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自然にあふれた和風の庭作りを石や植物をテーマに徹底研究!

憧れの日本庭園、我が家の庭も和風のプチ庭園にしてみたいという方、和風の庭作りに欠かせない石や植物にはどんなものがあるのでしょうか。石の使い方や砂利の種類、和風の庭に合う植木や草花をご紹介します。和風の庭作りの参考になれば幸いです。

和風の庭作り

和風の庭作りでまず思い浮かべるのは雪見灯籠やつくばい、ししおどしなどの置物ですよね、それらを配置するだけでは和風の雰囲気はまだまだです。それらを引き立てるために必要なものは石や植物なんです。

まるで昔からそこにあったような自然の石や苔むした地面。和風の庭作りはそれらの石や植物の配置が重要なんです。広いスペースが無くても、ほんの庭の一角でもうまく配置すれば立派な和風の庭になります。

まずは石の使い方について調べてみました。

和風の庭作りと言えば石! 石の使い方

石を置くとは言え、どんな石をどのように配置したらいいのでしょうか。和風の庭作りのヒントとなる石の置き方から見ていきます。

石の置き方には景石(石庭、枯山水)、飛石、敷石、積み石などがあります。

景石、石庭、枯山水

和風の庭作りで石を使う場合の理想ともいいますか、日本庭園のような石の配置に憧れます。

景石(けいせき)
風趣を添えるために所々に配置した石のこと。

石庭(せきてい)
庭木を使わずに、岩・石・砂でつくられた庭のこと。

枯山水は水を使わずに砂や石などで海や山川を表現した庭です。
枯山水は景石や石庭に含まれるものですね、有名な所では龍安寺の石庭ですよね、見事な枯山水で見る人の心を奪われます。

庭木を使わない、水を使わないとは言いますが一般家庭の庭作りではアバウトでいろいろ組み合わせて作っていいと思います。

飛石(とびいし)

その名の通り飛び飛びに並べられた石ですね。玄関アプローチや庭を渡り歩くのに使います。

長野県の諏訪地方で採取される「鉄平石」が使われることが多く天然の色合いがよく、和風の庭作りに最適です。また雨に濡れた時の艶と深みも天然の石の魅力ですよね。

敷石

敷石は石を平らに敷き詰めたものです。庭作りにもいろいろな方法がありますよね、飛石にするか敷石にするか悩みどころです。敷石をする場合の石は画像のような天然の石や、加工されたタイル状の石があります。石を固定させるために「珪砂」という砂を使って目地を埋めることもあります。

石積み

和風の庭作り、階段を石積みで作ったり石垣を作ったり、画像のような水辺を石積みで作るのもいいですね。石というのは年月が経つと苔むしてきていい風合いになりますのでぜひ使いたいアイテムですよね。

和風の庭作りに欠かせない「砂利」の種類

次は和風の庭作りには欠かせない、砂利の種類について調べてみました。砂利にも丸いものや角のあるもの、色などさまざま種類があります。和風の庭によく合う4種類の砂利を集めてみました。

白玉砂利

玉砂利は角が取れた丸みのある少し大きめの砂利です。
和風の庭と言えばこれでしょうか、白い玉砂利は見た目も綺麗で日本庭園でも見かけますよね。最近では防犯用に歩くと大きな音の出る玉砂利などがあります。

黒玉砂利

白い玉砂利もいいですが黒もいいですね、雨に濡れた艶やかな表面も魅力的です。和風の庭作りでも取り入れたいですが全面で使うと色合いが暗いので、通路の境界線やその他の部分的なアクセントとして使うのがおすすめです。

錆砂利

錆砂利は、石の中の鉄成分が酸化し赤く鮮やかな鉄錆色となったものです。和風の庭作りでも多く使われています。

五色砂利

複数の色目が混ざった五色砂利、見た目も華やかで明るいですよね。雨に濡れるとその色合いもまた濃くなり雰囲気も変わります。和風の庭作りにも使いたい砂利です。

和風の庭作りに合う植物たち 植木編

和風の庭作りに欠かせないのは石だけではありません、日本には四季というものがあります。四季折々の木々を眺めるのもまた風流ですよね。

和風の庭によく合う植木を集めてみました。

紅葉

モミジは和風の庭作りには絶対に欲しい木ですよね、緑の中に一本だけ赤いモミジがあると庭が引き立ちます。また葉が落ちて地面に赤いじゅうたんができるのもまた風流です。

梅は春の訪れを教えてくれる花ですよね。花が咲くと和風の庭の雰囲気も冬から一気に春へと変わります。梅の木があると鶯や目白などの鳥がやってくるかもしれませんね。

古くから代々続く日本建築のお宅にあるイメージの松、和風の庭作りをするならぜひ一本、シンボルになるような配置にするとかっこいいですよね。

つつじ

古くから栽培されているツツジは、日本人に多く親しまれている植物の1つですよね。花は5月頃楽しめて白や赤、ピンク、紫など花の種類もたくさんあって和風の庭も華やかになりますね。

