対側の根太の2つです。
根太との間に隙間が出来ないように地盤をきちんと固めて水平にしてから取り付けます。
これで根太と基礎石+束柱(ポスト)を全て取り付け終わりました。
◆基礎作り工程5:大引2本を取り付け、基礎の完成!
最後に、根太を受ける補強材である大引を2本取り付けます。
大引は束柱(ポスト)に取り付けます。根太には木ネジで取り付ける必要はありませんが、きっちりと根太を受ける事が出来るようにくっつけて取り付けます。
これで基礎は完成です。
次はいよいよ床板の取り付けです。
【ウッドデッキの作り方ステップ7 「床板張り」】
いよいよウッドデッキで最も楽しい床張りです。
デッキの姿が徐々に見えてくるのは心が踊ります。
21本と、最も本数の多い床板ですが同じ作業の繰り返しなので難しくはありません。
木ねじのガイドを作る床板に使うウエスタンレッドシダー材は、141mmなので21本で2961mmとなります。設計図で横サイズが3000mmありますが、隙間を開けて張っていくのでこれで十分な本数です。床板は同じく、ステンレス・コーススレッド(木ネジ)で固定していきます。
床板は根太に2本の木ネジで固定するのですが、ネジの頭が揃っていないと見た目がよくないので、
木ネジを打つポイントを一定にするためのガイドを用意します。
今回は、床板の端材で作ります。
木ネジのバランスが良くなる位置に印をつけ、この印を目安にして木ネジを打っていきます。
床板と幅を合わせて、根太の中央に位置するように印を付けます。
この方法ならば、木ネジが均等に並び美しい外観を保てます。
◆スペーサーを挟み、床板の隙間を一定に張っていく。
床板はある程度の隙間を空けて張っていきます。
隙間が大きすぎると、つまずいたり物が隙間から落ちてしまういますので3~5mm程度の間隔にします。
床板はスペーサーを挟んで水平にします今回はスペーサーとして、厚み4mmのL字型の金具を使用しました。
L字ステーには紐を取り付け、簡単に引き抜けるように工夫しました。
これを床板にかけて、隣の床板を張り付けていきます。スペーサーは何でもいいのですが、必ず後で引き抜けるようなものにしておきます。
何枚も張っていくと、少しずつ誤差が生じることがあります。
最初の床板から、今の床板までの距離をメジャーで測定して水平に張れているかを確認しましょう。端と端を比べて距離が同じならば水平になっています。
もし距離が異なっていたなら、隙間を調整して修正します。
◆床板の端部分は丸ノコで一気にカットして揃える。
床板を全部張り終えたら、最後に端をカットして揃えます。
丸ノコを使い、一気にカットしてしまいます。
カットするラインを鉛筆で罫線を書き、丸ノコの定規として長い木材などをガイドに使ってカットします。
丸ノコでガイドに添って一気にカットします。こうすれば、小口面が断然キレイに仕上がります。新しい小口面はバリがたくさんあります。電動工具でなくとも、やすりで削ってやれば簡単に取れます。特に端部分はしっかりと面取りをしておきます。
さあ、いよいよ完成です。
【ウッドデッキの作り方ステップ8 「ウッドデッキ完成」】
ついに完成したウッドデッキ。
製作時間は、なんとわずか半日で完成しました。
店長がサポートしたとはいえ、DIYは全くの素人である当店のスタッフ2人が大部分を作成しました。DIY初心者でもここまでのウッドデッキが作れるということが証明になったと思います。
作ってみて初めて分かることですが、木材を切ったり、木ネジで取り付けたりするよりもその準備の方が大変なんですね。
正確な設計図を描いて、その図面に従って必要な資材を揃えて、
寸法通りにカット出来ればデッキの半分は完成したも同然です。
カットした木材と部材が揃えば、あとはプラモデルのように設計図通りに組み立てていくだけです。
素人仕事なので、どうしても誤差やズレが生じますがその時はその時。その場で切ったり削ったりして調整すればいいのです。
水平と垂直さえきちんと出ていれば、少々荒削りでも完成すれば快適なウッドデッキとなるんです。常に設計図をそばに置いて確認しながら間違いな組み立てていけば大丈夫。
作ったスタッフ2人も、「面白かったのでまた作りたい。」と一度作った事で自信がついたようです。DIYの素人でも事前の段取りさえきちんとすれば、ここまで出来る。
ここまで読んでくださった方、是非休日にチャレンジしてみてください!
