テレビの電気代はどのくらいかかる?また電気代を節約する方法とは?
2015/12/03
ミック0331
2016/04/08 更新
ご自宅で使うエネルギーを全て電気にする「オール電化」。テレビのコマーシャルでも大々的に宣伝していて、ガスを使わないから安全!お得!と言われてますよね。しかしオール電化の電気代ってどうなんでしょう?電気代が高くなって驚いたという声も上がっているようですが?
オール電化というのは、簡単に言うと普段使っている熱のエネルギーをガスから電気に変えることです。「光熱費」なんて言葉がありますが、この熱というのはガスのことです。しかしガスの変わりに電気を使おうというのです。
家の中のものがすべて電気で動くんです。なんだか近代的ですよね。
キッチンを見てみると、今まではガス台だったスペースはIH調理器に変わります。電気の力で熱を起こし、その熱で調理を行うのです。
オール電化にするとガスを使わないので火がつきません。火災防止、ガス漏れ事故を防ぐことができます。
そしてお風呂もガスで沸かすのではなく電気で沸かします。
これはオール電化にするときに取り付けるエコキュートと呼ばれる装置です。電気代が安い夜間のうちにお湯を沸かしておき、タンクにお湯を貯めておくことでガス代を使うことなくいつでもお湯が使えるというシステムです。
オール電化では暖房も石油ストーブは使いません。電気で動くヒーターや床暖房、エアコンを使います。このように家の中の熱に関するエネルギーを全て電気でまかなうのがオール電化というシステムです。
・・・でもちょっと待ってください。全部電気で動くということは、確かにガス代はなくなるかもしれませんがその分電気代が高くなったりしないんでしょうか?
結局電気代がガス代の倍以上も高くなってしまったりしたら、オール家電はオトク!なんて言えませんよね?オール家電にしたときの電気代っていくらくらいかかるんでしょうか?また電気代を節約する方法はあるのでしょうか?
もしこれから安全や節約のためにオール電化を考えている方がいたら、ぜひこの記事を参考にしていただきたいと思います。
気になったので、まずは実際にオール電化にした方の声を聞いてみましょう。
電気代はどれくらいかかるのか?果たして本当にオトクなのか・・・?
ネットでは電気代がこんなに高くなった!という声が相次いで聞かれます。
また、あるご家庭では電気代が2万を超えてしまい驚いたというような声も聞かれました。オール電化ってやっぱり電気代がびっくりするほど高いんですね・・・。
お住まいの地域や契約している電力会社によっても多少違いはあると思います。
しかしここまで電気代が高くなったのは、電力会社の相次ぐ電気代の値上げや大震災の影響が大きいと思われます。
いくらガス代がなくなったといっても、電気代が高くなってしまってはオール電化にするメリットはあまり感じられません。どうしてオール電化ってここまで電気代が高くなるんでしょう?
オール家電の電気代が高くなるワケ。それは電力会社との契約にあります。
オール電化では、夜間の電気代が安くなるプランを使って電力会社と契約を結ぶのが一般的です。なぜなら電気代が比較的安い夜のうちにお湯を沸かして貯めておいたり、人がもっとも集まる夜に暖房や冷房、照明を多く使うからです。
しかし、このプランには弱点があります。
夜の電気代が安くなるかわりに、昼間の電気代が通常のご家庭よりも高くなってしまうんです。
夜よりも昼のほうが電力の消費が大きいというご家庭の場合は、電気代が高くなってしまいます。
たとえば大家族の場合。夜に沸かしたお湯だけでは足りない!なんてこともありますよね。
そんなときは電気代が高い昼間にもエコキュートでお湯を沸かすことになります。これだけで電気代は高くなります。
オール電化でオトクになるのは、昼間ほとんど電気を使わないご家庭の場合なのです。昼間も電気を使っていると、電気代を安くすることはできません。オール電化のメリットはほぼ感じられないということに!
オール電化の最大のデメリット。それは「停電」です。
すべてのエネルギーを電気でまかなっているオール電化の場合、停電になってしまったら何もすることができなくなってしまいます。
真っ暗になるのはもちろんのこと、オール電化ではガスや灯油を燃料にした暖房も使えません。
冬は電気が復旧するまで暖をとることができませんから、かなり大変なことになってしまいます。
停電の場合はもう諦めるしかありませんが、せめて電気代を安くするコツはないものでしょうか?
せっかくオール電化にしたのに電気代が高くなるだけだった!なんてことにしたくありませんよね。
オール電化では、夜7時から11時までの電気代が通常のご家庭よりもおよそ60%安くなります。この時間帯を使って、たとえばパソコンで作業をしたりスマホの充電を終わらせたりするのです。
こうすることでオール電化のメリットを最大限利用することができます。
電気代が安いうちに、電気が必要な作業や仕事を終わらせておくのです。
タイマー式の家電を夜間にセットしておきましょう。
たとえばお釜のタイマーを早朝にセットしておけば、電気代が安いうちにご飯を炊くことができます。
洗濯と乾燥も、夜のうちに済ませてしまえば朝の時間の節約にもなりますよね。
このようにオール電化のメリットを生かすには、家電を使う時間をうまくずらす工夫をすることです。
ライフスタイルにあわせて、家電を使いこなすことが電気代を節約するポイントです。
オール電化はこのように、メリットもデメリットもあるシステムです。電気代をはじめ、これらのデメリットもよく考えたうえで導入するか決めましょう。
もしも昼間のほうが家にいる時間が長いなら、あまりオススメできないかもしれませんね。
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