住宅のテラスを自分で作ります。自作のテラスをDIYで作ります。
2016/10/05
やまだーこうち
2015/12/29 更新
もし家を建てて庭があったら、庭に面したテラスやサンルームで午後のひと時を過ごす。まるで外国の話のようですが、最近はテラスやサンルームがあるお家が増えてきています。手軽に設置できるキットやサンルームの違う使い方などをご紹介します。
テラスの起源
テラスの起源は14世紀のイタリア庭園に見られます。
貴族の別荘がローマやミラノの郊外に、独自の庭園洋式とともに盛んにつくられました。イタリア庭園の特色は、丘陵の斜面を利用し、水路とテラスを設けた様式で、テラスガーデンと呼ばれています。
テラスは建築に付随するのので、建物内部と外部をつなぐ接点としての役割を持っているとともに、庭のアクセントやポイントとして単独で作られることもあります。庭の持つ快適さ、気持ちのよさを生活の中で積極的に楽しむための空間、それがテラスです。庭はただ眺めるだけでなく、もっと生活の一部として取り入れようと、その接点となるテラスをつくるケースが増えてきています。
テラスとサンルームの違いがどうもわからない~!と思っているのは私だけでしょうか?
でも、上記を読むとテラスはあまり雨の降らない地方で誕生したようですね!
ハウステラスとガーデンテラス。
リビングやダイニングの外に作るのが「ハウステラス」で、庭に単独で作られるものが「ガーデンテラス」です。
いずれのテラスも庭を有効に活用するための施設で、ハウステラスは外部の一部屋的な役割を持って、生活の延長の場として幅広く使われています。余裕のある暮らし方、生活を楽しむためには欠かせない存在になっています。
テラスって2種類あるんですね!もっと詳しく見ていきましょう!
大きなタイルテラス
ハウステラスは「路壇(ろだん)」という呼ばれ方もするように、地面より高くなり、基本的には建物の床と同じ高さに作られます。
作り方は、下地にはコンクリートを打ちますが、必ず建物の基礎にホールインアンカーを打って、テラスの下地に敷くワイヤーメッシュや鉄筋と結束します。こうしておけば、テラスと建物との接点が開いて、すき間ができるのを防ぐことができます。
よく使われるのはタイル、レンガ、石張り、コンクリート仕上げ、洗い出し仕上げなどです。石張りの場合は、鉄平石や色のついた天然石などの輸入材です。いずれの材料も建物との調和を図ることが大切です。できるだけ広く作ったほうが使いやすいですので、大きく作ってテーブルやいすを置いて使いましょう。
庭の中に独立している
庭の中に独立してつくるもので、ベンチや野外炉を設けて、庭で遊んだり、家での生活を離れて庭を楽しむ場として作ります。
ガーデンテラスを庭の一角に作る時のポイントは、庭の高さよりも階段3段くらい高くすることです。そして、上部にはパーゴラでもあれば、全く独立したひとつの空間になることでしょう。
このテラスを中心にして、まわりにバーベキュー炉や花壇、おしゃれなベンチやテーブルを置けば、素晴らしい憩いの場となります。素材はレンガや石を使います。これをうまく組み合わせて、味わいのあるものを少しラフに、ユニークな雰囲気になるように作ってみましょう。さらに、照明と水を付け加えて、機能とともに、味わいのある表現にしたりもできます。
サンルームとは?