出来上がった時の、それまでの苦労が吹き飛ぶ快感をあなたにも味わって欲しいです。
ウチのウッドデッキ紹介
私がウッドデッキを作成しようと思ったきっかけは、偶然手に取った一冊のガーデニング本がきっかけでした。そこにはウッドデッキの制作方法が書かれていました。
~中略~
具体的な作り方がイマイチわからず、Webサイトで様々な作り方を参考にさせていただきましたが、不安な点がいっぱい。
そんな私が ウッドデッキの作り方を調べるにあたって、最初からこういう情報があったら、うれしかったなぁ。という内容を中心に掲載しています。
【ウッドデッキの作り方 作業の大まかな流れ】
◆作業の流れをつかもう!
ウッドデッキというと非常に大きな構造物なので、「作り方」聞いても、こんなもの作れるのか?という疑問がわいてきます。
でも、 料理や工作などで、最初に作り方の流れをつかんでおくと、自分が今どこの工程を上手くいきやすいのは体感されたことがあると思います。
同様に「ウッドデッキ作り方の流れ」をつかんでおけば、たとえば料理でいうと、「あ、ネギが足りない」とか「次なにやるんだっけ、あー、煮えすぎちゃった」とか、そういう無駄を減らせると思います。
これから私がウッドデッキを作った時の「作り方の流れ」を順番にご紹介します。
作業全体の流れを以下の図で確認してみてください。詳細の各項目は右メニューからご覧ください。
◆ウッドデッキ製作の企画
ウッドデッキをDIY制作するにあたって、そこで何をやりたいのか、どういうウッドデッキにしたいのか、自分の技術でどこまでつくれるのか、どういう作り方にするのか?工法はどんなものがあるのか、等のイメージを固めます。
ここが一番楽しい時間かもしれないですね。私は通勤時間中思いを巡らせすぎて、電車乗り過ごしてしまったこともあります。笑。
【施工の流れ ~ウッドデッキの作り方~】
◆実際の施行方法について
いよいよ施行です
ここまでのお話で、必要な工具や材料、作業の流れがイメージが出来たのではないかと思います。
これからは、ウチのウッドデッキに採用した工法を中心に実際の施行方法について解説していきます。
◆全体の流れを確認
まずは、施工の大きな流れをつかみます。ここでは「長方形のデッキを作る場合」という前提で解説します。その後でアレンジした部分などをご紹介させていただきたいと思います。
◆塗装
まずは入手したデッキ材を塗装します。乾燥に約1日かかるので、その時間も考慮した予定を立てるのが良いと思います。
それから、塗装用の作業台があると便利です。ウッドデッキ自作をされる皆さんはこの台も自作してしまう方が多いです。
ウチでは横着してダンボールを台にしたりしました。が、これはオススメできません。かなり腰が痛くなります。面倒でも作業台を利用されることを強くお薦めします。次の日の作業に影響しますよ。笑。
◆大枠を作る
次は、きちんと水平の取れた大枠を作ります。ここですべてが決まるといっても良いくらい重要な作業です。すべての水平の基準は大枠で決まってきます。
まず家の一定の位置を水平の基準にします。
ウチでは掃き出し窓の下端に水平位置を合わせました。
水平位置を決めたら、まずは家側の一辺を完成させます。図の1、2、の位置の束柱を立てます。
【ウッドデッキの設計図どおりに基礎石を設置します。】
ウッドデッキの設計図どおりに基礎石を設置します。
このとき1、2、の位置の基礎石の水平は取れていなくてかまいません。窓に対しての水平は切り出す束柱の長さを調整して行います。
図でいうと、1、2のやじるしの間の長さはそれぞれ違う。ということです。このとき束柱は根太の上端より1cmほど短く切ります。理由は後ほど。
次に家側からコーススレッドを打つことができないので、3、4の束柱をたてます。先ほどと同様に基礎石を設置した後に束柱の長さを決め、切り出します。
そのあとは、最初に作成した一辺を元に、長方形を囲むように下図の順番のように束柱を立てていきます。(1~6)
基礎石を設置し、その後材料を切り出し、固定という作業の繰り返しです。
なお、ラティスや、パーゴラなどを作成するのであれば、それを計算に入れて束柱を切り出す必要があります。
◆束柱を立てる順番の図
この図は今回の説明のために簡略化してあります。規模にもよりますが、実際にはこの図よりもたくさんの束柱が立ち、根がらみ(通し材)も適宜追加する形になります。寸法に関しての参考値は設計のページを参考にしてみてください。
