2016/08/23
青山25
ボジョレー解禁、クリスマスに年末年始。何かとお酒を飲む機会が増えますね。クリスマスや年末年始に恋人や家族と一緒に家でワインを楽しむ、という人も多いのでは?この機会にワインのコルクのスマートな抜き方、マスターしませんか?失敗しないコルクの抜き方、ご参考下さい!
[表示する]
すっかり日本の日常生活に浸透したワイン。美味しいワインが手軽に手に入るようになりました。でもワインのあの固いコルク!抜くのに苦労した経験、ありませんか?スマートにコルクを抜いてワインを美味しく飲むために、失敗しないコルクの抜き方をマスターしちゃいましょう!
▶ ワインのコルクの抜き方。簡単に開けられるオープナーは?
▶ コルクが割れてしまった!失敗した時の対処法は?
▶ オープナーがない。道具なしでのコルクの抜き方、あるんです!
▶ スパークリングワインのコルクの抜き方
▶ おすすめのソムリエナイフ
▶ ワインの飲み残し。保存は出来る?
▶ コルクの抜き方をマスターして、スマートにおうちワインを楽しみましょう!
ワインを買ってきて、いそいそとワインのコルクを抜く。ワクワクと、楽しいひと時ですね。
最近は便利なスクリューキャップのワインも多くなりましたが、やはり主流なのは、コルク栓です。
さて、このコルクを抜く道具には、どんな種類があるのでしょうか。
ワイン初心者でも、簡単にコルクを抜く事が出来る道具から、順番にあげていきましょう。
電動ワインオープナー
操作方法さえ知ってしまえば、誰でも簡単にコルクを抜く事が出来る、電動式のワインオープナー。
本体の土台には、カッターがついているので、これでキャップのカバーを切り取り、あとは本体をボトルの口にセットして、コルクを抜栓するためのボタンを押すだけ。
自動で本体の針がコルクを抜いてくれます。
ボタンは2つあり、もう片方のボタンを押すと、抜かれたコルクが本体の中からコロンと出てくる仕掛けになっています。
ガス式ワインオープナー
こちらは力の弱い女性や年配の方でも簡単にコルクを抜く事ができるオープナーです。
中心の針の部分をボトルの中に差し込み、ボタンを押してガスを瓶に注入する事により、ガス圧でコルクを中から押し出して、抜栓する方法です。
ガスカートリッジ1本でおおよそ60〜80本のコルクを抜く事が出来るようです。
スクリュープル
このワインオープナーは電気もガスも使いません。
ボトルの口にセットして本体上部のレバーをクイクイと同じ方向に廻すだけ。スクリューがコルクの中に吸い込まれるように入っていきます。そのままひたすら廻しつづけると、あら不思議。コルクが瓶から抜けてあがってきます。
このオープナー、アメリカのある石油発掘技術者によって「誰でも簡単に、コルク崩れさせずにコルクを抜く事ができるオープナー」として考案されました。
サンフランシスコのワインミュージアム主催のコンテストで「最も優れたワインオープナー」として評価された優れものです。
テコ式ワインオープナー
このタイプは見た事のある人も多いのではないでしょうか。
テコの原理を利用してコルクを抜く、シンプルな構造のオープナーです。
本体をセットしたら、写真のガイコツの頭の部分を回してスクリューをコルクに差し込みます。この時、腕に当たる部分がコルクが差し込まれるとともに徐々に上にあがってきます。
充分スクリューをコルクに差し込んでから、この腕の部分を下におろすように上から押さえて、テコの原理でコルクを引き抜きます。
テコ式ワインオープナーを使ったコルクの抜き方を、分かりやすい映像でどうぞ。
コルクが乾燥していたり、少し長いタイプだった場合には、抜く途中でコルクが割れてしまう事があります。充分にスクリューをコルクに差し込む事、ゆっくりと引き抜く事がポイントです。
ソムリエナイフ
コルクを抜く道具、といえば、やっぱりソムリエナイフ!
これは、これまでの3つのタイプとは違い、少し使用難易度が高くなります。
でも、ご心配なく。
コツをつかんで慣れてしまえば、あなたもソムリエナイフでスマートにコルクを抜けるようになりますよ。
ソムリエナイフを使ったコルクの抜き方をマスターしましょう!
