知っておきたい!年神様をお迎えする玄関のお正月飾りのあれこれ
2016/07/23
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今回はお正月飾りの飾る日についてまとめてみました!なかなか聞く機会がなかったお正月飾りについて紹介していきます。お正月飾りの意味は?飾る日はいつ?いつまで飾っておくのか?飾り終わったお正月飾りはどうするのか?準備をしっかりして新しい一年を迎えてみませんか?
ここではお正月飾りとして代表的なもの紹介していきます。
地域によっては飾る物が違ったりすることもありますので、一般的な飾りを紹介します。
しめ飾り
新しい藁に裏白(うらじろ)、ゆずり葉、橙(だいだい)などをあしらって作ったお正月飾りです。
新しい藁は、古い年の不浄を払うという意味があり、裏白は長寿、ゆずり葉は子孫の繁栄、橙は家系の繁栄を願ったものになります。
しめ飾りは神様を迎える清浄な場所を示すために飾るものですが、玄関に飾ることで、災いが外から入る事を防ぐといわれています。
門松
門松は、歳神様の依代(よりしろ)と言われており、お正月飾りのなかで最も重要なものとされています。
歳神様が迷わず降りて来るための目印となるものです。
対になるように飾るのが一般的ですが、江戸時代では1つだけを飾っていたこともあるようです。
家の門前や玄関に飾るので、通行などの邪魔にならないよう工夫をする必要があります。
鏡餅
お正月飾りである鏡餅は歳神様へのお供え物として飾る意味と、一番上に載せるみかんが子孫繁栄の意味を持っています。
地域によっては、伊勢海老や干し柿、水引きなどを一緒に備える場合もあります。
ハンドメイドも流行り
お正月飾りはお店や露店などで売っていますが、最近はハンドメイドも人気があるようです。手作りキットなどもあり、初めての人でも作りやすいのが魅力ですね!
手作りの場合は製作期間があるので気を付けましょう。気が付けば、まだ出来上がってないのに年末!ということにならないよう注意したいですね。
ちまちま羊毛フェルト#36 門松の作り方 お正月飾り
こちらは羊毛フェルトを使用したお正月飾りの作り方を紹介した動画です。羊毛フェルトは数種類必要になりますが、道具が少なくて済むので初心者でも手を出しやすいですね。
簡単‼︎100均材料 しめ縄飾りの作り方/あとりえChikuTaku (ちくたく)
一からお正月飾りを作るのは大変!飾る日にも間に合うか不安な方は100円ショップなどで売っている飾りをアレンジするのもいいかもしれません。
【保育お正月製作(1月)】だるまの飾り@あつみ先生
小さな子供と一緒に作れるお正月飾りです。必要な材料も少なく簡単にできるので、子供と一緒にお正月の準備をしたい方にはおすすめです。
ここではお正月飾りを飾る日について具体的に紹介していきたいと思います。
飾る日
地域によって差があるかもしれませませんが、一般的にお正月飾りを飾る日は12月13日以降なら問題がないようです。
とはいっても、あまり早く飾ってしまうとホコリや汚れがついてしまうので、飾る日を年末とするのが一般的です。
最近の飾る日事情は?
クリスマスの飾り付けをする家が増えたため、お正月飾りの飾る日をクリスマスが終わった25日以降に行うのが一般的になってきたようです。
六曜との関係
冠婚葬祭や物事の初めに大安や仏滅などの六曜を気にする人も少なくないでしょう。
お正月飾りを飾る日もやはり六曜を気にするべきなのか?
実は気にしなくても良いらしいです。
六曜はもともと中国から来たもので、日本古来の行事であるお正月関連には六曜は関係ないという理由からです。
お正月飾りを飾る日は六曜を意識する必要はなさそうですが、行事には六曜を気にする方も多いと思います。
飾る日は時間的に余裕もあるので、飾りはじめの日は六曜を気にしてもいいかもしれませんね。
飾る日に良いのは?
