幸運を呼び込むインテリアグリーン☆観葉植物ドラセナを育てよう
2016/08/24
hardworkingmom
2016/03/23 更新
丈夫で育てやすく、個性豊かな種類が多い事から不動の人気を誇る観葉植物ドラセナ。種類によっては「幸福の木」と呼ばれていて縁起が良い事からお祝いや贈り物にも最適だと言われています。そんな観葉植物ドラセナについて、種類や育て方など色々とまとめてみました。
観葉植物ドラセナとは
観葉植物ドラセナは、熱帯アジアや熱帯アフリカに約50種類が分布する常緑低木です。
葉の形や模様など個性豊かな種類が非常に多い上に、幹が柔らかくアレンジがしやすい事から観葉植物として広く親しまれています。
生命力が強く、丈夫で育てやすい観葉植物なのですが、寒さに弱いので冬場の温度管理には注意が必要です。
別名「幸福の木」
観葉植物ドラセナの種類の1つに「幸福の木」という別名を持つものがあります。その由来はハワイにあります。
「ドラセナを家の前に置いておくと良い事が起こる」という言い伝えがハワイにあるそうです。ドラセナは生命力が強く長寿な事から、ハワイでは垣根としてよく利用されていたそうです。
風水的にも良い運気を齎す縁起の良い観葉植物ドラセナ
観葉植物ドラセナは風水的にも非常に良い植物です。
ドラセナは「陽の気」を持つ植物であるとされていて、気の停滞しやすい部屋の隅に置くと、停滞を防ぐ効果があると言われています。
さらにドラセナと相性の良い東・東南・南・南西の部屋の隅に置くと、金運と開運効果がアップするそうです。
個性豊かで美しい品種がたくさんあるドラセナ
観葉植物ドラセナは、とにかく種類が豊富。それも美しく魅力的で、観賞価値が高いものがたくさんそろっています。
また、生長が遅くあまり背が高くならないため、室内置きに丁度良いという利点もあります。
風水的にも素晴らしい効果を持ち、見た目も美しいドラセナは、まさにグリーンインテリアに最適な観葉植物なのです。
ドラセナと混同されやすい熱帯性樹木コルディリネ
日本でドラセナの名前で親しまれている「ニオイシュロラン」という常緑樹がありますが、これは分類上はドラセナではなく「コルディリネ」という熱帯性の植物です。
ただ、コルディリネはドラセナと見た目や生態がよく似ている事と、ドラセナと同じく観葉植物として栽培されている品種がたくさんある事から、混同されやすいようです。
コルディリネがドラセナと異なっている点は、地下茎があるところ、葉に軸が付いているところなどです。
観葉植物ドラセナの種類は非常に豊富ですので、紹介できるのはほんの一部になります。
人気の高い美麗種や風水効果の高い品種などを中心にご紹介します。
ドラセナ・コンシンネ
ドラセナ・コンシンネはモーリシャス島原産の中型種で、日本には大正時代に入ってきた植物です。先端が尖った細長い葉に赤いラインが入っているのが特徴です。
上に向かって伸びる尖った葉は、ひらめき作用を後押しするので、仕事運がアップすると言われています。
コンシンネは「マルギナタ」という名前が正式名称とされていますが、実際は違う植物だという説もあります。
ドラセナ・コンシンネ”トリカラー”
ドラセナ・コンシンネの改良品種で、コンシンネの赤と緑に、さらにクリーム色が入る葉の色が美しいと人気の品種です。名前の由来は三色を表わす「トリコロール」から。
コンシンネには多くの園芸品種がありますが、その中でも人気の高い代表的な園芸品種です。
ドラセナ・コンシンネ”レインボー”
ドラセナ・コンシンネ”トリカラー”の改良品種で、葉全体が赤味を帯びた色合いが虹のように見える事から”レインボーの名前が付きました。
鮮烈な赤味の強い色合いが印象的な観葉植物で、他の植物とはまた違う演出ができるとやはり人気の高い品種です。
ドラセナ・サンデリアーナ
「ミリオンバンブー」「マンネンダケ」などの別名を持ち、開運・金運アップに良い効果があると言われている観葉植物です。
中国や台湾では金運を呼ぶ植物とされ、何本も束ねて鈴を飾った鉢植えが縁起の良い装飾品とされているそうです。
風水では西北の位置に置くのが良いとされているそうです。
ドラセナ・フレグランス
ドラセナ・フレグランスはギニア、ナイジェリア、エチオピア原産で、和名は「ニオイセンネンボク」と言います。とても良い香りのする花をつける事からフレグランスという名前がつきました。
原産地では大型種とされ、6mにもなる巨木もあるそうですが、鉢植えの観葉植物となるとあまり生長せず、15cmほどのミニサイズから150cm~180cmくらいほど生長するものがあります。
ドラセナ・マッサンゲアナ
別名「幸福の木」。ドラセナというと、この品種を指す事が多い園芸品種で、ドラセナ・フレグランスの代表品種でもあります。
ハワイではこの木を家の前に置くと幸福を招くとされていました。縁起が良い事と、鮮やかな斑入り葉の美しい姿とで人気が高く、贈り物や開店祝いの観葉植物としても大人気の品種です。
ドラセナ・レフレクサ
インド、モーリシャス、マダガスカル原産の大型種です。光沢のある鮮やかな緑の葉を放射状にたくさん出し、枝分かれする品種です。
和と洋、どちらの雰囲気にも馴染みやすい特徴を持つ観葉植物で、葉に美しい模様が入った園芸品種もあります。
ドラセナ・レフレクサ”ソング オブ ジャマイカ”
ドラセナ・レフレクサの突然変異種で、濃緑色に黄緑色の縦縞の斑模様が入った美しい葉が特徴の観葉植物です。
お部屋に飾るとシックな雰囲気にしてくれます。「ソング オブ バンコク」の別名で呼ばれる事もあります。
ドラセナ・コンパクタ
