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いっしょに、カメラに入門していろいな撮り方を学びましょう

カメラを撮るのだけどいまいちうまく撮れない。でも、どうやったらうまく撮れるのかわからない。では、一緒にカメラに入門してみませんか? いろいろな撮り方を一緒に学んで素敵な写真が撮れるようになりましょう。では、カメラ入門をはじめましょう。

カメラ入門

はじめに

写真をとるには、カメラが必要ですが、今の時代、カメラはいろいろなところにあります。スマホ、パソコン、デジタルカメラ、一眼レフカメラといろいろあります。今回は、カメラ単体として機能をもつデジタルカメラ、一眼レフカメラを使ってのカメラ入門として進めたいと思います。

カメラ入門①基本知識

なぜ、カメラで写真が撮れる?

まず、入門としては、仕組みを知っておきましょう。なぜ、カメラで写真が撮れるのか?人間の場合、目から入った光を目の網膜で情報処理し脳に送って、画像処理します。常に処理していますから、動画になります。カメラも同じ原理で、光が入ってくる場所が、レンズ、目の網膜が、イメージセンサー、脳の変わりが、画像エンジンになっています。その入って来た画像をシャッターを押すことで、記憶媒体に記録していきます。人間の場合、シャッターはないのですが、あえて言えば記憶ということになりますかね。

カメラで、シャッターを押したときに、記録するのですが、その時の記憶する画像の条件を決める要素が、露出です。この露出を決める要素が、シャッタースピード、絞り、ISOになります。そのほかの要素もありますが入門としては、これだけは押さえてほしい内容です。
また、明るくもなく、暗くもなく適正な明るさを「適正露出」と言います。カメラは、この「適正露出」に合わせようとしてそれぞれの数値を教えてくれます。

シャッタースピード

カメラのシャッタースピードは、イメージセンサーに入って来た光、情報をどれだけの時間を与えるかということです。つまり、人間でいうと、まばたきの速さです。シャッタースピードが速いほど、イメージセンサーに与える情報が少ない、光の量も少ない、逆に遅いほど、イメージセンサーに与える情報が多くなり、光の量も多くなります。シャッタースピードの単位は、1秒、1/2秒、1/4秒…1/60秒…1/250秒、1/500秒のようになります。速いシャッタースピードの方が、動きの速いものを静止しているように写すことができます。

絞り

絞りですが、カメラ入門の方が、一番難しく思ってしまうキーワードです。絞りは、イメージセンサーに当てる光の量をコントロールする仕組みです。人間でいうと目の虹彩(こうさい)です。それにより入ってくる光の量を「露出」です。まぶしいと人は,虹彩が小さくなり、入ってくる光を制限します。これを「絞りを絞る」、逆に暗いところでは人は、虹彩が大きく、入ってくる光を最大に取り込もうとします。これを「絞りを開ける」、と言っています。

絞りの値は、F1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表し値が小さいほうが、取り込む光の量が大きくなります。一つ値を大きくすると光の量が1/2になります。つまり、F1.4の半分の光の量が、F2、1/4の光の量がF2.8になります。

ISO

ISO感度は、光をとらえる能力を現した数値です。どういうことかというと、露出をシャッタースピードと絞りで決めます。ただこの場合、とらえられる光の量には限りがあります。当然、光の量が少なければ、絞りを開けて、シャッタースピードを遅くしますが、シャッタースピードが遅くなるとブレが発生て、はっきりとした像が撮れなくなります。ここで、ISOの出番です。ISOの値、つまり光をとらえる能力を上げることにより、少ない光(暗いところ)でもはっきりブレなく写せるようになるということです。フラッシュなしでも写すことができるようになります。
ISOの値は、100を基準に200、400、800、1600、3200のような値になります。つまり能力が2倍、4倍…というように能力が上がっていきます。ISOは,カメラの能力の目安にもなると思いますISO102400というカメラもあります。
ただ欠点があり、ISOを上げていくと、電気的なノイズが発生する場合があり、撮った写真が荒くなる場合があります。これもカメラの能力の現れです。

カメラ入門②イメージセンサーの大きさ

デジタルカメラの良し悪しを握っているのが、イメージセンサーです。カメラの心臓部です。イメージセンサーの大きさは、いくつかあります。基準としては、35mmフィルムカメラのフィルム一コマのサイズをフルサイズ(35×24mm)といいます。APS-Cのサイズ(22.5×15mm)、フォーサイズ(17.3×13mm、4/3型)、1型(13.2×8.8mm)などがありますが、各社大きさに若干の差があります。ちなみに、iPHONE 5sは、1/3型(4.8×3.6mm)と非常に小さいサイズです。この大きさであれだけきれいな写真が撮れるのですからそれ以上の大きさでは、もっときれいに撮れる能力があるということです。

