住宅の階段に、手すりをつけて安全に昇降するようにしてください!
2015/12/12
やまだーこうち
2019/12/04 更新
手すりは、階段や廊下などに付いています。その手すりの高さは、ほぼ、決まっています。もちろん、使う方の身長や足の長さで、変化しますが、だいたい決まっています。手すりの高さについて、どういう基準がいいのかなどを調べて書いてみます。
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手すりの高さにも、基準のようなものがありますので、調べて書いてみます。
廊下の手すり高さです
だいたい、750~850ミリの高さのようです。
廊下の手すりの高さです。
75cm~85cmです。
身長・身体機能にもよりますが、手すりの高さを決める測り方は
・腕を真っ直ぐ下した状態で手首の位置
・大腿骨大転子の位置
・サイズを合わせて作った杖の高さ
など、いくつか方法があります。以上の測り方をすると手すりの高さは床から750~850ミリの範囲が多くなります。
床から、75cm~85cmの高さが多くなります。
手すりの高さです。
杖が何本も連なっています。
高齢者のイメージは、杖が並んでいるイメージのようです。
廊下の手すりのイメージは、杖が連なったイメージのようです。
杖の高さが、手すりの高さですね。
出入り口の手すり高さ
手すりの高さは、上下に、50cm以上あることが、
摑まりやすさにつながります。
体を近づけて手すりを握ると、手の位置がちょうど肩の高さぐらいになります。
たて手すりの場合は、手すり上端は肩の高さか、その少し上の位置が目安になります。
手の位置が方の高さになるぐらいがいいようです。
手すりの高さもそのぐらいにしましょう。
階段手すりの高さ
階段の手すりの高さもだいたい決まっています。
階段斜め部分は、階段の段鼻(だんばな)から垂直高さ750ミリ前後が標準的です。段鼻で750ミリにすると踏面(ふみづら)の真ん中でおおよそ800ミリの高さになります。
階段の斜め部分も75cm前後が標準的な手すり高さです。
トイレの手すり高さ
トイレの手すりも高さがだいたいこのぐらいがいいのです。
座面より、23~30cm程度の高さです。
立ち座りは上下動作なので、たて手すりやL型手すりが有効です。
たて手すり部分は便器の先端から200~300ミリ程度前方が使いやすい位置です。
よこ手すり部分は便座より230~300ミリ程度上が目安になります。
便器に近いと、立ち上がった際に手が後ろになり無理な姿勢になります。
立ち上がった姿勢でも体の前方に手すりが位置するように、取り付けましょう。
便器より、20~30cm程度上です。手すりの高さです。
使う方の身長や足の長さも念のため、測定して下さい。
階段手すりの高さ
階段手すりは、75cmを目安で、
決めてください。
階段手すりの手すりの取り付け高さは、階段の段鼻(階段の突端)から測って750mmを目安に使いやすい高さを検討します。使用者が決まっている場合には、脚の大腿骨の付け根の大転子骨の高さが適しています。
階段の手すり、取り付け高さです。75cm程度を目安にしてください。
大転子より2~3cm高く。
大転子の高さ(杖の高さ)+2~3cmです。
水平手すりの場合、標準は750mm程度です
ご利用されるお客様の体格に合わせる場合は、 床から大転子までの距離に2~3cm加えた高さに設置します。ちなみに杖の長さを決めるときにも使えます。
水平手すりの高さは、75cm程度です。
●玄関
一般的には床から1200mm前後が一般的です。
ただし、状況に応じて臨機応変に対応します。(段差解消用具などと一緒に使う場合、その寸法も考慮し設置します)
玄関の手すりは、床から、120cm程度の高さです。
柵の幅は、110mm以下
手すりの柵の間は、110mm以下にしてください。
手すりの高さです。
大転子(股関節)の高さも基準です。
玄関の手すりも配慮が必要です。
住居の手すりは、だいたい決まった高さにしてください。750mm程度を目安に、使用する方の身長や足の長さを考慮して、決めてください。
手すりの高さは、高すぎても低すぎても、上手く荷重がかからないので不安定になります。手すりの高さを、基準値から大きく外れないように、気をつけながら、使用者と相談して、取り付けましょう。
手すりの高さは、発注者が心して、決めてください。転倒防止に役立ててください。
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【この記事は2019/12/4に更新されました。】