蛍光灯の寿命ってどのくらい?気になる蛍光灯の寿命を調べてみました
2016/07/03
よしこい
2016/02/05 更新
LEDができるまで、各家庭やオフィスの明かりをになっていたのは蛍光灯です。蛍光灯の明かりが町中にありました。皆さんは蛍光灯の寿命がどれくらいなのかご存知ですか?今回はLEDとの比較を含めた蛍光灯の寿命について調べてみることにしました。
最近、蛍光灯とLEDを切り替える方も多いと思いますが、蛍光灯は長い間オフィスや家庭・街灯など、多様な場所で重宝されてきました。蛍光灯の寿命を調べる前に蛍光灯の歴史や特徴・種類を調べてみたいと思います。
<蛍光灯の特徴>
蛍光灯の特徴を知る前に、まずは、蛍光灯とは何なのかをはっきりさせて見ましょう。そもそも蛍光灯とは何を指すのでしょう。一般的に蛍光灯と言えば、蛍光管を使った照明器具を指します。学校に会社、お店に自宅と、私達の生活の、様々なシーンで活躍しているものです。ですから、蛍光灯を見たことがない人、というのはまず存在してはいないはずですね。
この蛍光灯最大の特徴は、かつては白熱電球に比べて省エネであるという点、そして長寿命であるという2点でした。ですがこの特徴は現在、LED電球に負けてしまっています。それでは蛍光灯の特徴は何でしょう。それは日本に広く普及していて、手頃な値段で省エネできるという点です。
例えば白熱電球や蛍光灯用の照明器具を使っている場合、LEDに変えるためにはちょっと面倒なことがあります。そのままLED蛍光灯などに交換しても照明としては仕えず、安定機の交換が必要になるのです。蛍光灯の安定機をそのまま使えるタイプのLED蛍光灯もありますが、安定機の分ムダに電力を消費してしまうので、省エネ効果はかなり薄くなります。照明器具を交換するにしても、いきなり家中のものを変更するのは初期費用が高くつきます。ですから少しずつLEDに移行して行ったほうが得になるはずです。LED電球の性能は年々上がってきていますので、もっと普及が進めばもっとコストを下げて移行していけるのです。
<蛍光灯の歴史>
今はどの家庭でも普通に利用されている蛍光灯、どんな風に産みだされ、どんな歴史を歩んできたのか見ていきましょう。
蛍光灯を発明したとされる人物は、ドイツ人の発明家でエトムント・ゲルマーです。彼は発明したのは、紫外線を蛍光塗料によって目に見えるものに変えるということです。1926年、和暦で言えば昭和元年のことでした。
その数年後、ゼネラル・エレクトリック社がゲルマーから特許を購入して、実用化に向けて動き出すことになります。そして蛍光灯が作り出され、蛍光灯が販売されたのは1937年のことでした。ちなみにゼネラル・エレクトリックは、電球の産みの親といわれるトーマス・エジソンが作った電気照明会社を吸収合併して、創始者の1人としています。その後すぐに日本でも蛍光ランプが伝えられ、東京芝浦電気(現・東芝)から発売されることになります。ですから蛍光灯が日本で販売されたのは、1940年代の事。昭和初期の事ですね。といっても当時は一般家庭には普及せず、どこでも蛍光灯が販売され、一般家庭で使われるようになるのは1970年代の事です。1960年代は、まだ断然白熱電球のほうが普及していました。1978年にあると、今度は日立が電球形の蛍光灯を作り、更に翌年、環形の蛍光ランプを製作します。そこでようやく、今の私達にもおなじみの、直管蛍光灯、電球型蛍光灯、環形蛍光灯が揃ったのです。
<蛍光灯の種類>
蛍光灯が使える照明器具は数多くあります。上手く組み合わせて使うことで、省エネと節電、光による演出を効果的に発揮できます。これから、蛍光灯が使えるさまざまな照明器具の種類を紹介していきます。
●コードペンダント照明
天井からコードで吊り下げるタイプの照明器具で、主に主照明として使います。シャンデリアもコードペンダントの一種と言えます。また和室の照明はこのタイプの和風形のものを使うことが多いはずです。光源との距離が近くなる分、明るさを感じやすい照明です。手元を明るくしたいキッチンなどで使われることもあります。
●ブラケット照明
壁に取り付けるタイプの照明器具です。部屋全体の明るさを確保するために使うのではなく、補助照明として使われることがほとんどです。
●シーリングライト
