2018/03/24
kito93
2016/10/03 更新
電気代...生活に欠かせない出費には間違いないものの、どうにか出費を抑えたい!こんな風に考える一人暮らしの方も少なくないのではないでしょうか?今回は、一人暮らしの電気代の目安やそれを達成するための使い方を考え、賢い節約術をご紹介します。
一人暮らしといっても、生活スタイルや趣味によって電気代の相場が異なりますので一概に固定の金額を出すのは難しいですが、平均となる電気代の目安を生活スタイル別にご紹介します。
学生の方は、社会人に比べて自宅にいる時間が比較的長いですね。
そのため、一般の平均に比べて電気代が高くなります。
それでは、季節ごとの電気代の目安を見ていきましょう。
春・秋
学生さんの春・秋の一人暮らしの電気代目安は、約3,000~4,000円です。
春・秋は、夏・冬よりも断然過ごしやすい季節。エアコンなどの空調設備がほとんど必要ないためこの金額になっています。
夏・冬
学生さんの夏・冬の一人暮らしの電気代目安は、約7,000~8,000円です。
春・秋と比べると2倍の電気代ですね。
夏や冬は何と言っても、空調設備の使用が否めませんので、おおよそこのくらいの金額が相場となっています。
学生の一人暮らしと比較して、社会人が家にいるのは平日は朝と夜だけ、休日も出勤になるなど自宅にいる時間が限られることから考察した金額になっています。
春・秋
社会人の春・秋の一人暮らしの電気代目安は、約2,000~3,000円です。
学生さんの春・秋と比較するとおおよそ1,000円の差額ですね。
夏・冬
社会人の夏・冬の一人暮らしの電気代目安は、約4,000~5,000円です。
学生の一人暮らしと比べると、暖房・冷房などの空調設備をほとんど使う時間が無いという理由で春・秋と比較して金額差が大きいです。
電気代金は、最低限かかる基本料金と、使用した電力量分の料金の2つを併せた料金なのはご存知ですか?
では、次に一人暮らしの電気代の基本料金のご紹介をします。
あなたの家は何アンペア契約?
電気代は、契約アンペア数毎に基本料金が決まっています。
一人暮らしなら20~30アンペアで契約をしていることが多いですね。
賃貸の一人暮らしの場合、契約アンペア数を把握していないことも珍しくないので、一度確認するといいですね。
※アンペアとは「A」と表記され、電流が1秒間にどれだけの量流れるかを表したものです。
自分の家の契約アンペアが知りたければ、ブレーカーの左端にある『アンペアブレーカー』を見て下さい。ここに書いてある数字が契約アンペアです。
もし、必要以上のアンペアが契約されている場合は要注意。
電気代の基本料金が余分に支払われていることになります。
アンペアブレーカーの色で決まる電気料金
東京電力の例でいくと、赤(10A)、ピンク(15A)、黄色(20A)、緑(30A)、グレー(40A)、茶(50A)、紫(60A)となっており、ブレーカーを調べれば、電気代の契約アンペア数が一目でわかるようになっています。
対応する色は、地域の電力会社によって異なりますので確認してくださいね。
当然、電気代の契約アンペア数が上がると、基本料金も上がります。
一人暮らしの一般の契約アンペア数20~30Aで見ると、基本料金はおよそ561~842円(税込/東京電力の例)となります。
では、ここで少し豆知識。
日ごろよく使う家電製品、アンペア数はどのくらいなんでしょうか?
一人暮らし生活にも欠かせない、消費電力が多い家電製品のアンペア数をご紹介します。
エアコン(15A)、IHヒーター(13A)、電子レンジ(15A)、掃除機(10A)、ドライアー(10A)、炊飯器(10A)、洗濯機(5A)です。
テレビや冷蔵庫は消費電力が少ないため、部屋の電気をつけてテレビを見ながら洗濯機をまわしても20Aは超えません。
自炊頻度の多い人は...
一人暮らしで自炊頻度が多い方は、使用アンペアも考える必要があります。
電子レンジと炊飯器、おまけに電気ポットもとなると、20Aを大きく超えてしまいますね。
アンペア契約設定には、生活スタイルが大きく関わります。
では、電気代をもっと減らしたい場合にはどうしたらよいでしょうか?
節約術の数々をご紹介します。
契約アンペアの見直しをする
家で同時に使用する家電製品のアンペア数の合計を徹底的に検証しましょう。
一人暮らしのため、同時に使用する家電製品を調べることも不可能ではないでしょう。
もし合計アンペア数が、現在契約しているアンペア数を下回る場合は、基本料金を余分に支払っていることになりますね。
昼間はカーテンを開ける
明るい日はカーテンを必ず開けて、外からの光を取り込みましょう。自然の力を借りることこそ節約生活の第一歩。一人暮らしで電気代を減らしたい場合の一番の方法ではないでしょうか。
自炊はまとめて夜に
夜の時間割引プランにするなどすれば、調理時間を夜にまとめて取ると電気代が節約になります。また、ご飯は多めに炊いて冷凍保存するなど、毎回炊くよりも、電子レンジで食べる分だけ温めなおす方が断然お得です。
扇風機でエアコンの効率をアップ
夏場など、エアコンをつけても滞りがちな空気、扇風機で上手く循環すると、部屋全体を効率よく冷やすことができます。これは、冬の暖房でも同じことが言えます。
顔に近い部分が冷えている(あるいは温かい)と快適に感じるので、電気代の節約につながりますね。
温度計や湿度計で部屋の温度や湿度を確認
ついついエアコンのスイッチを押すのをとどめる方法です。
自分で基準温度を決めて基準を外れたときだけエアコンを付けることにすれば、賢く電気代節約もできますね。
なるべく衣類などで寒さ対策を
エアコン節約の基本ですが、まずは衣類などで防寒対策をすることで、電気代節約になりますね。
ただし、湯たんぽを利用するのもおすすめです。
カーテンで対策
カーテンをより長めにするだけでも、外からの冷気が防げます。また、厚手のカーテンを使うだけでも同じ効果があり、電気代の節約になります。
ラグマットの下にアルミシートを敷いて暖房効率を上げる
部屋の温度を下げる要因は、窓からの冷気だけではありません。床も含め部屋全体が冷えています。床からの寒さを遮断するためにアルミの断熱シートを敷くと良いでしょう。電気絨毯を使う時も同様にすれば、床から熱を逃さずに電気代節約にもなります。
2016年4月から電力自由化によって、一般家庭で自由に電力会社を選択できるようになりました。
無料で出来る電気料金プランのシミュレーションを使って、電気代がいくら節約できるのか確認してみましょう。
月間使用量が300kWh以下の消費者には電力自由化のメリットは得られないのかと言えば、決してそうではありません。
賢い節約...つまり無駄に支払っている電気代を無くせば、おしゃれにも趣味にも浮いた資金を充てることができますね。
まずは自分の生活の中で、無駄になっているものや習慣が無いか探すところから始めてみて下さい。
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