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【盆栽入門】盆栽は老人の趣味じゃない!外国でもブームだよ!

盆栽といえば、お歳を召した方が庭先でいじるものと思っていませんか。今では盆栽は「Bonsai」として、海外でも通用するほど流行っているんです。日本人なら知っておきたい盆栽の魅力、初心者向けの入門的な種類を調べてみました。盆栽入門、必見です!

盆栽とは

盆栽とは小さな鉢の中に、草木などで自然の景色を創り出す芸術作品です。
枝ぶりや葉の姿、幹、根などと共に、鉢やその全体を鑑賞します。

野外で見られる大木の姿を、小さな鉢の上で再現することを目指しているのが盆栽です。そのために剪定したり、枝を屈曲させたり、岩石の上に根を這わせたりと技工を凝らします。

盆栽を始める入門者にとって、何から準備したらよいのでしょうか。

盆栽の道具

盆栽鉢

盆栽として眺めるための鑑賞鉢と、木を培養するときの仕立て鉢があります。入門者は、木を仕立てる作業よりも、ある程度出来上がったものを購入したほうがよいので、鑑賞鉢がおすすめです。

盆栽では鉢合わせが重要です。
木に対して鉢が目立ちすぎても行けないので、鉢と木が調和して木が引き立つものを選びたいものです。
入門者には、なかなか難しいですね。

剪定ばさみ

盆栽の枝と枝の間に刃先が入るものを選びましょう。太い枝や細い枝などあるので、大小のハサミを揃えると便利です。

ナイフや針金切りなど、その都度必要になってくるものはあります。
入門者ではまず剪定ばさみを用意すれば良いでしょう。

ピンセット

盆栽を始めたばかりの入門者には必需品ではありませんが、本格的に始めると必要となります。あって損はない道具です。

ジョウロや霧吹き

水をあげる為に必要なのが、ジョウロや霧吹きです。盆栽のサイズにあったものを選びましょう。コップなどで乱暴に水をあげないでください。

上記以外に、盆栽として育てる木、土や肥料が必要です。
木にあった土や肥料は、購入するお店で相談するのが入門者にはわかりやすいです。

入門者におすすめの木

盆栽の道具が揃ったら、主役の木は何にしましょうか。
盆栽を始めたばかりの入門者向けの、おすすめの育てやすい木を探してみましょう。

松柏盆栽(しょうはくぼんさい)

松系の盆栽です。一般的に想像するザ・盆栽!です。
自分の好みに造型しやすく、一年中楽しめます。

五葉松

始めたばかりの入門者に育てやすいとおすすめなのが、こちらの五葉松です。名前のとおり、針型の葉が5本ずつ束になってつきます。

黒松

黒松も入門者にはとてもおすすめです。荒々しい幹が人気で、男らしいしっかりとした雰囲気を楽しむ盆栽です。

花物盆栽(はなものぼんさい)

字の通り、花が咲く盆栽です。
インテリアにもマッチします。
季節を感じられるのも、いいですね。

梅の盆栽はとても育てやすい種類です。花が咲いた頃は、鑑賞するのも楽しく華やかになります。入門者には、花が咲くので育て甲斐がありますよ。

梅の他、桜やつばき、紅紫檀もおすすめです。

実物盆栽(みものぼんさい)

果実がなる盆栽です。実がなるということは、花も咲いたり、紅葉が楽しめるものもあります。

さくらんぼ

さくらんぼの盆栽です。淡いピンクの花が咲いたあと、5月ころにさくらんぼの実がなります。花と実の鑑賞ができるので人気です。入門者におすすめです。

寒グミ

秋に花が咲いたあと、やや時間が経った3月頃に赤い実がなります。家庭果樹でも育てられるグミの中で、寒グミは盆栽界独自の呼び名です。

雑木盆栽(ぞうきぼんさい)

葉物盆栽とも呼ばれ、紅葉は落ち葉などの四季の移り変わりを楽しめる盆栽を指します。幹の形が変わった種類も多いです。

雑木盆栽なら、楓が入門者にはぴったりです。萌芽力が強く、さまざまな樹形に仕立てることができます。丈夫で育てやすいです。

盆栽の樹形に注目

入門者には、盆栽のどこを見たらよいかわからないと思います。
盆栽の見所として、樹形に注目をしてみましょう。

直幹

幹がまっすぐ上に伸びている盆栽です。また、根が八の字に広がる形をしています。荘厳な大樹を思わせる雰囲気があります。

根上り

盆栽の木の根をわざと見せ、それが鑑賞の対象となっている樹形です。面白い曲がり方が多く、自然の力強さを感じられます。

石付き

石と植物がくっついている、石付きと呼ばれる盆栽です。実際の山でも、岩の合間から成長した木々を見かけることがありますね。

文人木

下枝がほとんどなく、ゆっくりとした曲線を描きながら上へ細長くのびている盆栽です。江戸時代の文人が好んだ形だそうです。

懸崖

断崖絶壁に樹木が生える姿を表現した盆栽です。下垂させている形なので、重心が不安定になりがちです。鉢の選択が重要で、入門者には形作るのは難しいです。

樹形の種類

入門者はこのような樹形の種類をイラストにしたものをもとに、盆栽を鑑賞したり購入しに行ったりするといいですね。

盆栽入門者でも楽しめる

盆栽を始める入門者は不安だらけですよね。
なんとか楽しみたい、入門者でも楽しめる方法を探してみました。

盆栽入門の本

まずは一冊、盆栽入門の本を持つといいですよ。入門書から基本を学びましょう。困った時の頼りの一冊があると、何かと便利です。

盆栽教室・講座

自宅近くで開かれている、盆栽教室や講座に参加してみませんか。盆栽入門の講座など、全くの初心者でもわかりやすく指導してくれます。

盆栽店に立ち寄る

盆栽店に立ち寄るのもおすすめです。お店の方に直接話しを聞くと、わかりやすいですよ。入門向けの盆栽を紹介してもらいましょう。

盆栽美術館や展覧会

全国的に行われている盆栽の展覧会に、足を運んでみてはいかがでしょうか。展覧会では盆栽や鉢の販売も行われたりもします。また、埼玉には盆栽美術館があります。

入門者でも難しく考えないで

誰でも初めはビギナーです。入門したては失敗だって当たり前。怖がらずに盆栽を育てることを楽しみましょう。盆栽の魅力は、入門者でも上級者でも同じように味わえます。

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