2017/06/13
tsumiki7
2016/07/07 更新
日本では古来から畳が愛用されています。これは畳が日本の高温多湿という気候にあった床材だからです。最近では畳の良さが見直されて、畳を取り入れる家が増えていますが、悩みはその掃除のやり方。畳の基本的な掃除のやり方についてまとめます。
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最近の畳はとにかくオシャレです。フローリングの住宅にしてみたもののやっぱり畳が恋しいという場合、フローリングの床に置けるこのような琉球畳タイプのものもあります。
でも、畳をキレイに保つにはちょっとしたコツが必要。畳の掃除方法について、基本をおさえて快適な畳ライフを満喫しましょう。
普段のお手入れは、掃除機をかけるだけでも十分です。畳の目の隙間にダニなどが入り込みますので、畳の目に沿って丁寧に掃除機をかけてください。
掃除機掛けは、1往復につき5~6秒、ゆっくりとかけることを意識しましょう。ゆっくりかけるだけでダニの吸い込み率が上がります。
掃除機をかけたあと、余裕があれば、雑巾を使ってから拭きしてください。掃除機では取り切れなかった埃などをキレイにとることができます。
畳は湿気を嫌う性質があります。湿気を含むとダニが繁殖したりカビが生えたりしてしまいます。普段から畳のある部屋は換気するようにしましょう。
換気が大切といっても、梅雨時には絶対に窓を開けないようにしましょう。梅雨の晴れ間というのは、晴れていても湿気が多いもの。除湿器などで対応しましょう。
水ぶき掃除しましょう。畳は湿気を嫌うので水ぶきはNGという印象が強いと思いますが、しっかりと絞ったぞうきんなら水ぶき掃除もOKなのです。
畳を水ぶき掃除するには条件があります。すぐに乾かすことです。そのためには水ではなく、なるべく熱いお湯を使って掃除しましょう。
また、天気もじとじとと湿った梅雨時ではなく、カラッと晴れた湿度の低い日を選んで水ぶき掃除しましょう。湿気を含んだ畳がカラッと乾く日を選択しましょう。
水ぶき掃除するには、梅雨時は適していません。また、雨の日と雨の日の間などもダメです。何日か晴れが続く湿度の低い日を選んでください。
水ぶき掃除してもまだスッキリしないと感じるときには、水の中に酢を足して掃除してみましょう。汚れの取れ具合が違うと思います。
お酢はあまり少なすぎても効果がありません。水に入れて少しお酢の香りが漂ってくるぐらいが適切です。
そして最後に、必ず乾いた雑巾でから拭き掃除するようにしましょう。少しでも早く畳についた湿気を取り払うことが大切なのです。
梅雨時は雨の日が多く湿度が高い日が続きがちです。畳の部屋の換気も十分にできないため、どうしても湿気がたまりがちに。
あまりに雨が続いて湿気がたまるようなら、畳の部屋で除湿器を使うのも一つの手です。1~2時間ほどしっかりと除湿してあげるだけでも違いますよ。
梅雨明けしたらできるだけ早い時期に畳を上げましょう。家具を置いている場合などはちょっとというかかなり面倒ではありますが、できれば畳を上げて陰干しするとよいでしょう。
畳を上げるときには、必ず埃などをきちんと掃除してからにしましょう。
畳を上げるときには、マイナスドライバーをつかって畳のへりを持ち上げると簡単に上げることができます。できれば作業は一人でやらず、二人で行うとスイスイはかどります。
そして、畳を干し終わった後も必ず表と裏に丁寧に掃除機をかけることを忘れないようにしましょう。ダニの死骸などきれいに吸い取って掃除してしまいましょう。
畳にカビがはえてしまったときには消毒用のエタノールでふき取るのが一番だそうです。エタノールを消毒用スプレーに入れてカビをかきだす要領で掃除してしまいましょう。
カビが生えたときにぜったいにやってはいけないのは以下の通りです。
1、からぶき掃除
2、水ぶき掃除
3、カビをたたく
からぶき掃除すると、カビが畳の奥へと入り込んで取れなくなります。水ぶき掃除(洗剤もダメ)は、余計な水分と栄養をカビに与えてしまいます。カビをたたくと、カビが飛び散って他に拡散します。
畳にカビを生やさないためには、湿気を畳の部屋に入れないことが大切です。洗濯ものの室内干しは避けましょう。
カビを生やさないためには清潔が一番です。こまめに掃除機掛けをしましょう。毎日の掃除がカビを遠ざけます。
畳の掃除は、普段からこまめにやることが一番のようです。また、畳は湿気を嫌うので、梅雨の乗り切り方がとても大切。除湿器を上手く使って湿気を寄せ付けないようにしましょう。清潔な畳で健やかに過ごしたいものですね。
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