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    知って得する?耐火レンガの積み方。積み方に必要な材料紹介。

    バーベーキューや、石窯など高温な状態で活躍する耐火レンガ。その耐火レンガの積み方をご紹介。そのほか耐火レンガの積み方に必要な材料(耐火モルタル)や、耐火レンガの積み方で知っておかなければならないことをご説明していきます。

    耐火レンガと普通のレンガの違い(積み方に違いは無し)

    耐火レンガ

    耐火レンガは、耐火レンガは1200度もの高温にも耐える事の出来るレンガです。

    出典:http://ishigama.diy-style.com

    ですので石窯やバーベキューなどで使われることになります。
    実際、一般家庭で使用して1200℃なんて高温にはなりませんが、
    それだけの耐火性があるのです。

    石窯づくりでよく使われる耐火レンガで「SK-32」と刻印されている耐火レンガの場合、「32」の数字が耐熱温度を表しており、1,200℃程度まで耐えることが出来ます。

    出典:http://ishigama.diy-style.com

    通常のレンガ

    普通のレンガは耐熱性があまりなく、常に200度を超えるような石窯では使用できません

    出典:http://ishigama.diy-style.com

    花壇や庭の小道などに使用する場合はこちらを使いますね。
    火などを使うわけではありませんから。

    耐火レンガと普通のレンガの違いは高温に耐えるかどうかというだけです。
    石窯等の火を使う場面では耐火レンガを、
    花壇などの日を使わない場面では普通のレンガを使用しましょう。

    耐火レンガの積み方(レンガ同士の接着に必要な材料)

    耐火レンガの積み方で、耐火レンガ同士の接着に使用するのが耐火モルタルというものです。
    耐火レンガを使う積み方で、通常のモルタルを使うと熱に耐えられず割れます。
    とても危険ですので、耐火レンガを使うの積み方の場合耐火モルタルをご使用ください。

    耐火温度1400℃施工後焼入れ処理不要

    出典:http://www.komeri.com

    こちらの耐火モルタルは焼き入れが不要。
    つまり塗り固めるだけで使用可能になるということです。
    通常の耐火モルタルは、下のように焼き入れという作業が必要になります。

    ●耐火モルタルは熱硬性のモルタルです。200度以上で乾き固まり、1000度以上で焼き固まります。
    ●SK#32の耐火温度は1,350℃です。
    ●耐火モルタルには乾いただけでは接着力はありません。
    ●目地として3mm程度でご使用ください。(炉の内部の壁面や床面の塗りには使用できません。)

    出典:http://item.rakuten.co.jp

    こちらのモルタルは必ず焼き入れしてください。
    上記にある通り乾いただけでは接着力はありません。

    耐火レンガを使う積み方で必要となる耐火モルタルにも、
    乾かすだけのタイプや焼き入れ必須のタイプがありますので、
    購入されるときはよく確認しましょう。

    耐火レンガで石窯の積み方の例

    では、耐火レンガと耐火モルタルを使った石窯の積み方の例を見ていきましょう。
    石窯は設計図があったほうが作業がはかどります。

    まずは土台を作って入り口と一段目をレンガ積みし

    土で中にまんじゅうをつくり この上にドーム型にレンガを積んでいきます。

    出典:http://www.d8.dion.ne.jp

    こちらの石窯の積み方ですが、
    土台に土を使うことで耐火レンガを置くときの目安としているようです。
    この積み方なら、少し技術が入りますが、個人でもできなくはないでしょう。

    土台に耐火レンガを積んだのがこちらです。
    あとは煙突を取り付け、耐火モルタルを乾燥させ、
    焼き入れをすれば使用可能になります。

    ただ、アーチ状やドーム状の積み方はかなり技術が入ります。
    というか難しいです。根気がいる作業になります。
    ですが、できた石窯はおしゃれなので、挑戦するのはありです。

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    ただし、耐火モルタルだの形を合わせてカットだのが、
    面倒だという方のためにこういった商品もあります。
    こちらの商品は耐火モルタル不要で、
    耐火レンガもカット済み、
    積み方の説明に沿って積むだけという優れものです。

    この石窯は、薪を燃やした後その薪を奥に押し込み、
    手前にピザなどを置いて焼くといった使用になっています。
    積み方も簡単です。お手軽に始めたい方にお勧めです。

    等、本格的な石窯から、積み方や積むレンガが用意されている石窯キットなど
    作りたい、やりたい人に合わせることができるようになっています。

    耐火レンガでバーベキュー炉の積み方。

    上のバーベキュー炉はとても簡単な積み方です。
    土台を作り、その上にレンガを積見ます。
    その上に網を載せて、下に木炭を燃やす。という仕組みです。

    こちらのバーベキュー炉の積み方は、
    土台にコンクリートを敷き、その上にモルタルを敷き、レンガを敷くという。
    とても手間のかかる、しかし丈夫な作りになっています。

    耐火モルタルを使用している場合は、
    必ず火入れをしてモルタルと耐火レンガを焼き固めましょう。
    それにより、耐久性が上がります。
    作成時は雨に気をつけましょう。濡れると乾くまで作業が進まなくなります。

    バーベキュー炉の積み方を見てきました。
    積むだけの積み方は簡単ですが、ぶつかって崩壊させそうなのが少し怖いですね。
    かといって、モルタルにコンクリートを使って一人で作業となると途方もない時間がかかりそうです。
    まあ、それがいいという人がやるのでしょう。
    自分で積んだ耐火レンガで焼いて食べるお肉などはとてもおいしいです。

    火を使う場所には耐火レンガ。その積み方や使用方法は知っておきましょう。

    耐火レンガを使用する場合、
    火を使いますので開けた場所で、燃え移るものがないかをよく確認しましょう。
    また、耐火モルタルなどと一緒に使用する場合、焼き入れを必ず行いましょう。
    崩れてくる危険性がありますので。
    そのほか安全確認を怠らないようにしましょう。

    耐火レンガを使用した、石窯の積み方やバーベキュー炉の積み方を見てきました。
    自分で作ったもので食べるお肉なりピザなりはとてもおいしいものです。
    ただし、使い方を誤れば大変な事故が起きるかもしれません。
    それは絶対に忘れないようにしましょう。

    さて、石窯やバーベキュー炉の積み方はどうでしたか?
    簡単なものは簡単です。難しいものは難しいです。
    しかし、難しいほうが完成した時の達成感が大きいです。
    石窯キットという物は、積み方が書いてある説明書付属ということですので、
    初心者の方でもお手軽に石窯づくりに挑戦できるというものになっています。
    バーベキュー炉も積むだけ積み方は簡単なんです。
    しかし、耐久度などを考えるのならばモルタル等で固めたほうが安心です。
    以上、
    耐火レンガを使用した石窯、バーベキュー炉の積み方紹介&注意事項紹介でした。

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