2019/12/04
sura
2016/06/24 更新
今回は羽毛布団の寿命についてまとめてみました!実は、羽毛布団をはじめとした布団に寿命があるのはご存知でしょうか?今回は羽毛布団の寿命のサインや長く使えるメンテナンスなどを中心に紹介していきます!もしかしたら、その羽毛布団の寿命は間近かもしれません。
最近では安い羽毛布団も流通していますが、他の布団比べれば安くない羽毛布団。寿命はどのくらいなのでしょうか?紹介していきます!
羽毛布団とは
中わたに水鳥の羽毛を使用したふとんで、軽くてしなやかな風合いを持ちさわやかな暖かさが特徴の布団です。
羽毛布団は1枚でとっても暖かくなるので、冬にぜひ使いたい布団です。
羽毛は様々
羽毛布団に使用される羽毛は様々であり、価格も違ってきます。
また使用する羽毛によっても寿命が微妙に変わってきます。
天然素材である羽毛は適正な管理を行っていれば10年以上は持つようです。羽毛によっては30年近く使えるものもあるようです。
寿命は?
羽毛布団の寿命は一概に言えないのですが、10~15年程度と考えられることが一般的のようです。
羽毛布団は素材や使用状況により、寿命が大きく変わります。
使用状況によっては、10年未満で寿命になることもあれば、20年以上使用している人いるようです。
5年たったら確認しましょう
使用状況によって羽毛布団の寿命は大きく左右されます。寿命を見極めるためには、まずは使い始めて5年程度で、一度布団の状況を確認しましょう。
必要ならこのタイミングでクリーニングや布団の打ち直し、買い替えなどを検討してみてもいいかもしれません。
寿命は値段で変わる?
羽毛布団の値段が高ければ寿命は長いのでしょうか?
実は一概に言えないようです。
確かに高ければ、上質な羽毛を使っているでしょう。しかし、布団生地の状況も羽毛布団の寿命を左右させます。上質な布団生地を使用している高級な布団は、丈夫さよりも寝心地などを優先しているため、安いものよりも布団生地の寿命は短い傾向にあります。
ここでは実際に寿命を見極めるためのポイントを紹介していきます!
1.ふくらみ・かさ高が減った
羽毛布団の吸湿作用によって汗などの水分を含んでも、放湿性にも富んでいるため干すことで回復します。
しかし、蓄積した汚れによって、ダウンボールがダメージを受けていると、干してもふくらみが戻りにくくなってきます。こうした状態で、へたりや、かさ高の減少が実感できたら、そろそろ寿命かもしれません。
新品の羽毛布団は、4つに折った状態で30cm以上のかさ高があります。
2.羽毛布団が重く感じる
軽さが特徴の羽毛布団ですが、長い間に蓄積された汗や皮脂によって放湿性を失うと、少し重く感じてくる場合があります。
寿命が近づいているサインです。
3.保温力が減った
羽毛布団を使用していて以前よりも暖かく感じられなくなってきたら、ダウンボールが消耗していることが考えられます。定期的にお手入れを行っているにも関わらず、暖かさが減ってきたら、そろそろ寿命かもしれません。
4.羽毛の飛び出し
カバーの中に羽毛がたまったり、上げ下ろしのたびに羽毛が舞うといった、断続的に羽毛が出てくる現象が起きているのであれば、生地に穴や裂け目、キルティングのほつれがないかチェックしてみてみましょう。穴が大きかったり、生地が傷んで裂けてきているようであれば、側生地の寿命と考えたほうがよさそうです。
5.羽毛の偏り
羽毛布団の蓄積された汚れがダウン同士を結びつけていくと、羽毛が戻りにくい状態になり偏るようになります。干して乾燥した後、反対方向に軽く振っても戻らないようであれば、ひとつの劣化のサインでしょう。
【花嫁わた】お布団の学校 1時間目-2 羽毛布団の寿命を考える
こちらの動画で、羽毛布団の寿命について紹介されています。実際の布団を見ながらになるのでわかりやすいですよ!
ニトリの羽毛布団は、羽毛布団がほしいけど価格は抑えたいという人におすすめです。
西川の羽毛布団は、価格は高いですが、品質は最高です。
もちろん、この違いは、寿命にも出てくるようです。
お手入れの仕方にもよりますから、一概には言えませんが、価格で考えると当然ですね。
羽毛布団の寿命は日々のお手入れ方法によって、かなり左右されます。どんなことを気を付けていけばいいのでしょうか?
寿命を左右する原因
人は、眠っている間、一晩でコップ1杯の汗をかくと言われています。汗には、水分の他に、塩分、わずかな脂質も含まれています。
この汚れが、少しずつ羽毛を劣化させていきます。
日頃のこまめなお手入れが寿命を大きく変えていきます。
日々のお手入れ
・カバーをこまめに洗濯をする
・月に1回程度干して乾燥させる
・汗をかく季節は使用しない
・汚れが集中しないよう上下左右裏表を入れ替えながら使う
などを行うと、羽毛布団の寿命が延びていきます。
天日干しするときは
羽毛布団に十分に日光を当てますが、生地の染めによっては変色や退色する事があるので、カバーを掛けたまま一時間から二時間位直射日光に当てるのがよさそうです。
クリーニング
使用5年程度したら、羽毛布団を業者に水(ぬるま湯)洗いのクリーニングを依頼するといいでしょう。
ドライクリーニングを頻繁に行うと、羽毛を傷つけることになるため、かえって寿命を縮めてしまうので注意が必要です。
羽毛布団の収納
羽毛布団を収納するときは、通気性の良い収納袋がおすすめです。
他の布団などにつぶされないようにしまい、定期的に天日干しをして湿気から守りましょう。
クリーニングを行っても、買ったときのようなかさ高や暖かさが戻らない場合は、そろそろ寿命かもしれません。買い替えを検討する時期に入ってきたといえるでしょう。
高い羽毛布団を買い替えるのは、もったいないと考えるならば、布団の打ち直しも検討に入れてみてはいかがでしょう?
使用10年以上を目途に
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)を行うと、買ったときの新品の状態に近づけることができます。
ただし、金額も20,000円以上することも珍しくないようなので、羽毛布団のもとの値段によっては買い替えを検討してもいいかもしれません。
羽毛のクリーニング
汚れてへたってしまった羽毛の汚れを取り除きクリーニングを行います。こうすることで新品の羽毛布団のようなふわふわ感に戻れます。
羽毛の追加
羽毛布団の打ち直しは、劣化してかさがなくなってしまった羽毛にプラスして新しい羽毛を足します。打ち直しはクリーニングと違い高くなりますが、新品同様になるよう作業されていきます。
羽毛布団を打ち直しをしても羽毛自体は劣化していくので、今後の使用状況や期間などを考慮して、打ち直しや買い替えを検討するとよさそうです。
快適な眠りを
羽毛布団はしっかりお手入れをすれば、長く使える使い勝手の良い布団です。
日頃のお手入れをしっかりして長く使っていきましょう。
布団は寿命がきたからといって必ず使えなくなるわけではないので、寿命を気づかずに使用しているかもしれませんね。ぜひ一度布団の状況を確認してみてはいかがでしょう。
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