2017/01/06
renz0309
2016/06/03 更新
豆苗とは、エンドウ豆の若菜のことをいいます。スプラウト(発目野菜)としてカットした根っこ部分を水に浸しておくことで、再生させることができ、育て方も簡単です。豆苗は、栄養価が高く、どんな料理にも使えます。豆苗の育て方について紹介します。
エンドウ豆は、紀元前7000年ころからツタンカーメンも食べていたと伝えられております。
エンドウ豆の若い芽を摘んで、豆苗として食べ始めたのが、中国人。当時は、一部の高貴な人や特別な行事でしか口にできない代物でした。
豆苗が日本に伝わってきたのは、1970年代と比較的最近。しばらくは、高級中華料理店でしか扱われておりませんでした。
中国では、畑に植えられ、春に出た新芽を手摘みするといった育て方でしたが、
日本で1990年代半ばから、植物工場での水耕栽培での育て方が普及し、一気に生産量が増えました。
豆苗は、ほうれん草、小松菜、春菊、ニラなど、一般的な緑色葉物野菜の栄養成分の含有量を上回る、栄養満点な食べ物なんです。
ほうれん草やエンドウ豆と比べても、豆苗は各種ビタミンを豊富に含んでおり、50gで、大人が1食で摂るべきビタミンCとビタミンKを十分に、ビタミンAと葉酸をほぼ摂取することができます。
栄養化の高さに加えて、家でも育て方が簡単。使い勝手の良さ、再収穫の楽しさが豆苗の魅力となっています。
豆苗は、最近ではご近所のスーパーで簡単に購入できます。
調理後に、家庭のキッチンの一角でできる簡単な育て方をご紹介します。
まずは、買ってきた豆苗を再生させる育て方。
1.料理で使う部分をカット
2.残った根と豆の部分を容器に入れる。
(容器は、お皿、鉢受け皿、タッパーでもなんでもOKです。)
3.水に浸す
以上!!
簡単ですよね♪
豆苗は、育て方に限らず、概ね約1週間から10日程度でいい感じに成長してくれます♪
成長の過程を見るのもキッチン菜園の醍醐味ですよね♪
いくつか育て方のコツをご紹介します。
◎育て方Point①
豆の少し上に脇芽があるので、脇芽を残してカットすると、育ちも早いです。慣れてきたら、育て方をいろいろ分けて、試してみても良いかもしれません。
◎育て方Point②
水は、根がつかる程度で、豆がつからない程度に与える。1日1回(夏場は2回)は交換してあげましょう。水は、水道水(中性)でOK。カルキとかも特にお気になさらずで結構です。
◎育て方Point③
豆苗を育てる場所。屋外と屋内どちらの育て方がよいか、考えたりもしますが、まずは、天気に左右される事もない屋内がおすすめです。
◎育て方Point④
豆苗を屋内で育てる場所は明るい所が望ましいですが、窓際でなくても構いません。
逆に日当たりが良すぎると、水が暖かくなりすぎる場合があるので、直射日光は避けましょう。
◎育て方Point⑤
豆苗の2回目以降の再生栽培時は、根腐れ等の影響で白カビなどが発生してしまうことがあります。育て方や環境にもよりますが、再々栽培はハードルが高いようです。
ここまで来たらとことん!という方におすすめの育て方をご紹介します。
◎とことんな育て方Point①
ベランダのプランターなどで土で育てましょう。
水耕栽培との違い。土での育て方。
・根と豆部分を土に軽く埋める。
・土の上に少しだけ堆肥を撒く。
◎とことんな育て方Point②
水耕栽培の時とは、違い、土の場合は、ぐんぐん成長してつるをのばしてきます。
ネットや竹の枝などを添えてあげましょう。
◎とことんな育て方Point③
きれいな紫色の花が咲いた後、「さやえんどう」が収穫できます。捨てるつもりの豆苗の根からこんなものまで・・・自然のありがたさに感謝です。
◎とことんな育て方④
さやえんどうも美味しくいただくところですが、さらにとことん育てると、
最終系「グリンピース」が収穫できます。
「豆苗⇒再生⇒さやえんどう⇒エンドウ豆⇒グリンピース」
育て方もここまでくると、豆苗を育て上げた達成感がありますね。
恥ずかしながら、ここまでやるとは、気付けませんでした。
豆苗と春雨のエスニック風サラダ
甘辛スイートチリソースと豆苗の香が相性抜群ですね。
夏に食べたくなる大人のサラダって感じ♪
豆苗とツナコーンのごまドレサラダ♪
「野菜がニガテなお子様でもパクパクいけちゃうサラダ」をテーマに作られた、
豆苗研究会イチオシレシピをご紹介。色合いが素敵です♪
豆苗と豚肉のガーリック炒め!
最後にごま油をさっとかければ、風味もばっちりシャキシャキうまうまです♪
なんだか中華料理っぽい!
とても安価に簡単に始められてしまう豆苗のキッチン菜園。
その延長でベランダ菜園まで楽しめてしまうという豆苗の魅力に共感いただけたら、うれしい限りです。
豆苗の事や育て方、レシピについて参考にさせていただきました。
豆苗研究会恐るべしです。
プランター土栽培でさやえんどうやグリンピースを収穫する記事のところでとても参考にさせていただきました。
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