外壁の種類ってどのくらい？火にも地震にも強いalc外壁のすすめ。

外壁

外に面した壁のことです。
建築においては一番最後に施工する部分で、こちらが住宅の見た目の決め手になります。
サイディング、alc、塗り壁などという種類があります。

サイディング

１４ミリ、１６ミリ、１８ミリなどサイズがあります。
攻めんと質と繊維質を主な原料にして、板状に形成したものです。塗り壁より工期が短く、柄や色などのバリエーションが豊富で、今の住宅の外壁素材では一番主流です。

alc外壁

alc外壁もサイディングの一種ですが、素材がコンクリートです。
断熱性能が非常にすぐれており、火にも強いので火災保険も安くなります。

塗り壁

とても歴史がある外壁施工方法で、古民家や蔵など、住宅にも使用されます。
土壁、漆喰、モルタルなどの種類がありますが、塗装は吹き付けなので施工期間が長くかかったり定期的に塗り替えなどのメンテナンスもかかります。

alc外壁素材

このような外観のおうち、よく見ませんか？
実はこれがalc外壁です。
近年ではこのalc外壁が注目を浴びてきており、徐々に主流になりつつあります。

A「Autoclaved」L「Lightweight aerated」C「Concrete」

ALCとは、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート外壁材です。
最質は珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末などです。これらの材料を凝固させ高温、高圧をかけて生成されます。

火に強い

素材はコンクリートですので、非常に火につよく耐久性があります。
厚ければ厚いほど耐火性があり、１００ミリalcでは１時間耐火です。

地震にも強い

alc外壁はとても軽くい素材であるため、住宅に負荷がかからない外壁です。
alc外壁を扱うユニバーサルホームの住宅は、阪神淡路大震災で半壊全壊した家屋は一棟もなかったそうです。

断熱性能がすごい

ALC外外壁はコンクリート素材のため、それを外壁として張ることで強い断熱性能を得ることができます。冬は暖かく、夏は涼しい、理想の住宅となりえるのです。

メンテが必要

alc外壁の塗装は吹きつけ塗装となるため、日がたつと画像のように禿げてきたり、あせて来たりするので約１０年ごとに塗り替えが必要になってきます。

水を吸う

alc外壁は非常に多くの微細気泡とそれをつなぐ細孔を含んでいるので、水を吸います。スポンジをイメージしてもらえると分かりやすいのですね。
水を吸うと断熱性、調湿性が低下し、alc本来の長所を生かすことができなくなります。

へーベルハウス

四角い見た目が特徴的のへーベルハウス。
へーベルハウスのalcは旭化成が自社開発しているもので、厚みは５７ミリのものを貼り付けています。鉄骨とalc外壁の無敵の住宅です。

ユニバーサルホーム

木質系の住宅ですが、alc外壁を標準仕様にしているメーカーです。
柔軟性のある木質系の柱に合うように厚みは３７ミリと薄めになっていますが、そこに断熱材を１００ミリ入れることで、薄さのデメリットをカバーしています。

厚形のALC外壁

７５ミリ以上のalc外壁のことです。
鉄骨造や鉄筋コンクリートの耐火建築物などに使用されます。
あのスカイツリー上層部にも大量に採用されています。

alcパネル薄型

木造住宅には３５ミリ～７５ミリ、鉄骨系には５０ミリ～が使用されます。
へーベルハウスは５６ミリのタイプ、ユニバーサルホームは３７ミリのalcパネルが使用されています。

ラインデザイン

最もポピュラーでシンプルなデザイン。
タテラインにもでき、ライン幅も数種類用意されている。
alcのなかでは最も人気のあるデザイン。

レリーフ

ラインデザインより少しニュアンスのついているタイプのデザイン。
alcなのに、遠めで見るとサイディングっぽさがあり、これもまた人気のデザインです。

アークティンブル

シンプルで飽きの来ないalcのデザイン。
そのままでも素敵ですが、ラインデザインと組み合わせて使うとよりスタイリッシュな雰囲気になります。

ジーファス

レンガ調のニュアンスが美しいalcのデザインです。
くっきりと刻まれたブリック状のラインと暖かみのある陰影が、重厚な外観を生み出すジーファス。

チェック

規則正しい陰影が外観全体をシャープに引き締めるチェック柄。モダンかつコンクリートの安心感を表現できるalc外壁デザインです。アクセント柄としても魅力的。

ネオタイル

繊細でくっきりとした陰影を醸し出すalcデザインのネオタイル。
張り分け柄としても印象深いイメージをつくるデザインです。