◆大枠以外の根太を張り巡らせます
大枠が出来たら、あとは安心です。大枠の水平を基準にどんどん作業を進めます(7~10)
10まで束柱をたてたら今度はこの図いうと9と10を結ぶような根がらみ(通し材)を入れていきます。ウチでは図と同様に一本だけ通しました。
次に12、13(下図)を結ぶ根太を張っていくわけですが、ウチの場合は基礎があるのは11だけです。通し材で強度が確保できるので、12、13の位置は束柱の端材を利用して固定しています。これは後ほど詳細に解説します。
この要領で他の場所にも根太を張っていきます。
【床張り】
ココまで出来たらあとは床張りです、仮置きして床板間の幅を決定します。
決定したら家側から床材をどんどん張っていきます。私は家側から張らずに進めたら、真ん中くらいで寸法があわないことが判明し一旦全部はがす。ということになってしまいました。家側からであればある程度の誤差は許容できると思うので、家側から貼ることをオススメします。
◆周辺グッズの作成
基本的には床がはれれば一応完成ですが、必要に応じて階段やラティス、ベンチ、パーゴラなどを作成します。
パーゴラは当然ですが、階段やラティス用の柱(ポスト)も最初の工程で考慮に入れておけば一体感のある安定したものが作成できます。
ウチは後からラティスをつけたので、補強材などを入れたのですが、やや安定感に欠けます。ポストを最初から延長しておくことを強くオススメします。
パーゴラは残念ながらウチは作らなかったので、もし欲しい方は参考図書などで情報収集してください。 ネットで情報収集するにも限界があります。写真や図が豊富な本で情報収集することをオススメします。
私自身もウッドデッキ関連の本を5冊程読みました。
以上が簡単ですが全体の流れになります。
どうでしょうか、ご自身でもできるような気がしませんか?
【ウッドデッキを作ろうと考えている人】
せんべいさん家のDIY 「www.wood-base.com」へお越し頂き誠にありがとうございます。
このサイトはウッドデッキを作ろうと考えている人、日曜大工をしようと考えている人に、少しでも作り方の参考になればと立ち上げました。 私自身初めてウッドデッキを作ってすでに10年程経過していますが、当時は超がつくくらいの初心者でしたので、分らないことだらけ。
今でもうまくなったとは言えませんが、初めてのころを思い出しながら、なるべく分りやすくしてみました。
参考になれば幸いです。
◆DIYについて
私が日曜大工を始めたきっかけは、家を建てた時から。それまではずっとマンション・アパート暮らしでしたので、小さな棚ぐらいしか作ったことはありませんでした。 そのレベルも高校の技術家庭のレベル。(今でもあまり変わっていませんが・・・)
家を建てたころは、注文住宅ということもあり外溝工事で頼んだのは階段と門扉だけ。あとは予算がないのでDIYでやることにしました。 まず手をつけたのが、ウッドデッキ。最初はリビング前に小さなものを作ってねと奥さんに頼まれていましたが、時間が経つにつれ話が大きくなり、しまいには駐車場の上を完全に ふさぐ大型デッキに!
(心の中では、もうDIYでは無理だな。完全に業者じゃないと・・・)
そんな訳で家の外溝業者に聞いてみたところ、見積金額も高く作る材木の種類もはっきりしない有様。
ならば自分で作るしかないかなと思い始め、本気で調べていました。この頃は作る気満々で、いろいろプランを練りながら毎日悩んでいました。
いくつかの業者さんに聞いてみましたが、どこに聞いても「1人では絶対無理です」 「工事の最中に落ちたら大けがしますよ」など否定的な意見ばかり。
そんな中、リーベさんだけは「頑張ればできるかもしれませんね。」とちょっと肯定的な意見。(実際、施工場所が高所なので勧められてはいません) 当時の私は「できる」というところだけしか聞いていませんでした。そんなところから始まったのが、このウッドデッキ作りです。
【ウッドデッキの作り方・リビング前の通常デッキを作る】
ガレージデッキの施工も終わり、いよいよリビングにつながるウッドデッキに取り掛かりました。上の左の写真では擁壁の上にアンカーが出っぱなしですが このあと構造用ブロックを1段足しています。左の写真では擁壁の上にブロックが1段あるのがわかるでしょうか?