サンルームとは、屋根や戸、壁などをガラス張りにして、自然光を多くとり入れられるようにした部屋のこと。
エクステリアメーカーからは、さまざまなサンルーム商品が提案されています。それらは使用目的によって、居室のように用いる居心地の良さを追求したタイプと洗濯物を干すなど家事効率を高める空間のタイプに分けることができます。
ここでは、心地よい空間として提案されているサンルーム商品の特徴、選ぶ際に知っておきたい基礎知識をまとめました。
土間仕様タイプかデッキタイプ
サンルームには土間仕様のタイプと、デッキなどと組み合わせるタイプに分けることができます。
サンルームの土間仕様のものは、床材としてタイルなどを施工するケースが多くみられます。庭のテラスと同素材のタイルを使用することで、広がりを持たせることも。庭とのつながりを重視したい場合、またガーデニングの作業をしたり、ペットの居場所としたい場合などに向いている床素材といえるでしょう。
デッキの床とするプランは、室内空間から連続性を持たせることが可能に。フローリングとデッキ素材の色味を揃えることで、空間的な一体感も演出できるでしょう。
サンルームには2タイプあるようですね!いままで土間だったところにサンルームができて、明るく安全な空間が生まれます。
強い雨、強い風からも洗濯物をしっかりガード。
「梅雨の時期、干す場所が無くて洗濯物がたまってしまう」「雨が心配で、外に洗濯物が干せない」「風が強くて洗濯物が飛んでしまいそう」そのような経験はございませんか。
そんなお悩みを解決してくれるのが「サンルーム」です。屋根はもちろん、側面と前面の両方に雨風を防ぐ囲いを装備しています。
囲いのおかげで雨が降っていても、風が強い時でも洗濯物をしっかりと守ってくれます。
サンルームは換気もできるので部屋干しのような嫌な臭いがこもってしまうこともありません。前面と側面の開き部分は、引違い窓やFIX窓、出入口用のドアなど自由に選ぶことができます。
花粉やホコリ、屋外の視線から洗濯物を守ることができます。
サンルームは、全面パネルで囲われていますので、春先や秋口に飛ぶ様々な樹木の花粉はもちろん、黄砂やPM2.5、火山灰などの飛来物からも洗濯物を守ることができます。
サンルームは洗濯物だけではなく、窓ガラス部分に市販されているガラスフィルムを貼ったりカーテンを取り付けるなど、または窓ガラス自体を不透明な型ガラスにすることでリビングのプライバシーを保護する機能としても活用できます。
サンルームはテラスに比べればはるかに密閉率が高いので、今話題になっているPM2.5に対応できるので、洗濯物だけでなく、小さなお子さんが遊ぶスペースとしても最適のようです。
家族の団らんスペースとして。
サンルームには自然の力を調整する働きがあります。
サンルームなら、真夏はギラギラの太陽の日差しを和らげ涼風を家の中へ運び入れるいわば「自然のクーラー」の役割を果たします。真冬には、陽だまりで温かい空間を作り上げ、冷気を遮り住宅の暖房効果向上も期待でき「省エネ効果」もあります。
サンルームは新たなお部屋として、リビングの延長として使い方は様々。趣味を楽しむスペースとしてぜひご活用ください。
サンルームがリビングとお庭をつなげる空間に。
前枠の化粧カバーがアクセントになりすっきりと納まっています。ウッドデッキ上に施工したことでリビングからお庭がぐっと近くなりますね。サンルームの中でワンちゃんがくつろいでいます。
暖かな陽を浴びながら過ごすサンルームスペース。
日当たりの良い場所に設置されておりリビングの延長としても、洗濯物の物干し場としても活用が出来ます。そっと置いてあるチェアがお洒落に心地良い雰囲気を演出してくれています。サンルームに腰掛けながらお庭で遊ぶ子供たちを眺める・・・そんな情景が思い浮かびます
四季がある日本では雨も多いですし、季節風に乗っていろんなものも飛んで来ます。
それをふまえると・・・・。
私はテラスは大人の楽しみの空間だと思っているので、サンルームの方がいいかな~?なんて考えてます♪
共働きのご家庭でも雨を気にする事なく洗濯物を干して出かける事が出来ますし、休日にお母さんの目の届くところでお子さんが遊んでいる風景も想像する事が出来ます。
以上のような事を参考にして、テラスとサンルームそれぞれの特徴を考慮に入れた選択をしていただきたいと思います。
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