クリスマス後に飾るなら26日以降となります。
その中で一番いいのは、28日です。「8」は末広がりとされているため飾る日として好まれています。
その他には30日も飾る日としておすすめされているようです。
1月7日の松の内までが飾る期間
お正月飾りは歳神様がいらっしゃる1月7日の松の内まで飾るのが一般的になっているようです。
もともとは元日から小正月(こしょうがつ)の15日までを松の内としていましたが、近年では七草粥を食べる7日までを松の内として飾っているようです。
地域によっては15日までを松の内とするところもあるので、飾る期間に関しては確認したほうがよさそうです。
鏡餅は異なる
お正月飾りである鏡餅については1月11日の鏡開きの日にお汁粉などにして頂きます。鏡餅だけは松の内を過ぎてもそのまま飾っていても問題はないようです。11日には、木槌などで割っていただきます。餅に刃を入れて「切る」という行為が切腹につながり縁起が悪いので、包丁をいれないようにしましょう。
神様にお供えしてその力が宿った鏡餅を食べることで、ご利益を得て、無病息災を願います。
ここではお正月飾りを飾る際に注意したいことを紹介していきます。
飾る日の注意
お正月飾りはいつでも飾っていいわけではありません。飾る日として相応しくない日もあるので注意しましょう。
29は「二重苦」「苦立て」「苦松(苦が待つ)」などの語呂になってしまい、縁起が良くないとされています。飾る日としては必ず避けたい日にちなので気を付けましょう。
前日にお正月飾りを飾ることは、一夜飾りになります。一夜飾りは葬式と同じになり、縁起が悪いとされています。元旦元日の前夜だけ、たった一日だけ敬うのような失礼にあたるとされています。
29日と同じく31日も必ず飾る日としては避けたいですね。
30日の落とし穴
新年の準備があらかた終わる28日や30日に飾る日とするのが多いようですが、気を付けたいのは30日です。
旧暦では30日を晦日(みそか)とし、月の最後の日を意味します。30日に飾ることは31日に飾ることと同じになってしまうこともあるようなので、気を付けましょう。
今はあまり旧暦を意識することがないため、30日でも飾る日としては問題ないという見解が強いようです。とはいえ地域によっては異なることもあるので、注意をしたほうが良さそうです。
慌ただしさに注意を
クリスマスが終わると、すぐに年末年始の準備が始まりますね!
大掃除に買い出し、年始の準備などなにかと慌ただしくなります。
お正月飾りも事前に準備して飾る日が前日などにならないよう計画しておきましょう。
地域によって異なることも
お正月飾り、飾る日や期間などは地域によっては異なることもあります。
心配な場合は、昔から住んでいる方に聞いたほうがいいかもしれません。
飾った後の処理もしっかり行い、一年の無病息災を祈りましょう。ここでは飾った後の飾りについてどうするのかについて紹介していきます。
どんど焼き
1月15日の小正月に神社で行われるどんど焼き(祭り)でお正月飾りを処理するのが基本のようです。
近くの神社などで行われていないか確認をしてみましょう。
どんど焼きのほかに「左義長」「お炊き上げ」とも呼ばれることがあるので気を付けましょう。この火で焼いた餅を食べると無病息災で過ごせるといわれています。
自宅で処理する
近所の神社でどんど焼きを行っていない、なかなか15日に行けない場合は、自宅でお正月飾りを処理することも大丈夫なようです。
その際には
大きめな紙に右・左・中を塩で清め、その紙でお正月飾りを包み、感謝の気持ちと共に通常のごみ袋とは別にして丁寧にまとめ、一般のゴミとして出しましょう。
地域のよってはゴミだしのルールがあるので、心配な場合は確認をしてから出すようにしましょう。
神社に確認してみる
お正月飾りの処理の方法で心配な場合は近所の神社に問い合わせしてみましょう。「納札所」で預かってくれる場合もあるかもしれません。
地域のよって処理の方法も異なる可能性があるので、ご近所に聞いてもいいかもしれませんね。
いかがでしたか?
今回はお正月飾りの飾る日を中心にまとめてみました。大人になってからはなかなか聞きづらい伝統行事の準備ですが、お正月にまつわることは地域によって差が大きいです。基本を知ったうえで地域の方に確認してみてもいいかもしれませんね。大晦日にあわてて飾ることがないように、飾る日は事前に計画して進めましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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