カメラ入門③カメラの種類

デジタル一眼レフカメラ

デジタル一眼レフカメラとは、イメージセンサーとレンズの間にレフレックスミラーがありレンズから入ってきた撮影しようとする画像をファインダーに映し出す仕組みになっています。シャッターを押すとこのレフレックスミラーが跳ね上がりイメージセンサーにレンズから入ってきた画像が記憶される仕組みになっています。こうすることによりファインダーに写る像が、撮影した時の像が同じになるようにしています。仕組みが複雑でカメラ本体も大きくなります。イメージセンサーの大きさは、フルサイズ 、APS-C のものを使用しているのが多いです。デジタル一眼レフカメラのレフは、レフレックスミラーの名前から来ています。

ミラーレスカメラ(デジタル一眼カメラ)

ミラーレスカメラは、一眼レフデジタルカメラのレフレックスミラーをとってイメージセンサーに写った画像を背面の液晶モニターまたは、液晶ファインダーに写し出す仕組みのものです。利点は、レフレックスミラーがないため機構的にも簡単になり、デジタル一眼レフカメラよりコンパクトにできることです。イメージセンサーは、軽量化ということもありフルサイズ 、APS-Cのものは、少なくフォーサーズのものが多いです。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラは、オールインワンの製品です。レンズと本体が一体型で軽量、中にはポケットに入ってしまうものもあります。構造的には、ミラーレスカメラと同じですが、イメージセンサーを最小化、フォーサーズもしくは、独自の大きさのものを採用しています。レンズは、その機種によってまちまちですが、ズームレンズを搭載しているものが多いです。

カメラ入門者におすすめカメラ

カメラ入門④カメラレンズの種類

カメラ入門、次はレンズです。撮りたいものをイメージ通りに撮るには、その撮る用途に合わせたレンズを選びたいです。レンズを通ってピントが合う点を焦点といいます。この焦点とレンズの主点(レンズの中心を示した点)を結んだ距離を焦点距離といいます。写真に写る範囲を角度で表したもの画角といいます。つまり人間の目で見る視野、視野角です。この焦点距離と画角は、関係が深く焦点距離が短いほど、画角が広く、焦点距離が長いほど、画角が狭くなります。レンズは、その焦点距離によりいくつかに分類されます。

標準レンズ

レンズの長さつまり、焦点距離が50mmのものを標準レンズといいます。人間の目で見えている景色通りのものが撮れるといわれています。このように、一つの焦点距離しかないレンズを単焦点レンズといいます。カメラ入門の方には、まず、ここから始めるのがいいと思います。

広角レンズ

広角レンズは、標準レンズの50mmより短いレンズをいいます。10mmぐらいからあります。とても画角が広く、近くで建物などを撮影したい場合などに使用できます。また、10mmぐらいを超広角レンズといいます。なかなか面白い写真が撮れます。カメラに取り付けると非常にコンパクトです。

望遠レンズ

望遠レンズは、標準レンズ50mmより長い70mm以上のものをいい、500mm以上を超望遠レンズといいます。画角が狭く遠くのものを大きく写したい場合に使用します。500mm以上になってくるとかなり大きく重いレンズになりますからカメラ入門したての方は、練習が必要です。

ズームレンズ

ズームレンズは、単焦点レンズと異なり焦点距離を可変できるレンズをいいます。標準、望遠、高倍率のズームレンズがあります。広角ズーム(10mmから35mmぐらい)、標準ズーム(24mmから70mmぐらい)、望遠ズーム(70mmから300mmぐらい)、高倍率ズームは、広角から望遠までを撮影できるレンズでカメラ入門者には、使い勝手が良くおすすめのレンズです。

カメラ入門⑤カメラの構え方

カメラの構え方①

まず、一眼レフや、ミラーレス一眼のように、レンズが交換出来るものにいては、右手でカメラのグリップを握り、左手をレンズの下側を支えるようにして持ちます。シャッターは、右手の人差し指でかるく載せます。そこから、ファインダーを効き目に両手でカメラをもってくるようにして構えます。このとき、両脇があかないように絞めます。そうするとカメラが安定します。