この動画のように、2回に分けてスクリューを差し込む事で、より抜きやすく、また、コルク割れの失敗も防げますので、おすすめの抜き方です。
下記の3点をしっかり守って、あなたもスマートにソムリエナイフを使いましょう!
・ コルクの真ん中に、スクリューの針を垂直にたてる事
・ スクリューをまっすぐコルクに差し込んでいく事
・ コルクを抜く際、取手を手前、もしくは真上に引き上げるように抜く事
T字型ワインオープナー
こちらのオープナー、引き抜くのに力が要り、コルク割れの可能性も高い、使用難易度の高いオープナーです。
コルクの抜き方は、とっても簡単。
ワインのコルクの真ん中に、垂直にスクリューの先端を当てて差し込んだ後、スクリューをコルクに真っ直ぐねじりながら差し込んで、後はそのままゆっくりねじりながら上に引き抜いていくだけ。
力任せに引き抜くと、コルクが割れたり、ワインの中身が飛び出したりするので、注意が必要です。
ワインオープナーの使い方、いろいろ
こちら、T時型を始め、今回紹介していないはさみ型のオープナーの使用方法なども簡単な画像で分かりやすく説明されています。
自分の気に入った道具で、コルク抜きにチャレンジしましょう!
あちゃー。コルクが割れてしまった・・・。
そんな時のワインのコルクの抜き方、ご紹介しましょう。
慌ててコルクを取り出そうとして、ボトルの中にコルクが落ちてしまったら、せっかくのワインが台無しに。
こんな時は慌てずに、コルクがボトルの中に落ちないように細心の注意を払いながら、スクリューの先端をコルクに突き刺します。しっかりと刺さったのを確認してからスクリューを回し、先端がコルクを突き抜けるまでねじ入れます。
スクリューの先端がコルクを突き抜けたのを確認した後に、ゆっくりとコルクを引き抜きます。
先端が突き抜けていない状態でコルクを引き抜くと、また途中でコルクが割れてしまう事もあるので、充分注意しましょう。
コルク片が落ちないように、抜く直前に息を吹きかけてコルク片を飛ばしましょう。
コルクがボトルの中に落ちちゃった!
こんな時でも、大丈夫。
ワインをキッチンペーパーやコーヒーフィルタで漉しちゃえばいいのです。
あまり長くコルクをワインにつけたままにしておくと、コルクの状態によっては稀にワインの味が変わってしまう事があります。見栄え的にも、デカンタなどの別の容器に全て移すのが良いでしょう。
オープナーがない・・・そんな時は。
ありがちなのが、キャンプなどのアウトドアでのシーン。せっかく持ってきたワイン、開けようと思ったら、コルクが・・・。
「スクリューキャップじゃないのー?!ちょっと、誰かオープナー持ってない?」
・・・って、普通、ワインオープナーを持って歩いてる人なんてあまりいませんよね。
でも、あるんです。オープナーがなくても開ける方法が。
ワインを靴にセットして、壁にボトルの底を打ち付けてコルクを抜く、というなんとも荒々しい抜き方。キャビテーションという現象を利用した方法です。
うーん、ほんとにコルク抜けてますね。
こちらの動画はスニーカーを利用していますが、革靴のような底の固い靴だと、少ない回数で済むようです。
察しの良いあなたなら、既にお分かりでしょう。
そう、ネジとペンチをオープナー代わりに使う、コルクの抜き方です。
もしあれば、ペンチの変わりにフォークを使ってテコの原理を利用しながら開ける、という手もあります。
ただし、どちらも相当な力が要りますので、瓶を倒したり中身が飛び出したりしないように、注意が必要です。
奥の手は、スプーンなどの柄の部分で、コルクをボトルの中に押し込んで落とす方法です。
実はこの方法が、一番簡単で安全で、おすすめです。
ワインは繊細で、温度や振動などの影響を受けやすい飲み物です。振ってしまってはせっかくの繊細な味も台無しです。
無理矢理コルクを引き抜くのも、力もいり、危険ですので、あまりおすすめはできません。
コルクは無理に抜くのではなく、押し込んで落とすのが、あなたのためにも、ワインのためにも一番良い方法でしょう。
みんな大好き、シュワシュワのスパークリングワイン!
このワインの正しいコルクの抜き方、ご存知でしょうか?
