蛍光灯の交換方法は簡単。ただし、感電しないためには知識が必要!
2019/12/04
yumi55
2015/11/18 更新
蛍光灯または蛍光管は、放電で発生した紫外線を蛍光体に当てて可視光線に変換する光源です。蛍光灯とは、熱陰極管とも呼ばれる蛍光管を用いた光源や照明器具を指すことが多いんです。広く使われているのは、電極をガラス管内に置いた、アーク放電による紫外線の照明です。
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蛍光灯は、電極をガラス管内(内部電極型)に置いて、低圧水銀蒸気中のアーク放電による紫外線(253.7nm線)を使うものであります。水銀自体は環境負荷物質として規制の対象です。しかし、蛍光灯を置き換える適当な照明がないとして蛍光灯への使用は許容されているものです。最近は、LED照明も実用化されているので、価格的に事情が許すときは、蛍光灯からLED照明に置き換わる傾向にあります。
第三世代 蛍光灯のひかり(照明)
蛍光灯は、照明器具です。
照明として、第一世代が火のひかりとすれば、第二世代は、電球のひかり(照明)であり、
蛍光灯は、照明器具として第三世代です。第四世代が、LED のひかり(照明)という分け方もありじゃないでしょうか。
電球型蛍光灯
照明器具です。電球型の蛍光灯。
電球型蛍光灯です
照明器具。電球型蛍光灯です。増えてきました。
火の光(照明として)
火は、照明として穏やかで落ち着きます。
穏やかですが、照明としては、蛍光灯よりも物足りないのは事実です
白熱電球(照明)
蛍光灯と白熱電球を比較すると・・・
特別な点灯回路を必要とせず、手軽に照明効果が得られます。
・暖かみのある白色光で演色性に優れた光源です。
・豊富な品種があり様々な用途にご使用できます。
・調光が自由にでき変化に富んだ照明が可能です。
蛍光灯に比べて、照明としては、暖かみがあります。安価です。
ランプも含めて、燃える火を使った照明を、第一世代、
次の世代が、ガラス球とフィラメントを使った電球。その次の世代(3世代め)が、蛍光灯と位置づけてみました。
蛍光灯の仕組み
蛍光灯は、どのようにして照明として使われているんでしょうか。
蛍光灯は安定器によって両端にあるコイル状のフィラメントと呼ばれる電極間にプレヒートを施し、電圧をかけて赤熱させる事によって、電極に塗布されている電子放射物質(エミッター)が放出し反対側の電極に引かれ移動し放電が始まります。
放電により流れる電子と蛍光灯内に封入されている水銀原子と衝突が起こる際のエネルギーで紫外線が発生し、蛍光灯のガラス内面に塗布された蛍光物質と反応し可視光線を発します。
蛍光灯は、1回のON/OFFで約1時間の寿命が短縮されると言われています。
蛍光灯は劣化します(照明器具)
蛍光灯にも寿命があり、消耗品です。
点灯時の瞬間的な高電圧の負荷によって、電極が劣化し電極部分に塗ってあるエミッターと言われる電子放射物質が炭化して煤となり蛍光灯の中に飛散し付着します。
古くなった蛍光灯の端が黒ずむのはこの現象で、更に劣化が進むとフィラメントが断裂し不点灯となります。
フィラメントが断裂したら、点灯しなくなるのです。
ハイブリッド安定器です。(蛍光灯:照明器具)
電極劣化抑制をしています(ハイブリッド型安定器です)
電極劣化抑制は点灯前の一瞬でプレヒートによる熱電子を電極周辺に充満させ劣化を防ぐのですが、通常電圧では点灯してしまうため特殊プログラミング回路にて極めて低く点灯に至らない電圧を印加する技術で劣化を防ぎます。
劣化を防ぐ回路で、寿命を延ばす努力をしています。(照明器具としての蛍光灯)
電源スイッチを入れたり消したりするもの、寿命に関係します。寿命が近くなると、点滅したり不快感が伴います。グロー球も消耗品です。蛍光灯は、非常に広範囲に使われています。まだまだ、世の中から蛍光灯がなくなることは無いと思います。
一般的には 8,000〜12,000 時間と言われる蛍光灯の寿命ですが、ON/OFF の回数が多ければ多い 程さらに寿命は縮まります。
電源スイッチを付けたり、消したり繰り返すのは、賢明ではありません。
照明 シーリングライト 蛍光灯交換(1)
蛍光灯は、蛍光管の寿命が来ても、交換が簡単です。
1940(昭和15)年8月27日が、日本で初めて蛍光灯が実用化された日でした。それ以来、夜の暗さを明るく照らしてくれています。これほどに、蛍光灯が普及すると、電球では物足りないというか、白熱球では、色合いが自然ではありません。(逆に白熱球が好きな人も居ます)
蛍光灯の後に、最近は、LED照明が普及してきました。LED素子は半導体であり高信頼性を有しています。通常のLED光源は約4万時間の寿命を持ち、白熱電球の数十倍、蛍光ランプやHIDランプの数倍の寿命があります。
完全にLED照明に置き換わる日がやってくるのかどうかは、分かりません。しばらくの間は、LED照明器具と、蛍光灯照明器具が並立して、使い分けられることでしょう。
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