電子レンジの電磁波は本当に体に害があるのか?その真相を調査します
2017/04/20
gomachan
2016/06/24 更新
寒い冬、温かくして眠りにつきたいときに役に立つ電気毛布、皆さんは使っていますか?電気毛布にかぎらず家電製品には電磁波というものが発生しています。その電磁波とは一体どんなものなのか?電磁波が人体にもたらす影響とは何なのか?をまとめてみました!
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「電磁波」という言葉を耳にしたことがないという方はいないと思います。ですが、詳しく知っている方はあまりいないのではありませんか?
電磁波(でんじは 英: electromagnetic wave)は、空間の電場と磁場の変化によって形成される波(波動)である。 いわゆる光(可視光線)や電波は電磁波の一種である。 電磁放射(英: electromagnetic radiation)とも呼ばれる。
電磁波は電場と磁場によって作られる波(波長)ということなんですが、ではその電場と磁場とはいったいなんなのでしょう?
電場
電磁波には電場というものが関係してきます。
電場というのは、電気力が働く空間のことをいいます。
磁石にはN極とS極があり、互いに引き合いますよね。電気にも同じ働きがあります。プラスの電子を持った電荷とマイナスを持った電荷が引き合い、画像のような力が作用している空間を電場、もしくは電界といいます。
磁場
磁場というのは、磁石のN極とS極が互いに引き合う力、、クローン力が作用する空間のことを言います。磁場、もしくは磁界と言い、電場が発生すると磁場も発生します。
この力が電磁波に関係しています。
電磁波
電場と磁場が相互に影響しあって電磁波の波が生じます。これが電磁波です。
電磁波は光と同じ仲間に分類され、その速さは1秒間に地球を7周できるほどの速さです。
電磁波の仕組みを簡単に説明するとこういうことです。もっと詳しくきちんと知っておきたい方は調べてみてください。
電磁波には種類があります。大きく三つに分けて、放射線、光、電波に分類されます。
放射線
放射線の中で、「ガンマ線」、「x線」というものをご存知ですか?ガンマ線は「コバルト照射」などと呼ばれてがんの治療に使われています。「x線」は、病院に言って検査をするときに「x線検査」というものをしたことがありませんか?そのx線です。
放射線は波動を介してエネルギーが働くものと、粒子のエネルギーが働くものがありますが、そのうちの波動を介してエネルギーが働くものが、電磁波の放射線ということです。
光
紫外線や可視光線、赤外線も電磁波です。
また、電波も電磁波です。
違いは、電磁波の波長や周波数の大きさで、波長が短いと放射線に使われ、低いと光や電波になります。
電磁波の放射線には種類があり、それが電離放射線と非電離放射線にわけられ、前者が上で紹介した放射線で、後者が光や電波という分類になります。
なんだか難しいですね・・・。
病院での検査や紫外線、可視光線が電磁波というのなら、私たちは常に電磁波を浴びて生きていると言えますよね。それは危険なことなのでしょうか?
いまのところは大丈夫
家電製品などから出る電磁波は比較的低周波なので、それが人体に悪影響を及ぼしたという発表はありません。
世界的に発表されてはいないものの、2mg以上の磁場で小児白血病や小児脳腫瘍、がんの発生率が約2倍から3倍になるという実験結果が出ています。
日本ではあまり取り組まれていませんが、海外では電磁波測定方法の規格化が勧められています。小さな赤ちゃんや妊婦さんはできるだけ電磁波が発生する電化製品の近くにいないほうがいいですね。
「電気毛布や敷き毛布などは、普通に使っている限り影響を与えることはありません。」とのことですので、過剰に心配することはないでしょう。
電磁波についてなんとなく理解していただけましたでしょうか?
ではここからは電化製品、電気毛布と電磁波の関係について紹介していきます。
あなたは電気毛布を使ったことがありますか?