まず基礎の沓石を置く部分を決めるのですが、どうやって出すかわからなかったので、水糸をそれらしく張ってみて、交差した部分を基礎の中心にしてみました。 しかし、そんないい加減な方法ではだめでした。後で根太を固定していく途中、ずれまくりました。という訳で、あちこち細長い基礎穴が出来上がりました。 基礎の穴は、教科書通りで穴を5センチほど掘ってから突き固めて、路面材を入れモルタルを入れています。 基礎を作った部分は、家を建てるときに一度掘り返しているため、地盤が緩く突き固めるのに非常に苦労しました。 やってみた感じ、掘らずに固めた方が手っとり早い感じです。 また、穴が大きすぎると路盤材がいくらあっても足りないので注意が必要です。
路盤材について:路盤材とは、玄関アプローチや駐車場の下地材で、小さな砕石と砂が混ぜてあるものです。 素人でも簡単に地面を固められます。普通の庭にまくタイプの砂利ですと全く固まりません。
【大引きと根太について】
組み立てるときは、まず窓の下のアルミサッシに合わせて水平を取り、そこをすべての基本にしました。後は1本1本水平を確かめて取り付けていきます。 根太はすべてダブルで配置してあります。組立順番は、また別のページで解説いたします。
デッキの左側に、一部根太がない部分がありますが、これは床下収納を作る部分です。
根太の擁壁側は、地面の沈下を恐れて擁壁に乗せています。
このウッドデッキを作成しているときは、土日になると天気が悪いことが多く、塗装は組み立て後にしています。正直、はじめにやっておいたほうが全然楽です。
【ウッドデッキの作り方面材を張る】
根太と柱の固定がすべて終わったら、面材とフェンス材の取り付けです。面材は写真の手前から張っていきます。 なぜかというとデッキの端はあまり目立たないので、変形や切欠きは端の板で吸収した方がきれいに出来上がります。
面材の隙間寸法は特に決まっていませんが、3ミリから5ミリが調度良さそうです。
自分で作ったウッドデッキにエアコンの室外機が置けた時には、ちょっと感動しました。(電気屋さんに自慢!)
ウッドデッキの面材は、窓のサッシの5ミリ下に合わせています。この隙間も賛否両論あるようで、あけない方がきれいでいいという考えと、地震で上下することを考えて15ミリはあけた方が良いという考えがあります。 私がやったような中途半端な隙間は、枯葉が詰まると取れなくなるので、ちょっと難点があります。
【完成に近づく!】
左側の写真は、やっとリビングからガレージデッキまでつながったところです。
ウッドデッキの面材を、家に対して直角につけるのはなかなか簡単ではありません。できることなら材木で大きな直角定規を作り、正確にやった方がいいでしょう。人間の眼は 正確且ついい加減なもので、張ったときは真っ直ぐだと思っても後で見ると曲がっていることがよくあります。
ウッドデッキを分割して作る場合:なるべくなら一回で済ませればいいのですが、休みの都合もありますのでそうもいきません。 工事は家側からやりましょう。遠い方から始めるとデッキ面のレベルを合わせるのが大変になります。そんな訳で私のデッキは2センチ程の段差があります。
(家族は全然気にしていなのですが、私はいまだに悔やんでます。)
いかがでしたか?ウッドデッキの作り方!ご紹介した皆さんは、まだまだ詳しく紹介して下さっていますが、いっぱい有りすぎて全部紹介する事ができませんでした。申し訳ありません。もっと詳しく見たいと思われましたら、各サイトにアクセスしてご覧になってください。私もウッドデッキを作る機会がありましたら、今回ご紹介したサイトを勉強の為にアクセスしたいと思っています。
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