2017/01/11
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園芸店などでよく見かける観葉植物アイビー。見た目が愛らしく、育てやすくて種類も豊富なのもあって観葉植物の中でも人気が高い品種です。今回はそんなアイビーの種類や育て方など、色々な情報をまとめてみました。これから購入しようという方は参考にしてみて下さい。
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観葉植物アイビーとは?
アイビーは学名を「ヘデラ」、別名を「キヅタ」と言う常緑のつる性植物です。
学名のヘデラはギリシア語の「ヘドラ(葉が密生する)」に由来すると言われています。ツタの古代ラテン語名に由来するという説もあります。
用途の広い観葉植物アイビー
アイビーは枝の節々から気根を出し、壁や樹木などにくっついて這うように広がっていく性質を持っています。
その性質を利用して、道路端やマンションの壁面に這わせてグリーンカーテンに仕立てるなど、公共緑化に利用される事も多く、色々な場面で活躍しています。
観葉植物から公共緑化まで、とても用途の広い植物。それがアイビーなのです。
風水的にも素晴らしい効果を持つ観葉植物アイビー
風水では、観葉植物は部屋の悪い気を吸収し、良い気を呼び込む効果があるので、インテリアとしておすすめだとされています。
なかでもアイビーは、金運をアップさせる効果があるとされています。健康運や金運に関わる玄関やトイレに置くと良いそうですよ。
アイビーは日陰に強く、直射日光に弱い性質を持っていますので、そういう意味でも玄関やトイレは置き場所に向いているのです。
アイビーは色んな場面で活躍する、とても凄い観葉植物だという事がご理解いただけましたでしょうか?
続いては、観葉植物アイビーの種類をご紹介します。
種類が非常に多いアイビー
観葉植物アイビーの種類は大きく分けると「カナリエンシス」「ヘリックス」「コルシカ」の3つになります。
園芸店やホームセンターなどで見かける園芸品種の多くはこの中の「ヘデラ・ヘリックス」、英名「イングリッシュ・アイビー」です。
このヘデラ・ヘリックスに分類されるアイビーの種類は非常に多く、園芸品種として登録されているものだけでも500種に上るそうです。日本でも100種ほど導入されています。
非常に数が多いため、全てをご紹介する事は不可能です。そこで、代表的な品種に絞ってご紹介します。
ヘデラ・カナリエンシス(カナリー・アイビー)
大葉の常緑性庭園用アイビーで、グランドカバーとして最も多く使用されている品種です。
一年中緑を保ち、非常に生命力が強く、日なた、半日陰のどちらでも丈夫に育つため、道路分離帯や法面(のりめん)緑化、壁面緑化など、様々な場所で活躍しています。
名前の意味は「カナリー諸島のアイビー」で、「オカメヅタ」という別名もあります。
ヘデラ・カナリエンシス・バリエガータ
ヘデラ・カナリエンシスの斑入り品種です。
冬に紅葉するという、ちょっと変わった性質がある観葉植物アイビーです。気温が零下になると、葉の縁が赤く色づきます。
耐寒性はありますが、積雪や寒風には弱いので気をつけて下さい。
前にも書きましたように、観葉植物アイビーの中で最も種類が多いのが、このヘデラ・ヘリックス種。園芸店で見かけるアイビーの園芸品種も、ほとんどがこの種に属します。
ピッツバーグ
観葉植物アイビーの代名詞とされているほど、園芸品種の中でも特に増産されているポピュラーな品種です。
丈夫で耐暑性・耐寒性もあり、生長も早い事から人気が高く、園芸店やホームセンターなど、様々な場所で容易に手に入れられます。
グリーンリップル
尖った葉と鮮やかなグリーンが特徴的なアイビーです。名前の意味は「緑のさざ波」。
耐寒性があり、戸外で越冬が可能です。流通が少ない品種ですので、入手は少し難しいかもしれません。
シャムロック
グリーンフェザーという古いアイビーからの派生種で、国内の市場にも多く出回っている品種です。
グリーンリップルよりも濃い緑色で、白い葉脈とのコントラストが綺麗なアイビーです。
スイートハート
丸みを帯びたハート形の葉が可愛らしいアイビー。もちろん、その愛らしさで人気も高い品種です。
丈夫でとりわけ耐陰性が高く、育てやすいところも人気です。
グレイシャー
白斑入りアイビーの代表格と言われている品種です。公共施設や学校、家の壁など様々な場所で見かけます。
グレイシャーは「氷河」という意味。登はんや下垂にも優れているのが特長の人気品種です。
ゴールドチャイルド
黄金色のようにも見える黄斑が特長のアイビーです。その色合いの美しさから高い人気を誇っています。
黄斑が入る品種の中では最もポピュラーな品種で、カエデのような小さな葉も可愛らしいと人気です。
ヘデラ・コルシカ(ペルシアン・アイビー)
英名をペルシアン・アイビーと言います。アジア、イラン、コーカサスに分布するアイビーで、ヘリックス種に比べると葉が大きく、直径10~15cmほどになります。
葉の形が丸みを帯びているのも特徴です。
この他にもヘデラ・ネパレンシス、ヘデラ・ロンベア、ヘデラ・パスツチョフィーなど観葉植物アイビーの種類はまだあります。
初心者にも育てやすい観葉植物
アイビーは総じて暑さ寒さに強く、丈夫なので初心者向けの観葉植物とされています。
耐陰性もあり、病気にも強いので、観葉植物を育ててみたいという方が最初にチャレンジするのにも良いでしょう。
しかし、どんなに育てやすい植物でも、生きている以上はやり方を間違えると枯れてしまいます。
育てやすい植物だからこそ、基本の育て方をしっかりおさえておきましょう!