カメラの構え方②

液晶ファインダーがなく、液晶画面のみのコンパクトデジタルカメラやミラーレスカメラの場合、右手でカメラを持ち、左手は、レンズがないのでカメラの左側の上と下をつまむようにして持つといいでしょうその時、液晶画面が目の高さに来るように構えます。もちろん両脇は絞るようにして持つと安定します。このとき、カメラのストラップを首から下げるか、短いストラップを右手にかけるかしておくと落とす心配がないでしょう。

カメラ入門⑥構図

カメラ入門時で、良し悪しがはっきりするのが、構図です。構図は、写真の中に何を入れるのかはっきりさせそれをどの位置と大きさをどうするか決めることをおすすめします。

基本構図のパターン

でも入門したてだと、それがなかなか決められない。では、いくつか基本構図というものがあるので
勉強していきましょう。

カメラ入門⑥基本構図 三分割法

カメラ入門基本構図の三分割法ですが、縦横それぞれ均等に3分割し線で結び、縦横のそれぞれの線が交差する点、4点が出来ると思います。その4点のどれかに写したいもの(被写体)を持ってくるという構図です。バランスのとれた写真が撮れます。デジタルカメラでは、この構図の基本をファインダーもしくは、液晶画面に表示出る機能を持っています。ぜひ、探してみてください。「グリッドガイド表示」(メーカーによって異なります」という項目があると思います。その中に必ずある基本構図です。

カメラ入門⑥基本構図 日の丸構図

カメラ入門基本構図の日の丸構図ですが、これは、基本中の基本の構図、日の丸の旗のように、ど真ん中に被写体を持ってくる構図です。被写体を強調できる反面、周りの空間に空きが出来てしまう欠点があります。

カメラ入門基本構図の日の丸構図ですが、これは、基本中の基本の構図、日の丸の旗のように、ど真ん中に被写体を持ってくる構図です。被写体を強調できる反面、周りの空間に空きが出来てしまう欠点があります。

カメラ入門⑥基本構図 対角線構図

カメラ入門基本構図の対角線構図は、あえて被写体を斜めに持っていき指向性、方向性を持っていく構図です。

カメラ入門基本構図の対角線構図は、あえて被写体を斜めに持っていき指向性、方向性を持っていく構図です。

基本構図を3つ紹介しましたが、そのほかにも、対角線、三角、曲線、S字、シンメトリー、放射状構図などがあります。これらの構図をいくつか組み合わせて撮影してもいいのでいろいろ試してみてください。

カメラ入門⑦アングル

カメラ入門、構図の次に来るのが、アングルです。アングルも撮影するときの重要な要素になります。大きくは、3つのアングルがあります。ハイアングル、水平アングル、ローアングルです。

カメラ入門⑦基本アングル ハイアングル

カメラ入門基本アングルのハイアングルは、カメラを下に向け被写体を上から撮ります。被写体が強調されます。

カメラ入門基本アングルのハイアングルは、カメラを下に向け被写体を上から撮ります。被写体が強調されます。

カメラ入門⑦基本アングル 水平アングル

カメラ入門基本アングルの水平アングルは、カメラを被写体に対して水平にして撮ります。落ち着いた写真になります。裏をかえせば変化に乏しく平凡な写真になってしまいます。

カメラ入門⑦基本アングル ローアングル

カメラ入門基本アングルのローアングルは、カメラを上に向け被写体を下から撮ります。被写体が伸びやかな感じになります。迫力のある写真にもなります。

カメラ入門基本アングルのローアングルは、カメラを上に向け被写体を下から撮ります。被写体が伸びやかな感じになります。迫力のある写真にもなります。

カメラ入門⑧カメラのお手入れ

意外としないのがカメラのお手入れです。基本、本体、レンズをお手入れします。お手入れには、専用のブロアー、ブラシ、クリーニングクロスを用意します。まず、本体の外観は、ブラシを使い大きいほこりを落とします。次にブロアーを使って空気でホコリを吹き飛ばします。レンズは、まず、ブロアーでホコリを吹き飛ばし、クリーニングクロスで優しく拭きます。イメージセンサーを掃除します。外観は、やわらかい布で拭きます。これを撮影前と後にしてください。

カメラ入門まとめ

カメラ入門いかがでした? カメラの仕組みと撮り方が分かりましたでしょうか? もうあとは、いろいろな設定、場面でどんどん撮ってみてその設定、シャッター速度、絞り、ISO、レンズがどのような値だったか振り返ると大体、この設定でこういうイメージの写真が撮れるようになって来ます。どんどん撮って入門から脱出しましょう。

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