天井に張り付いた形の照明器具です。リビングや事務所など、部屋全体を明るくしたい場所に使います。シーリングライトは、引掛シーリングという接続器に、直接接続して使います。
●ダウンライト
天井に埋め込む形で使う蛍光器具です。ちょっと前のイメージですが、ホテルのロビーなどで天井にずらりと埋め込まれた形で使われています。補助的な照明として使い、複数を並べて使うことが多いです。
●スポットライト
特定の場所を照らすために用いる照明器具です。もともと演劇などで、観客の注目を集めるために使われていた照明効果です。一般家庭で使う場合は、ライティングレールを使い、好きな場所に移動できるようにして使います。またダウンライト同様、複数使いが多くなっています。
●卓上スタンド
机の上に置いて使う、デスクスタンドの事です。光源がどの照明器具よりも利用者に近く、それほど大きなものでなくとも明るく使えるものです。
●クリップスタンド
クリップで好きな場所に挟めるスタンドです。電気工事が必要な補助照明の変わりに使うことが多いようです。また、デスクスタンドでは机が狭くなる、という時にも使えます。
●フットライト
ブラケットと同じく壁に取り付けるタイプの照明器具で、壁の下部に取り付けます。つまり足元灯です。家庭で使う場合は、主に夜の間、足もとの安全を確保する目的で使われます。そのため家庭用は、今はセンサー付きで、直接コンセントに指して使うモノが主流です。
●玄関ライト
玄関につけるライトで、センサー機能のあるものが多くなっています。玄関周辺の明るさを確保するためのものですが、ドロボウよけなどの意味で取り付けることもあります。
<蛍光灯器具の耐用年数と寿命>
蛍光灯器具は、10年から15年が期待される耐用年数と言われています。メーカーでも、安定器の耐用年数を10年としており、10年を超えた照明器具は安定器交換や器具交換を薦めています。しかし、現実には15年を超え、20年や25年と使用している例も多くあります。屋内で使用する照明器具で、3,000h/年を超えるような過酷な点灯状況になければ、概ね15年程度は使用できると言えます。屋外に設置される照明器具の場合、10年程度使用できれば十分です。
数年から数十年使用した照明器具は、器具内電線のひび割れ、ソケットの変形や破損、端子台の変形破損などのおそれがあります。蛍光灯を点灯させた瞬間に漏電遮断器が動作したり、発煙や火花を発生された場合、器具に寿命が来たと判断し、リニューアルすると良いでしょう。
1972年以前の蛍光灯器具の場合、安定器にPCBが入っていることがあります。PCBは単純廃棄できず、所定の機関に回収を依頼する必要があり、回収されるまでの期間は厳重な保管が必要です。
<蛍光管の寿命>
蛍光ランプの種類によって違いがありますが、施設照明として広く使用されているHf蛍光管は12,000時間の寿命を持っています。一般家庭で使用されているサークル形の蛍光灯は、6,000~8,000時間程度、キッチン手元灯などに使用される直管蛍光灯は、3,000時間~6,000時間の寿命です。
<蛍光灯の頻繁なオンオフによる寿命の低減>
蛍光灯の欠点として、頻繁なオンオフを繰り返すと寿命が短くなることがあります。蛍光灯の点灯は、エミッタに高電圧を印加して電子の放出を始めており、この高電圧によりエミッタが消耗するため、蛍光灯を点灯し状態よりも、点灯時に大きな負担が発生します。
一般の蛍光灯は、1回の点灯によって1時間程度の寿命が短くなると言われています。しかし、家庭用で使用されている電球型蛍光灯の場合、施設用のFHT蛍光灯やFL蛍光灯、Hf蛍光灯などよりも点滅性能が強化されており、20,000回から40,000回の点滅回数を耐える電球も販売されています。
点滅頻度の高い場所では、このような点滅性能の高い蛍光灯を使い分けることで、電球交換頻度を抑え、省エネルギーにつなげれます。
<蛍光灯安定器の寿命>
蛍光灯安定器は、ソケットや電線など電気絶縁材料の性能限界として、40,000時間を性能維持限界として規定しています。安定器の平均寿命は8年~10年とされており、この年数に至る頃には、設置した蛍光灯照明器具のうち半数が、寿命に至っていることを示しています。
日本照明器具工業会のガイドラインでは、照明器具の耐用年数を15年としています。15年を経過した照明器具は、照明器具としての機能が著しく低下し、絶縁劣化が進行している状況であり、安全のための器具交換を必要とします。