お祝い事で、勢い良くポーンッと抜くのは、見た事がある人も多いでしょう。
ただ、この方法は、勢い良く飛び出したコルクが当たって物が壊れたり、怪我をしたり、中身が溢れ出したりする事もあるので、あまりおすすめな抜き方ではありません。
では、基本的な開け方をご紹介します。
まず、スパークリングワインは良く冷やします。
キャップシールをはずした後、コルクが飛んでしまわないように手の平や指などで押さえながら、留め金のワイヤーを外します。
その後、コルクは押さえたまま、コルクではなくボトルを回します。
そうすると、コルクが圧力でググッとあがってきますので、そのまま押さえながら、さらにボトルを回します。
コルクが半分くらいあがってきたところで、ボトルを傾けて、コルクと瓶の間に隙間をつくり、ガスを静かに逃がしながらコルクを抜きます。
この時、ガスを逃がすのが上手くできると、「シュー」っという音が聞こえます。
フランスでは、この音を「天使のため息」「天使のささやき」などと言うそうですよ。
恋愛の国、フランスならではといった感じの、ロマンチックなネーミングですよね。
スパークリングワインのスマートな開け方はこちらをご参考ください。
あなたにも、天使のささやきが聞こえたでしょうか?
プルテックス社のプルタップス
こちらは開けやすいと評判の良い、スペインの会社のソムリエナイフ。
写真のタイプは定価で五千円台ですが、安いタイプだと千円以内のものから揃っており、大変人気があります。
特徴は、ダブルアクション方式といって、ワインの口にかけるフックが2段階に分かれているところで、初心者でも開けやすい構造になっています。
ダブルアクションでのワインのコルクの抜き方はこちらをご参照ください。
ソムリエナイフの紹介の動画にもあるとおり、2回に分けてコルクを引き抜く方法は、コルク割れを防ぎ、力も少なくて済む事から、大変おすすめの抜き方です。
シャトー・ラギオール
ソムリエナイフといえば、シャトー・ラギオール。
機能性、デザイン性ともに優れたソムリエナイフです。
パーツの多くの部分に天然素材が使われており、手工芸的な手法で作られています。そのため、生産数に限りがあり、お手軽価格とは言えませんが、年月を経るごとに手に馴染んでくる、芸術品的な要素の高い道具です。
ラギオールの美しいソムリエナイフは、使いこんでいく内に 世界に1本の「マイソムリエナイフ」に育っていく、素晴らしい一品です。
あなたもお気に入りを見つけて、愛着の湧くソムリエナイフを使い始めてみませんか。
ワインは開けたら、一日で飲みきらないといけない?
いいえ、そんな事はありません。
もちろん酸化により味が変化しますが、若くて元気なワインであれば、コルクやサランラップで蓋をして冷蔵庫で保存ができます。
ワインにもよりますが、この方法でおおよそ2−3日間は、白でも赤でも美味しく飲む事ができます。
スパークリングは、発砲の強いものであれば、半分ずつを2日に分けて飲んでも、美味しくいただけます。
もっと長く保存したい、新鮮さを保ちたい、という人は、口の細い小さな容器に移し替える、瓶の中を真空状態にする道具を使う、などで酸化防止対策をすると良いでしょう。
写真はバキュバンというポピュラーな保存器具です。
ビン内の空気を抜いて、コルクを抜いてしまった飲みかけのワインが酸化するのを防いでくれる優れものです。
ワイン好きだけど、1日で1本飲みきるのはちょっと、という方にはおすすめです。
ワインにもよりますが、この方法で1週間ほどは美味しく飲めるようです。
もちろん、冷蔵庫で保存してくださいね。
また、ワインがあまり好みの味でなかった時などは、スープや煮込みなどの料理に使いましょう。
フルーツやスパイスに、オレンジジュース、炭酸などを加えてサングリアを作ったり、スパークリングワインやジンジャーエールなどで割ってカクテルを作っても良いでしょう。
冬であれば、ホットワインなども体が温まるので、風邪気味の時にはとてもおすすめですよ。
ワインのコルクの抜き方、ご参考いただけたでしょうか。
レストランやバーでオシャレにワインを飲むのも楽しいですが、たまにはおウチでしっぽりワイン、もいいですよね。
パーティーの機会も多くなるこのシーズン、ワインのコルクの抜き方をしっかりマスターして、スマートにワインを楽しんでくださいね!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局