地域や地植えか鉢植えかなど、環境条件で異なってくる
四国、九州といった暖かい地域で観葉植物アイビーを地植えで育てる場合は、4月~10月の間で育てる事ができます。できれば3月下旬~4月上旬、少し寒い地域でしたら5月上旬の間に植えると良く育ちます。
ただし、寒冷地では地植えにすると霜にやられて枯れてしまう事がありますので、寒冷地での観葉植物アイビーの地植えは、あまりおすすめできません。
観葉植物アイビーは直射日光に弱く、夏の日差しに当たると葉焼けを起こしてしまうので気をつけましょう。しかし、全く日に当てないというのも良くありません。
観葉植物アイビーは耐陰性もあり日陰でも育ちますが、日に当たった方が葉の色が良くなりますし、特に斑入りの品種の場合は、日照不足になると斑模様が薄くなったり消えたりします。
庭木の側の木陰などの半日陰になる場所、風通しの良い場所を選んで植え付けましょう。
直射日光に気をつけて管理する
鉢植えの場合は5月~9月頃に植え付けます。
観葉植物アイビーは、耐暑性はありますが夏の強い日射しには弱いので、普段は明るい日陰で管理し、夏は直射日光が当たらない、風通しの良い場所に移動させて管理します。
市販の用土でもOK
観葉植物アイビーは、水はけの良い弱酸性の土を好みます。観葉植物用の培養土が市販されていますので、初心者の方はそちらを利用する事をおすすめします。
自分で配合する場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:皮砂1の割合で作ります。
水はやり過ぎに気をつける
アイビーは、乾燥に強い観葉植物ですので、水のやり過ぎに気をつけます。地植えの場合は、連日雨が降らず、乾燥した時のみ与えて下さい。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。ただし、生長が鈍くなる冬は水やりの回数を控えて、乾かし気味になるように管理します。
少しずつ切らさないように施すのがポイント
冬以外の季節は、2ヵ月に1回の割合で固形の緩効性肥料を施します。一度にたくさん施すのではなく、少量ずつ、切らさないように施すのがアイビーの肥料のやり方です。
注意点は、生長が鈍くなる冬は肥料をやらない事。肥料焼けを起こしてしまいます。
いつでも可能
アイビーの剪定の時期は特に決まっていません。伸びすぎた、と思った時に、好きな位置で切りましょう。
アイビーは節があれば、そこから芽を出す事ができるので、特に剪定する位置は決まっていません。自分で好きなように切り戻して下さい。
剪定の時期は特に決まっていませんが、おすすめの時期はあります。それは5月と9月。アイビーは夏が一番良く生長するので、この前後に切り戻すと丁度良くまとまるのです。
高温乾燥時期に注意
アイビーは基本的に病気に強い植物ですが、葉が密生しているため、高温乾燥時期になるとハダニが発生しやすくなります。
ハダニは非常に小さく葉裏に発生するため、見つけにくいですが、発見次第すぐに薬剤散布で退治しましょう。
ハダニは薬剤への耐性がつきやすいので、2~3種類の薬剤をローテーションして使うようにしましょう。
通気性が悪いと病害虫が発生しやすいので、風通しの良い場所に置く事も大事です。
いかがでしたでしょうか?
観葉植物アイビーについて、色々と見てきました。
見た目が愛らしくて育てやすく、風水的にも良い効果を持つ観葉植物アイビー。ぜひ、育ててお部屋を素敵に飾るインテリアとして、お役立て下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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