安定器の劣化は目視が難しく、外観上問題ないように見えても内部劣化が進んでいることがあります。安定器内部のビニル絶縁電線は、安定器から発生する熱によってもろくなっており、発煙や白化事故を起こしやすい状況になっています。コイルの異常発熱やコンデンサの破損など、発火事故の危険性が高まっています。
安定器は一般的に、周囲温度5℃~35℃程度の範囲で使用することを前提にしており、周囲温度を逸脱した環境においては寿命が著しく短くなります。絶縁材料の場合、周囲温度が10℃程度上昇すると、期待寿命が半減すると言われていますので、設置場所の周囲温度には十分な注意が必要です。
例えば、天井裏に安定器を設置する場合、グラスウールで安定器が覆われてしまうと、安定器周囲温度が著しく上昇し、絶縁材料が熱によって劣化するおそれがありますので避けなければいけません。
<LED蛍光灯の欠点は、熱に弱く、長時間点灯にも弱い>
LED蛍光灯と普通の蛍光灯がまったく同じ明るさを求めると実は消費電力がほとんど変わりませんでしたので、今回は寿命について書きたいと思います。
さて、長寿命と低消費電力をうたう、LED蛍光灯とLED電球ですが
産業廃棄物回収業者からとんでもない話を聞きました。
「最近壊れたLED蛍光灯やLED電球がよく回収されてくる」
あれ、LED蛍光灯やLED電球はよく10年ぐらい使えるとか
極端な業者は「切れない」なんて売り込みをしています。
おかしいですね。
一般には
40,000時間(4万時間)って寿命が設定されております。
1日10時間点灯したとして4000日確かに10年以上持つ計算です。
24時間常時点灯で4年半ぐらいです。
LED蛍光灯が出始めてまだそんなにたってないですよね。
おかしな話です。
実は、LED蛍光灯まだ、JIS規格などもなく、写真のように中身は砲弾型LEDだったりSMD・LEDだったりいろいろです。
<さらに放熱も各社バラバラ>
写真のようにかなり大きなアルミの放熱パーツをつけているメーカーもあれば、
軽くて基板が入ってるだけでほとんど放熱するパーツを付けていない製品もあります。
実はLED蛍光灯は高熱に弱く高い照度での連続長時間点灯には向かない性質があるのです。
<使用上の注意>
※LED電球やLED蛍光灯は周辺温度が40℃を超えると寿命が著しく短くなる。
保証も対象外となるので注意。
消費電力が低いから24時間つけっぱなしの所に採用したいと思っている方は、メーカーをよく選びましょう。
LEDによっては照度は高いが、連続点灯すると極端に寿命が落ちる部品があり
コスト優先でそれを使っている商品もあるそうです。
十分気をつけてくださいね。
<LED蛍光灯と蛍光灯の寿命>
極端なメーカーは、蛍光灯の寿命が2000時間と平気で書いてあります。
確かに100円ショップの商品や極端にON・OFFを繰り返すとそんな寿命もあるそうですが、極端すぎです。
最近は蛍光灯の寿命も1万5000時間ぐらい持つものもが標準で、メーカーによっては2万時間以上もつものもある。企業などではほとんど長寿命タイプを使用しているのに、LED業者は蛍光灯の寿命を6000~8000時間と書く場合が多い。(確かに業務用の底値の蛍光灯はそのくらいですが・・)
さらにLED蛍光灯はリサイクル出来ると言い切っていますが
LED蛍光灯を素材に分けてリサイクルするには蛍光灯と比べて高額なコストがかかる事は、まったく書かれていないのは、正直、おかしなことですね。
<省エネや節電が叫ばれる今日このごろ>
、LED電球は良いというけれど、
結構昔からある電球形蛍光灯はどうなのよ?という声が多いので
三番勝負「省エネ性能(消費電力)」「寿命」「本体価格」でまとめてみました。
<省エネ性能(消費電力)>
LED電球は省エネとのイメージ通り、LED電球は白熱電球に比べ約9割も省エネ!
ただ、電球形蛍光灯も約8割の省エネなんですね。
電球形蛍光灯からLED電球に変えることによっての節電効果はそこまで大きくないのかもしれません。
省エネ性能に関してはLED電球の優勢勝ちということで。
<それぞれの寿命>
LED電球は長寿命ということでもアピールされてましよね。10年取り替えなくてもいいみたいなCM見たことないですか?