光沢のある濃緑色の葉が密に生えるのが特徴の観葉植物です。ドラセナ種の中でも生長が特に遅いため、名前の通りにコンパクトな姿を長く保ちます。そのおかげで場所を取らずに育てられるのもこの品種の大きな魅力の1つ。
耐陰性も強く、半日陰でも育てられます。乾燥した部屋の中で育てる場合は、毎日霧吹きをしてやると葉の艶を保ち、病害虫の予防にもなります。
ドラセナ・デレメンシス・レモンライム
ドラセナ種の1つ”ワーネッキー”の枝変わり種で、名前の通りの鮮やかなレモンライム色の葉が特徴の観葉植物です。一鉢飾るだけでお部屋の雰囲気が明るくなります。
耐陰性に優れているので、室内のどこにでも置く事ができます。美しさと育てやすさが両立している観葉植物です。
観葉植物ドラセナの種類は、この他にもまだまだたくさんあります。どれも皆、個性的で魅力的なものばかりですよ。
それでは次は、観葉植物ドラセナの育て方をご紹介します。
観葉植物ドラセナの育て方
ドラセナは丈夫で生命力も強く、初心者にも育てやすい観葉植物です。
とはいえ生きている植物である以上、間違った手入れをしていたら枯れてしまう恐れがあります。
育て方のポイントをしっかり把握して、元気に丈夫に育てましょう。
健やかな生長に日光は絶対必要。ただし葉焼けには注意
日当たりの良い場所の確保は、ドラセナが健やかに育つために絶対必要な条件です。ドラセナは耐陰性はありますが、それでも日照不足になると葉の色艶が悪くなり、成長も阻害されてしまいます。
室内で管理するのなら、窓際などの明るい場所に置くのがおすすめです。どうしても暗めの日陰になってしまう場合は、1週間の内の4~5日、1日5時間程度は日光浴をさせて下さい。
ただし、強い日射しに当たると葉焼けを起こしてしまいますので、直射日光にあてるのは避けましょう。特に日射しが強くなる夏は要注意。明るめの日陰に避難させておきましょう。
また、ドラセナの耐寒気温は品種によってまちまちですが、総じて耐寒性はあまり高くありません。冬の管理は気温に注意しましょう。
エアコンの風があたる場所では、乾燥で葉が枯れる事もありますので注意が必要です。
乾燥を好む植物なので、水のやり過ぎに注意
ドラセナは多湿を嫌い、乾燥を好む観葉植物です。なので、水をやり過ぎると根腐れを起こしてしまいます。水のやり過ぎには要注意です。
生育期の春から秋は水をよく吸収しますので、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。あまり水を必要としなくなる冬は、土の表面が乾いて数日してから与えます。気温が10度以上に保てる場所でしたら、少し回数を多めにします。
空気が乾燥している時は、夏は毎日、冬は適度に葉に霧吹きをしてやりましょう。葉の色艶が保たれ、害虫の発生も防げます。
定期的に置き肥を施すだけでOK
5月~9月の生育期に、観葉植物用か緩効性化成肥料の置き肥を2ヵ月に1回与えるだけでOKです。
置き肥がない場合は、2週間に1回のペースで薄めた液体肥料を与えます。
9月以降は休眠期に入りますので、肥料を与える必要はありません。
初心者には市販の用土がおすすめ
ドラセナは水もちと水はけの良い土を好みます。自分で土を用意する場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜて使用します。
初心者の方や、自分で作るのが面倒という方は、市販の観葉植物用の培養土でかまいません。
生育期に植え替えを行う
日本では鉢植えが主流のドラセナ。順調に生育していると、いずれは根詰まりを起こしますので、時期を見て植え替えを行う必要があります。
鉢の底から根が伸びてきたり、水がなかなか下へ通らないような状態になったら植え替えのタイミングです。
ドラセナの植え替えの適期は5月~9月です。ただ、真夏はダメージが大きくなりやすいので、できるだけ真夏の7月~8月は避け、5月~6月、9月頃に行うのがおすすめです。
株を鉢から抜いて、古い土を3分の1ほど落として根をほぐしてから、新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えます。
バランスが悪くなったら切り戻す
ドラセナは上に伸び続ける性質があるため、放置していると伸び過ぎで草姿が悪くなってしまいます。また、枝が伸びて混みあうと病害虫の発生原因にもなってしまいますので、切り戻して整理します。
切り戻しの適期は5月~7月です。草姿が悪くなったと感じたら、育てたい高さで茎を切れ味の良い剪定鋏で切り取ります。
しばらくすると切り口の下から新芽が出てきますので、風通しが良く日当たりの良い場所で管理します。
乾燥期につくハダニやカイガラムシに注意
病害虫に強いドラセナですが、空気が乾燥する時期に、ハダニやカイガラムシが発生しやすくなります。
カイガラムシは幼虫の内は薬剤で駆除できますが、成虫になると薬剤が効き辛くなります。成虫を発見した場合は、ピンセットや歯ブラシで取り去ります。大量に発生している場合は強い流水を当てて取り除きます。
ハダニは見つけ次第、専用の薬剤を散布して駆除します。また、湿り気を嫌う性質がありますので、葉の表と裏に霧吹きをしてやると効果的です。葉の色艶も良くなります。
いかがでしたでしょうか?
観葉植物ドラセナについて色々と見てきました。
個性豊かで美麗、風水的にも良い効果を齎してくれる素敵なグリーンインテリアでもあるドラセナを、ぜひ上手に取り入れてライフスタイルのランクアップにお役立て下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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