2016/08/17
やまだーこうち
2016/03/22 更新
多肉植物、大好き!という人は大勢いるはず。たくさんの種類があり、ぷっくりしてて可愛いですよね。実は、多肉植物は葉ざしで簡単に増やせるんです。葉ざしは時間はかかりますが、可愛い根がでてきて育つのが楽しみになります。そして経済的!簡単にできる葉ざしをご紹介します。
知っている人も多いかと思いますが、多肉植物とは葉や茎、根が肥大化して水分を蓄え乾燥に強い植物のことです。主にアフリカ南部やメキシコ、マダカスカル等に自生しています。多肉植物は砂漠や高山で生きていくために、水分逃がさないように肉厚になったり、茎が太く短くなったりしています。種類は2万種類を超えると言われていて、色も形も様々です。色々な多肉植物を葉ざしで増やしてカラフルな寄せ植えを作るのも素敵ですね。
多肉植物の増やし方はいくつかあります。
葉ざしや茎さし、株分けなどです。中でも葉ざしはとても簡単にできます。自宅にある多肉植物ですぐにできるので。ぜひ、実践してしみてください。
多肉植物の葉ざしはとても簡単にできます。方法はとてもシンプルなので、ちょっと注意するところをおさえておけば、高い確率で成功します。
葉ざしに良い時期は?
多肉植物の葉ざしをするのは、春か秋がおススメの時期です。夏、冬は葉が腐れたり、発根に時間がかかるかもしれません。
①多肉植物の葉を準備しましょう
触ってしまって取れてしまった多肉植物の葉を準備してください。もしなければ、今ある多肉植物から取ることもできます。
茎と葉をしっかり持ち、左右に動かせば簡単に取れます。必ず付け根からキレイに取ってください。
付け根がつぶれているものは、根が出て来ません。
多肉植物の葉の付け根ががつぶれてしまっています。これでは根が生えてくることは期待できません。葉ざしは100パーセント根が出てくるわけではないので、なるべく綺麗な葉を使って、発根するものをたくさん育てましょう。
②必ず乾いた土で
鉢やバットに乾いた土を準備してください。葉ざしをする葉の数に合わせて大きさは合わせてください。葉が腐れてしまうので、必ず乾いたものを用意してください。
③土の上に並べる
準備した多肉植物の葉を付け根を上にして並べます。葉ざしというので土に挿してしまうかもしれませんが、まだ土の上に並べるだけです。
根が出てくるまでの間は水遣りは、葉が腐ってしまうのでしないで下さい。
④数週間待つと
2週間程経つと、多肉植物の葉の付け根の部分から可愛い根っこが出てきます。葉ざしは時間はかかりますが、段々と育つ様子を見ているととても可愛く楽しみになってきます。
葉ざしでは、根よりも先に芽が出てくるものもあります。
根が出てきたら、土に軽くくぼみをつけて、根の部分が隠れるくらいに土をかぶせてあげてください。
ここからは霧吹きなどで少しずつ水をあげ始めてください。
葉ざしで子供の芽や根が出てくると、元の多肉植物の葉がしわしわになってきますが、そのままにしておいてください。新しい芽や根に栄養をあげてしまうとカラカラに枯れてしまうので、そうなった時に取ってあげてください。
⑤植え替えても大丈夫です
元の葉が枯れてしまって、ある程度大きく成長したのなら植え替えも大丈夫です。
お好きな鉢に植え替えて飾ってもいいし、お友達にプレゼントするのも喜ばれるでしょう。
葉ざししてから長い間成長を見守ってきたので、多肉植物が大きく成長した姿を見るのは楽しいでしょうね。
多肉植物の種類によって葉ざしに向いているものや、向いていないものがあります。そこを考慮して葉ざしをするようにしてください。
初恋
初恋(またはパープルキング)という名前の多肉植物です。葉ざしで増やすことができます。
株分けでも増やすことができます。暑さには弱いので、夏は半日陰の風通しの良いところに置いてあげてください。
白牡丹
夏の蒸れに弱い多肉植物なので、半日陰の風通しの良い場所を好みます。それ以外は直射日光に当ててあげてください。
ブロンズ姫
葉ざしで簡単に増やすことができる多肉植物です。名前の通り、銅のような茶色っぽい色をしています。秋になり低温にさらされると、綺麗に紅葉します。
虹の玉
葉ざしで増える多肉植物です。日当たりが良く、乾燥させて育てると赤くなります。反対に、日陰で水遣りを多くすると緑色になります。好みに合わせて育て方を変えてみてもいいかもしれません。
秋麗
中米産の多肉植物です。比較的暑さにも寒さにも強く丈夫ですが、一年を通して風通しの良い場所で育ててください。夏以外は直射日光を好むようです。秋になると綺麗に紅葉します。
葉ざしできますが、時間がかかるものがあります。ですが、根や眼が出てくるのを待つ時間も楽しいものです。気長に見守ってあげましょう。
月兎耳(つきとじ)
時間はかかりますが、葉ざしで増やすことができます。刷毛が生えていてうさぎの耳のようで可愛いです。寒さが苦手なので、冬は必ず屋内で育てることをお勧めします。
桃美人
これも葉ざしできますが時間がかかる種類です。葉がプックリしていて丸っこいのでとても可愛らしいです。夏の湿気により黒斑病にかかりやすくなるので注意してください。
オーロラ
葉ざしできますが時間がかかります。虹の玉と同じセダムの仲間になります。高温多湿に弱く葉焼けしてしまうので、夏場は直射日光は避けましょう。
ロンギフォリウム
時間はかかりますが葉ざしで増えます。暑さや寒さには比較的強いです。秋が深まると綺麗に紅葉してくれます。
これらは葉ざしには向いていません
左から、乙女心・八千代・熊童子です。これらの多肉植物は葉ざしではなく挿し木という方法が向いています。挿し木も簡単に出来るのでぜひ実践してみてください。
葉ざしした後の根や芽の成長が記録してあります。可愛らしい子供が出て着る様子を見て参考にしてください。
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