カタログ値で見るとLED電球の圧勝!4万時間というと1日8時間使って12年間使えるということです。
なので点灯時間が長いリビングや門灯、常備灯にはLEDがいいかもしれませんね。
ただ、最近ではLED電球の寿命に関してカタログ値ほどはないのではないかと思っています。
LED電球は周りの熱や電気的なノイズに弱いので使用環境によっては1万時間ほどで切れることもあるようです。
お風呂場など熱がこもりやすい場所では電球形蛍光灯のほうが向いているかもしれません。
ただ、それでも寿命に関してはLED電球の勝ちということで。
<本体価格>
LED電球も大分安くなりましたね、昔は4000円くらいしていました。
ただ、さすがにまだ電球形蛍光灯のほうが半額くらいで安いですね。
なので物置や別荘の照明など、使用頻度が低い照明には白熱電球や電球形蛍光灯が向いていると思います。
ここでは電球形蛍光灯がやはり一歩リードということで電球形蛍光灯の勝ち
<番外編(それぞれの弱点)>
電球形蛍光灯の弱点
・点灯回数が多いと寿命が短くなる
蛍光灯は点灯に時間が掛かるうえに、点灯回数多いと寿命が短くなっていきます。
トイレなど点けたり消したり繰り返すところにはオススメしません。
LED電球の弱点
・密閉型の照明器具には注意
LED電球は基本的に暑いところが苦手です。
密閉型の照明器具に使うと熱が循環せず、寿命が著しく短くなる場合があります。
一般的な用途・・・LED電球
滅多に使わない場所・・・電球形蛍光灯
といったところでしょうか。
性能面の他にも、デザインや光り方などの面も考慮して選ぶのがいいのかと思います。
<蛍光灯の交換>
蛍光灯の交換なんて滅多にしないけど、やってみると付け方も外し方も分からない!
今回は蛍光灯のタイプに応じた交換方法をまとめてみました。
これで今後、蛍光灯の交換に困ることはないでしょう。
普段は当たり前に感じている蛍光灯ですが、いざ交換してみようと思うとけっこう戸惑いますよね。僕も先日、部屋の蛍光灯が切れていたので変えようと思ったのですが、「どうやって外すんだ?」「無理やり外したら壊れそう…」などなど試行錯誤しながら、やっとのことで変えることができました。
で、蛍光灯を交換し終わって思ったのが、これ他にも悩んでる人いっぱいいそうだなぁってこと。
ということで、今回は蛍光灯の外し方を解説していこうと思います。
<今回紹介するのは直管型蛍光灯と丸型蛍光灯の2種類>
今回紹介するのは蛍光灯の中でも最も一般的とされている、
直管型蛍光灯と丸型蛍光灯の2種類です。
蛍光灯には様々なタイプのものがあるようですが、
家庭内ではこの2種類を押さえておけばまず問題ないでしょう。
<直管型蛍光灯>
まずは直管型蛍光灯から。直管型蛍光灯には3種類の外し方があります。
1.90°回転させて外すタイプ
2.どちらか片方に力いっぱいに押して外すタイプ
3.カバーを中央に持ってきて外すタイプ
1のタイプはドライバーを回すように、90°ひねるだけで簡単に外れます。
(ちなみに僕の部屋はこのタイプでした)
2のタイプは乾電池を外す時の要領と同じで、どちらか片方に押しておいて、逆側から外していきましょう。
3は僕は実物を見たことないのですが、カバーが付いてるらしいので簡単に見分けがつくと思います。両側のカバーを中央に引っ張れば簡単に外れます。
<3つの外し方>
この3つの外し方のどれかなのですが、1と2は正直見分けるのは難しいです。
でも、まず1の外し方を試してみて、ダメなら2の外し方を試せば、
どちらかで外れるはずです。
蛍光灯を壊してしまいそうな気がしないでもないですが、
蛍光灯はけっこう頑丈で、そんな簡単に壊れる物ではないので
勇気を出してやってみてください。
<丸型蛍光灯>
丸型蛍光灯は線が色々繋がっていてややこしそうに見えますが、
外し方が1通りなので直管型蛍光灯よりも分かりやすいと思います。
外し方は、蛍光灯と線の間にあるソケットと呼ばれる物を抜き、
蛍光灯を支えている金具を外すだけ。
<ソケット>
ソケットを外す時は片手で蛍光灯を持って、
もう片方の手でソケットをつかみ、
コンセントを抜くようにしてソケットを抜けばOKです。
金具は簡単に外れるので安心して抜きましょう。
いかがでしたか?長年親しんできた蛍光灯!新しく照明の主役になろうとしているLED!どちらも私達の生活シーンを明るく照らしてくれるものです。蛍光灯よりも省エネで寿命が長いLEDは単価が少々高かったですね!そして、蛍光灯もLEDほどではありませんが寿命が延びたタイプも出てきています。それぞれが日々進化しているんですね!
これらの事を考慮にいれて、あなたの生活シーンに合った照明をご検討ください。
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