寒い冬に温かくしてぐっすり眠りにつきたいときにはとっても役に立ちますよ。
温かい毛布
電気によって温めることができる毛布が電気毛布です。
家庭用品品質表示法の対象商品であり、電気機械器具品質表示規定に定めがある商品です。
最も注意してほしい電化製品の1つ。
電気毛布から発生する電磁波は、他の電化製品に比べて高いです。商品メーカーにもよりますが、電気毛布は100mGもの電磁波が発生するとされています。
電磁波を測定しています。
この動画ではホットカーペットや電気毛布の電磁波を測定しています。不安な方はこうやって計測してみて実際にどのくらいの電磁波が出ているのかを自分の目で確認してみてください。
さきほど、「電気毛布は100mGもの電磁波が発生」と記しましたが、100mGとはどのくらいなのでしょうか?
ここで電場、磁場の話に戻ります。
V(ボルト)
電磁波のうちに電場は電界とも言います。
その電界の強さを表す単位はV(ボルト)で、1V/mとは、写真のように金属平板を平行して離し、この間に1Vの電圧をかけた時に生じる電界の大きさのことをあらわします。
磁界の強さを表す単位
電磁波のうちの磁界を表す単位は一般的に「μT(マイクロテラス)」が使われ、1μTは5A(アンペア)が流れている電柱から10m離れた場所での磁界の強さを表しています。
1mGとは?
電磁波の磁界の大きさ(磁束密度)を表すときはmGを用いります。
mGとは「ミリガウス」と呼びます。
換算例は、1G(ガウス)=1,000mG。
このような研究結果が出ているということは、電気毛布の100mGとはとてつもなく大きい電磁波が発生しているということになりますね。
とっても温かく体を包み込んでくれて安眠へと誘う電気毛布。しかし電気毛布からは大量の電磁波が出ています。それに電気毛布を夜から朝まで使っていると低温やけどしてしまうこともあり、電気毛布を長時間使用するのはあまり好ましくありません。
そこで、電気毛布の電磁波対策をご紹介いたします。
使用時間を短くする。
布団に入る10分前くらいに電気毛布をつけて布団の中を温めておきます。
そして、寝る時間になったら電気毛布のスイッチを切り、コンセントごと抜いてしまいましょう。
布団の中は温まっており、電磁波はもう出ていないので安心して眠ることができますよ。
タイマー機能を使う
ほとんどの電気毛布には、「切りタイマー」という機能が備わっているので、それを有効に使いましょう。電気布団に入ってから1時間や2時間で自動的に消える設定にしておけば、朝まで電気毛布をつけっぱなしに・・・なんてこともありません。
電気毛布と自分の体の間に一枚挟む
電磁波から身を守るためにはその原因から距離を取ることも重要ですが、電気毛布から離れてしまっては意味がありません。少しでも電気毛布からの電磁波から身を守るために、電気毛布と自分の体の間に掛け布団などを一枚以上挟むと電磁波の影響は少しでも減るでしょう。
自分の身体を守る!
電気毛布から離れて電磁波から離れるということはできないので、自分の体を自分でバリア!今では写真のような電磁波シールドルームウェアという電磁波から守ってくれるルームウェアも発売されています。電気毛布を使う際にはこれを着るのがいいですね。
これだけ電気毛布の電磁波が問題視されているのであれば、電磁波がカットされた電気毛布も発売されています。
丸洗いできるものも!
電磁波もカットされていて、汚れたらすぐに洗うことができる優れものアイテムですね。
9割の電磁波がカットされているので、赤ちゃんでも安心してぐっすり眠ることができます。
価格:3,540円
電磁波カットの電気掛敷毛布
この商品は電気毛布でも掛布団敷布団両方とも使える便利なアイテム!しかも丸洗いできてもちろん電磁波はカットされていますよ。
価格:8,640円
このように、そもそも電気毛布を買う際に電磁波がカットされている電気毛布を選んだり、電気毛布を使う時間を調節したり、少しの対策でしっかり電磁波から身を守ることができるので、ぜひやってみてください!
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