2016/12/07
yukodola
縦型洗濯機と比べて生活感がなく、おしゃれなイメージの強いドラム式洗濯機。見た目は素敵ですが、その使い勝手は果たしてどうなのでしょうか?今回は、ドラム式洗濯機のメリットとデメリット、そして掃除方法などを紹介します。ドラム式洗濯機の購入に迷っている方、必見ですよ。
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ヨーロッパでは主流のドラム式洗濯機。
近年は、日本でも人気が高まってきています。
おしゃれな見た目のドラム式洗濯機の購入を考えている方も多いのではないでしょうか?
とはいえ、ドラム式洗濯機は汚れが落ちにくい、時間がかかる…という話も耳にします。
実際はどうなのでしょう?
ドラム式洗濯機について、詳しく見ていきましょう。
従来の縦型洗濯機とドラム式洗濯機は、具体的にどこが違うのでしょうか?
比較してみましょう。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の決定的な違いは、その洗浄方式にあります。
それぞれの洗濯機の洗浄方式を見ていきましょう。
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機の洗浄方法は、たたき洗いです。
横向きのドラム槽ごと回転して、衣類を上から下に落として洗います。
縦型洗濯機
縦型洗濯機の洗浄方法は、もみ洗いです。
洗濯槽に水を溜めて、洗濯機についている羽根を回転させることで水流をつくり洗濯する方式です。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機では、衣類の乾燥方法も異なります。
それにより乾燥にかかる電気代も変わってきます。
その違いを詳しく見ていきましょう。
ドラム式洗濯機
ドラム式洗濯機の乾燥方法で多いのは、ヒートポンプ式です。
ヒートポンプ式とは、ヒートポンプで、湿気を含んだ空気を除湿し機外に排水します。
そして、約65℃の乾いた低温風で衣類を乾燥する方法です。
縦型洗濯機
縦型洗濯機の乾燥方法で多いのは、ヒート式です。
ヒート式は、冷却水を使って湿気を含んだ温風を除湿します。
そして、約100℃の熱風で衣類を乾燥する方法です。
ヒーターで温度を上げるため、ヒートポンプ方式よりも電気代がかかります。
ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の基本的な違いが分かったところで、ドラム式洗濯機の気になるメリットとデメリットを見ていきましょう。
衣類に優しい
ドラム式洗濯機の特徴であるたたき洗いにより、衣類どうしがからみにくく、シワやダメージが少なくすみます。
また低温乾燥なので、衣類の傷みや縮みが少ないのもメリットです。
エコ
ドラム式洗濯機は、少量の水で洗うのでエコだと言われています。
水の節約のために、縦型洗濯機にお風呂の残り湯を使う方法もありますが、衛生面を考えるとあまり好ましくないですよね。
その点、ドラム式洗濯機は元から使う水が少ないので安心です。
きっちり乾燥
衣類をきっちり乾燥させてくれるのも、ドラム式洗濯機の魅力の一つです。
面倒な洗濯物干しや、生乾きの嫌な臭いから解放されます。
また、ヒートポンプ式は電気代もあまり掛からないのもメリットです。
洗濯時間が長い
ドラム式洗濯機のデメリットの一つに、洗濯時間が長いという点があります。
縦型洗濯機と違って少量の水で洗う分、どうしても洗濯時間がかかってしまいます。
しかし、その後の洗濯物干し時間や自然乾燥にかかる時間を考慮すると、ドラム式洗濯機で乾燥まで行った方が早いので、一日に何度も洗濯機を使うという方以外はあまり気にしなくても良いデメリットでしょう。
サイズや音が大きい
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比べて洗濯中の振動や騒音が大きいというデメリットがありますす。
また、サイズも少し大きめなので置き場所をよく考えてから購入しましょう。
頑固な汚れは苦手
たっぷりの水で洗う縦型洗濯機と比べると、ドラム式洗濯機は少し洗浄力に劣ります。
また、途中で洗濯物を追加できない洗濯機が多いので、すぐに服を汚したり頑固な汚れを服につける子供がいる場合は、少し手間が増える可能性があります。
ドラム式洗濯機で洗濯すると、洗濯後の衣類が臭うというネガティブな話を耳にします。
衣類が臭ったら嫌ですよね。
実際のところはどうなのでしょうか?
やはりドラム式洗濯機の臭いが気になっているという方が多いようです。
しかし、臭いの原因を知って対策をすることで、この問題は解決出来ます。
原因と対策を見ていきましょう。
ドラム式洗濯機で洗った衣類が臭ってしまう原因は、主に2つあります。
一つは、洗濯機内に残った洗剤や柔軟剤の成分。
そしてもう一つが、洗濯機の掃除不足です。
洗濯機内に残った洗剤や柔軟剤の成分
ドラム式洗濯機は、少ない水で洗うために洗濯機内に洗剤や柔軟剤の成分が残ってしまいがちです。
洗剤や柔軟剤の成分が残ってしまうと、そこに雑菌が繁殖し臭いの原因となります。
これを防ぐために効果的なのが、すすぎを2回に増やすことです。
また水量を調整出来るドラム式洗濯機の場合は、水量を増やすのも効果があります。
洗濯機の掃除不足
ドラム式洗濯機は、縦型洗濯機と比べて密閉度がとても高いので、定期的に掃除を行わないと雑菌やカビが発生し臭いの原因になります。
少し面倒ですが、月一で洗濯槽などを掃除することで、嫌な臭いを防ぐことが可能です。
また、ドラム式洗濯機は乾燥まで行うことを前提として作られているので、洗いのみで洗濯機内が濡れている状態も臭いの元となります。
乾燥まで行うか、どうしても洗濯のみ行うという場合は洗濯後にドラム式洗濯機のドアを開けておくようにしましょう。
最後に、ドラム式洗濯機の掃除方法をチェックしていきましょう。
洗濯槽の裏側は、カビや雑菌がよく発生します。
月に1回は、洗濯槽クリーナーを使って洗濯槽を綺麗にしましょう。
乾燥フィルターにホコリが詰まると、乾燥が上手く行かず衣類が生乾きになりやすくなります。
月に1回は、乾燥フィルターを外してホコリを綺麗に取り除きましょう。
ドアのゴム部分パッキンや、洗剤ケースも雑菌やカビが繁殖しやすい場所です。
また、ドアのゴム部分パッキンには、衣類から出たホコリなどが溜まっていることもあるので、定期的に綺麗にしましょう。
ドラム式洗濯機の掃除のポイントは、汚れがひどくなる前に掃除をするということです。
汚れやカビがひどくなってしまうと、家庭で綺麗にするのが難しくなります。
定期的にきちんと掃除を行いましょう。
個人的には、一人暮らしや家族が多くない場合、また仕事が忙しい方には断然ドラム式洗濯機がおすすめです。
反対に、家族が多くて何度も洗濯をする方や、衣類の汚れが激しい子供がいる場合には縦型洗濯機の方が向いているのではないでしょうか。
どちらの洗濯機もそれぞれの良さがあるので、ライフスタイルにあった洗濯機を選んで家事を楽しみましょう。
おすすめの人気ドラム式洗濯機は以下のリンクから確認できるので是非合わせてチェックしてみてください。
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