ツゲの木

ツゲの木の魅力はやはり刈込みができるということでしょうか、和風の庭作りには自分の好みの形に刈り込んでうまく利用したいですね。

ツゲの木の生垣

ツゲの木は生垣にもいいですよね。和風の庭作りをする場合はコンクリート塀などよりも生垣の方が断然いいです。生垣にする場合、自治体によってはその費用の一部を助成してくれる制度もありますので事前に調べておくといいですね。

生垣助成金制度

一例として東京都文京区での生垣助成金制度をご紹介します。助成制度のある自治体は全国にありますので住んでる自治体で行っているかどうか聞いてくださいね。

文京区では街並みの美観形成や、災害に強いまちづくりのため、生垣による緑化を推進しています。
新たに生垣を造成する工事の費用や、その際のブロック塀の撤去費用の一部を助成します。

出典:http://www.city.bunkyo.lg.jp

対象となる方は区内で新たに生垣を作る方や既存のブロック塀を撤去して生垣をつくられる方。ただし対象外になる方もいますので注意してください。

補助金の額は
生垣は1mあたり14,000円、ブロック塀の撤去が1mあたり8,000円だそうです。それ以上は実費になります。

対象となる生垣の条件もありますので事前にご確認ください。

木、ではありませんが竹は和風の庭作りでチャレンジしてみたいアイテムですよね。竹は風に揺れるとさわさわと心地よい音がします。また竹があることで通りからの目隠しや直射日光を遮るグリーンカーテンのような効果もあります。

加工された竹垣も和風の庭作りにはよく使われているアイテムですね。

和風の庭作りに合う植物たち 草花編

続けて和風の庭作りに欠かせない草花をご紹介します。和風の庭によく合うつくばいやししおどしなど水辺を作る場合、湿地で育つ花も庭作りに取り入れたいですよね。日当たりのいい場所だけでなくじめっとした場所でもきらりと光るようなそんな花を集めてみました。また、花を植える場合は季節ごとに違った花が咲くよう配置するといいですね。

コケは地面や木、岩などの上にはいつくばるように成長し、広がる植物ですよね。その種類はさまざまですが長い年数をかけていい風合いになっていくのもまたいいですよね。和風の庭によく合います。

シダ

シダは家の裏などによく生えているのを見ます、葉の切込みなどが特徴で魅力でもありますが日陰や湿った場所を好みます。シダには103もの種類があるといいます。和風の庭作りに好みのシダを見つけて植えたいですね。

斑入りギボウシ

葉が斑入りの植物はとても人気がありますよね、とくにギボウシは湿り気のある土壌を好むので和風の庭でもよく見かけます。また、夏場には花を咲かせ楽しませてくれます。

ユキノシタ

薄いピンクの花が咲くユキノシタ、名前から冬に咲く?と思ってしまいますが開花時期は初夏です。半日陰か明るい日陰で育ち頑健で和風の庭作りでも岩陰や木陰に重宝しますよ!

蓮の花言葉のひとつに「清らかな心」というものがあります。泥水を吸っていてもきれいな花を咲かせることからそう言われているのだそうです。和風の庭作りでどうしても蓮を育てたいという方もいるでしょう。蓮を育てるのには底に土を入れた深めの容器があるといいですね、和風の庭によく合う陶器のものがベストです!

紫陽花

紫陽花は梅雨時に咲く花ですよね、画像は額紫陽花です。和風の庭には額紫陽花やヤマアジサイがおすすめです。ヤマアジサイは土のpHに影響されやすい植物で土によって色が変わる場合があるそうです。面白いですね!

桔梗

キキョウは秋の七草のひとつですよね、実際は初夏から秋口までの開花です。鮮やかな青紫色が和風の庭に映えると思います。植える場所は日当たりがよく水はけのいい場所の方がいいので湿地から離れた明るい場所に植えるのがいいですね。

和風の庭で心休まる休日を!

いかがでしたか?日本庭園って憧れますよね、和風の庭作りには欠かせない石や植物は時と共にどんどん深みを増していきこれからも生き続けていきます。憧れだけでなくぜひ和風の庭作りにチャレンジして、お庭を眺めながら心休まる休日をお過ごしくださいね。

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